My small kitchen in London- 私のキッチンから生まれるロンドンでも(!)おいしい生活

ウマいものは手作りしたい! 食いしん坊fultaroの料理日記とロンドン生活記

ロンドンのクリスマス ④ ボクシングデー フランチェスカのXマスランチと私のミンスパイ

2013-12-27 21:44:21 | ロンドン生活


今年のクリスマスも無事に終わり、私は今日から又仕事。
ああ、大晦日から1月2日までの休みが待ち遠しい。

昨日の26日、ボクシングデーは元同僚の友人からクリスマスランチ(結果的にはディナーになっちゃったけど)に招待されました。
私はロンドンの南西、彼女達は北ロンドンに住んでいる為、2時間かけて行ってきました。
元同僚の家には何度も行って、その友人にも会ってますが、その友人宅に行くのは初めて。
せっかくなので、私も「イギリスでクリスマスといえば」のミンスパイを作って持っていくことにしました。

このミンスパイは一年中スーパーなどに置いてありますが、クリスマスとなるとその消費量は大変なことになる代物です。
クリスマスが近づくと平積みにされて売っている。
売っているものはかなり甘いので、手作りの今回は甘さ控えめで作ってみました。

ミンスパイはミンスミートという肉ではなく、レーズンやリンゴ、レモンやオレンジのピールを煮たものをタルトに詰めて、上にも生地でフタをして焼いたものです。
今回は家に干しクランベリーがあったので、それを混ぜて酸っぱさをプラス。
フタにする生地もクリスマス風にしてみました。





同僚の友人宅に無事付き、お部屋拝見。
いたるところに和食器があってびっくり。好きなんだそうです。
赤を基調にした素敵なテーブルセッティングで迎えてくれました。



肝心の料理は・・・。
私お腹すいてて、写真撮るの忘れて食べちゃいました・・・ すみません・・。
いろいろ考えてメニュー考えてくれたみたいで、スターターは何、メインは・・と書かれたノートを見つけました。
一生懸命考えて作ってくれてありがとうフランチェスカ。みんおいしかったよ。

元同僚(右)と今回招待してくれたフランチェスカ。
私がプレゼントしたおそろいの部屋用靴下をはいて。


肉が焼きあがった頃には、匂いがしたのでょうか、庭にキツネが現れて。
写真を撮ろうと思ったら逃げられちゃいました。
毛並みの良い、若そうなキツネ。
イギリスではロンドンでもよく見かけます。
私も初めて見たときには犬かと思った。

ま、クリスマスは終わったっていっても、また年末に突入なので、クリスマス気分はまだまだ続きます。
実際使ったクリスマスツリーは年明けも家の中にあるし。
新年には角松的な役割も果たし(そんなわけないか)ひとつで2度おいしい。
私はとにかく早くゆっくりしたい。クリスマスの2日だけの休暇じゃとても疲れはとれません。
まだまだこれから寒くなります。皆さんも疲れを残さずこの冬を乗り切ってくださいね。


ロンドンのクリスマス ③ ローズのクリスマス料理とティラミス

2013-12-26 00:13:16 | ロンドン生活


今年も12月25日、クリスマスの日を迎えました。
今までの仕事の疲れが溜っていた私は朝寝坊。
朝起きた時には、手の指がむくんでて体も重い・・・。
どれどれ天気は?
ブラインドを上げたらますまずの青空。
散歩にでもと思ったが、疲れているせいかやっぱりおっくう。
でも天気がいいうちに・・と、どうにか身支度して外に出ました。
今日は店も駅も閉まってる。静かです。





いつも花屋のストールがでている場所には、売れ残りのツリーが放置されて・・・。
もう25日だから誰も欲しがらない・・。
せっかく切られたのにかわいそうにね、飾り付けもされずに枯れちゃう。



短い散歩を終えて家に帰ると大家が毎年のようにバンドーロのクリスマスプレゼントをくれました。
うちの大家はロンドン生まれのイタリア人。大家の話によれば、一昔前までイタリアでクリスマスといえば、皆パネトーネ(パンドーロのドライフルーツ入り)とワインをプレゼントしていたとか。
 
当分の間私の朝食になるパンドーロ


25日のクリスマスは家庭の主婦にとっては大忙しの日。
朝は早くからローストするターキーや大きなチキンを仕込んで、オーブンに入れないと。
付け合せの野菜などもあるし、やることもいっぱい。

大きなクリスマスツリーは先週のうちに飾り付けが終わり、その足元にはプレゼントが用意されていました。
私はここ毎年クリスマスリースをプレゼントしていましたが、今年はとても忙しく、いいリースを探す時間も花屋に行く時間もなかったので、目についた「トナカイ」(下)をプレゼントしました。




ファミリーの日なので、あまり邪魔はしたくないと思っているのですが「呼んだら来るのよ、もうすぐだから」とクリスマスの席に呼ばれ・・。

テーブルセッティングも終わり、あとは料理を待つばかり


イタリア式の前菜、ハムとオリーヴ、フェタチーズ。それに大家の妹リタの作った、これまたイタリア料理の「バカラ」という塩タラを使った一品も加わってスタート。
うん、うん、おいしい。



「バカラ」とそれを作ったリタ(中)




軽くペロリと平らげた次に来たのは、ビーフ、ポーク、チキンのローストに付け合せのニンジン、パースニップ、ブリッセルストラウツ(芽キャベツ)とローストしたポテト。
話をしながら食べると、とてもじゃないけど満腹中枢がオンになって食べきれない量。
残したくないので、食べることに集中。
だけど、チキン数切れとポテトがフィニッシュできない。
後で食べるからとアルミフォイルに包んでもらったら、残ってた野菜も追加されて・・。
これは煮てスープにしちゃおう。今日はもう食べられない。



そして最後にティラミス。
これは毎年お決まり。イタリア人だからね。





おいしいティラミスも平らげて、お茶もごちそうになり、体全体が胃になった感じ。
ああ、座ってても、横になっても苦しい。

どーしよーと思っていたら徐々に睡魔が。
デザートの後のカラオケが始まっていましたが、私は自分の部屋に戻りごろり。
ちょっと昼寝したら残っていた疲れもとれ、いつもどおりに復活。
さて、掃除と洗濯しなくっちゃ。

こうしてイギリスのクリスマス、皆食っちゃ寝、食っちゃ寝の一日はほぼおわり。
この「お腹いっぱい」の日々は新年まで続きます。ま、これは日本も同じだけどね。
そして、新年の本屋のウィンドーはいつもようにダイエット本が飾ることになる。
皆さん、年末年始の食べすぎには気を付けましょうね。
でも、おいしい一日でした。ローズ、ありがとう。ごちそうさま。

大家一家。シマシマ服がローズ











ロンドンのクリスマス ② 準備に追われる町。日本と英国のクリスマス意味的ギャップ

2013-12-25 00:45:59 | ロンドン生活


仕事に追われ追われて、はたと気が付けばとうとう24日。クリスマスイヴの日になってしまいました。
仕事、仕事で体はへろへろ。
クリスマスでやっと休めるとホツとしています。

25日のクリスマスを明日に控え、24日の今日はどこもかしこも早めに店じまい。
いつもは遅くまで開いているスーパーやレストランも、私が帰る頃には暗くなっていました。
車の量も少なく、帰りのバスはとてもスムーズ。
ロンドンに住む多くのヨーロッパ人や地方に両親のいるイギリス人は帰省するため、道に駐車してある車も面白いくらいさっぱり無くなり、いつもこうすっきりだといいのになぁと帰宅途中で思った今日でした。

ロンドンの主な中心地にはナイトバス(夜中も走っているバス)がありますが、今日はそれもなく静かです。
明日は電車もバスも走ってないので、徒歩または自転車でないと行動はできず、晴れれば散歩するにはもってこい。

そう、英国・ヨーロッパのクリスマスは日本のそれと大きく意味合いが違っています。
宗教的なことは置いといて、ヨーロッパのクリスマスは家族の日。普段は離れて住んでいる人たちも、当たり前のように帰省し、クリスマスは家族そろって過ごす日です。日本のお盆とお正月を混ぜたような感じでしょうか。

「日本はクリスマスお祝いするの?」
と聞かれ、ロンドンに来たばかりの頃は24日はカップルの日でね、ホテルとかレストランを予約してロマンチックなディナーを食べるなんて本当の事(!!)を言っていたのですが、そのたびに怪訝な顔で見られ、恥ずかしい思いをしたので今は言いません。
ただ「日本ではクリスマスはお祝いしません」と答えてます。

今回はこの二週間ほど撮りためていた写真を織り交ぜ、クリスマスの準備に追われるロンドンの町をご紹介させていただきたいと思います。



このクリスマスツリーの路上販売が出ると「もうそんな季節か来たか」と毎年。
いったい毎年何本のクリスマスツリーが切られるのか。この青々としたツリーも来年の初めに無残な姿になり・・・それは又来年ご報告したいと思います。
下の写真のように大体カットされたツリーが売られますが、今年は上の写真のように育てられるツリーが売られているのを見ました。ちゃんと世話すれば来年も使えて○。

この機械に通して・・・


こうなって、持ち運ぶように


マーケットでもクリスマスリースやキャンドルも。




家の最寄駅そばの花屋のストール


店はクリスマス商戦で大忙し。忙しい私は幸いにもオックスフォードサーカスあたりに出る暇もなく人ごみが嫌いな私にはかえってよかった。

近所の自転車屋さんも頑張って包みました。開けるの大変そう。でも自転車ほしいな。


本屋の本もドレスアップして


肉屋もターキーの注文取りに精を出してます。


こんな人や


こんなワンちゃんも


教会の空いたスペースを利用した臨時クリスマスツリー屋




こうして一年で一番重要な日を明日に迎えるロンドン。
明日はゆっくり朝寝坊させてもらいます。
クリスマスの準備に追われるロンドンの町。
そして最後に仕事に追われる私はクリスマス後も続きます。

チーズもどっさりとこんなに・・。




日本のクリスマスは24日がメインで、25日は「売れ残りのケーキ」的表現をされますが、本来は25がメインのBig Day。
家族や親しい友人に日頃の感謝と、お互いの健康や幸福を願うのにはとてもいい日だと思います。
私も私のブログを見てくれている皆さんに。HAPPY CHRISTMAS!!


ロンドンのクリスマス ① 職場でのクリスマスランチ  

2013-12-20 10:25:24 | ロンドン生活
おいしい? 満足の顔


早いもので、今年もクリスマスはもうすぐそこ。
職場の従業員食堂にも一足早くクリスマスランチの日がやってきました。

今年はターキーのパーセル(ターキーをベーコンで包み、パーセル-小包-状にしたもの)、付け合せの野菜、いつものサラダバーにデザート類と充実のランチでした。




これがクリスマスプデング
各家庭ではどんぶりを逆さまにした大きさのものを皆で切り分けて食べる。
暖かいデザートでブランディーをかけてフランベし、カスタードソースの「ブランディーソース」をかけて食べる。
日本人には甘すぎて合わないかな。


ケータリングマネージャーも一緒になってサーブしてくれました


年末までまだまだ忙しい毎日が続くので、私も肉を食べないと。
初め見たときには、こーんなに肉食べられないよーと思いましたが、簡単にペロリ。
エネルギー補給しとかないとね。

この日の私のチョイスはこれ。野菜もちゃんと摂らないとね。


勤続20年以上の頼りになるラリー(左)とスタッフのランチを作ってくれるキース(右)
ありがとうキース。おいしかったよ。


皆さんは甘いものに当然(!!)手を出していましたが、甘党でない私はパス。

イタリア人、ファブリッチオ(下)はこの日が今年最後の勤務。翌日には国にクリスマス里帰り。近い人はいいよね。
小さなシュークリームにチョコレートソースをかけて。下に見える赤いのはレッドカラント。うーん、クリスマスだ。

「これこれ、これを食べないとね」ヨーロッパ人は男も甘いもの大好き


私はもうここでターキー食べたから家で作る必要なし?
第一、クリスマスデーの25日とボクシングデーの26日しか休みじゃないし。
だいたい忙しくて買い物にもいけない。
日本人の私は年末年始にそばと餅ですね。
早く休みにならないかなー。
皆さんも忙しい年末、体調に気を付けて、しっかり食べて乗り切ってください。





7日ぶりの休日 トラファルガースクエアのツリーとチェルシー、ホームでのゲーム

2013-12-12 18:24:07 | ロンドン生活
チャンスがあったら飲んでみたい
Roasted Chestnut Latte - ローストした栗のラテ


7日ぶりの休み。ゆっくりしたいところだが、ここでゆっくりしてしまうと何もしないまま年を越してしまいそうなので、やることやっておかないと。

まずは銀行に行って、それから3か月行けなかった美容室に行ってきました。
これでどうにかぼさぼさ頭で新年を迎えずに済みそう。
私の行っているのは日系の美容室です。
やっぱり日本人の髪は日本人に切ってもらったほうがいい。
ロンドンはファッションの先端の街だからとローカルのところに行っても、日本人の硬く、コシのある髪はこっちの人には切りづらいみたい。
だいたいヨーロピアンの髪は細くてやわらかいからテキトーなカットでもスタイルになるとは、ここではよく耳にする話。
固く、コシのある髪を切る日本人の美容師さんは、やはりそれなりの技術を持っている。
ちゃんと切らないと、それが明らかに仕上がりに出る。
なので、私は・・・というか、こっちにいる日本人は大体日系の美容実に行っている。

ピカデリーサーカスにあるカミユイ


マネージャーのユカさんに担当してもらい、頭の形が悪い日本人でも後頭部に丸みをつけて形よくみせるスタイルにしてもらいました。ユカさん、いつもありがとう。


終わって、ちょうど暗くなった頃だったので近くのトラファルガースクエアへ。
毎年この時期になるとノルウェーから送られてくる大きなツリーを見に行ってきました。
このシンプルなツリーは第二次世界大戦中、英国がノルウェーを支援し、その感謝の印として1947年から巨大なクリスマスツリーが贈られる習慣が続いているそうです(英国ニュースダイジェストより抜粋)。


写真を撮りながらトラファルガー広場の中をウロウロとしていると足元に何かが。


その何日か前に亡くなったネルソン・マンデラ氏追悼の花束やメッセージが・・。
こういうことはあまり日本では見かけませんが、こちらではよく目にする光景です。

ご冥福をお祈りします。

さてあとは家に帰るだけ・・・と思いバスに乗りましたが、すんなり帰れないいつものアレがありました。


サッカー、チェルシーのホームでのゲーム。
スタジアムの近くに住んでいる私はチェルシーのゲームがあるたびに大迷惑を蒙っています。
道路は封鎖され、バス、その他の車両は迂回しなくてはならず、一つの道に2つの道分の車両が流れ混み、大混雑。バスは動かないし、帰りは遅くなるし・・。
この日は休みだったからまだいいけど、仕事の時にこれにあたるとイライラ、イライラ・・。

ハンバーガーの露店が出たり、グッズを売る露店が出たり。
人、人、人。




試合の前に飲んで、チケットが無い人たちは近くのパブへ。
ポリスも動員されて、毎回この騒ぎ。




まだクリスマスって気分じゃないみたいね・・。


試合が始まって、馬に乗ったポリスは一旦引き揚げ。


そして私も引き揚げ。こうして私の休日は終わりました。
まあまあ晴れて、ますまずの一日。
忙しい毎日に備え、家に帰ってゆっくりしたい。
今日も一日お疲れ様。