雑誌「商業界 9月号」で奥住マネジメント研究所の奥住正道会長が興味深い記事を投稿されていました。
要約すると
「近年の流通業不振(特に百貨店)の原因は景気悪化でも消費者ニーズの変化でもない。業態のコンセプトを忘れてしまったから」
とあります。
百貨店に話を絞れば、「Way of Lifeー顧客の生活をこんなにも楽しくできる」と提案していたはずの売り場が、単に売れるブランドの店を集めて、いわゆるショッピングビル的な発想に陥ったところに不振の原因があると説いています。
売れる店は利益に繋がり、売れるということは顧客ニーズを満たしていることになる。この点だけを見れば決して悪いことではありません。
しかし、「提案」することが本来のコンセプトであったはずです。
これでは顧客の認識が「あの店に行けば何かある」から「欲しい物があるから買いに行こう」に変化してしまいます。
前者は顧客行動そのものが「自店に行く」となっていますが、後者は「買い物に行く」という顧客行動の選択肢のひとつになってしまっています。これではでは当然ディスカウント店の様な安売りをコンセプトとしている業態に顧客を獲られてしまいます。
目的と手段が混ざる。
「儲ける(手段)」ことは「企業の存続(目的)」の為にあるのです。
つまり「企業の存続(目的)」の為にならない一過性の「儲ける(手段)」は逆効果なのです。
偽装問題による会社の倒産などは最たる例ではないでしょうか。
ライブドア問題が話題だった頃、誰かが言っていましたね
「金儲けは悪いことですか?」と。
金儲けが悪い訳ではありません。目的を企業意義を忘れてしまったことが悪いことだったのです。

要約すると
「近年の流通業不振(特に百貨店)の原因は景気悪化でも消費者ニーズの変化でもない。業態のコンセプトを忘れてしまったから」
とあります。
百貨店に話を絞れば、「Way of Lifeー顧客の生活をこんなにも楽しくできる」と提案していたはずの売り場が、単に売れるブランドの店を集めて、いわゆるショッピングビル的な発想に陥ったところに不振の原因があると説いています。
売れる店は利益に繋がり、売れるということは顧客ニーズを満たしていることになる。この点だけを見れば決して悪いことではありません。
しかし、「提案」することが本来のコンセプトであったはずです。
これでは顧客の認識が「あの店に行けば何かある」から「欲しい物があるから買いに行こう」に変化してしまいます。
前者は顧客行動そのものが「自店に行く」となっていますが、後者は「買い物に行く」という顧客行動の選択肢のひとつになってしまっています。これではでは当然ディスカウント店の様な安売りをコンセプトとしている業態に顧客を獲られてしまいます。
目的と手段が混ざる。
「儲ける(手段)」ことは「企業の存続(目的)」の為にあるのです。
つまり「企業の存続(目的)」の為にならない一過性の「儲ける(手段)」は逆効果なのです。
偽装問題による会社の倒産などは最たる例ではないでしょうか。
ライブドア問題が話題だった頃、誰かが言っていましたね
「金儲けは悪いことですか?」と。
金儲けが悪い訳ではありません。目的を企業意義を忘れてしまったことが悪いことだったのです。
