長野県中学校体育連盟(長野県中体連)は2021年度をめどに、バレーボール、サッカーなど県大会の予選を行う全競技で、予選を東信、北信、中信、南信の4地区大会から始め、各地区大会への出場権を懸けた郡市大会を廃止する方針を固めました。
理由として、少子化などで参加チームが少なく、郡市大会が開けない地域があるためであり、大会運営や引率に伴う先生の負担軽減も考慮したそうです。
私や2人の息子たちも試合を行った、あの「塩筑」がなくなってしまいます。
まず10月に開く予定の軟式野球の新人戦から、中信地区の郡市大会が廃止されることになります。中信地区の軟式野球は大北、安曇野、松本、塩筑の四つの郡市大会を開いてきました。
このうち大北地域では6月の大会後、三年生が引退して野球部員がいなくなった中学もあり、1チームしかつくれないのが現状です。
すでに北信地区では上水内郡の町村が長野市に合併したことから、10年ほど前に軟式野球の郡市大会を廃止しています。東信地区では来年の新人戦から軟式野球の郡市大会を廃止予定で、南信地区でも今後、廃止を検討していくそうです。
長野県教育委員会は2014年にまとめた「県中学生期のスポーツ活動指針」で、県中体連主催大会の規模や日程について、生徒や運動部顧問の過度な負担とならないよう見直すと規定しています。県中体連としては、指針に沿って数年前から見直しを検討してきたそうで、事務局は「地域や競技によって状況は異なり、無理のないよう柔軟に進めたい」としています。
軟式野球連盟の大会ではすでに郡市での予選会を行わず、地区予選会からスタートしている大会もありますが、中学生にとっては公式戦の数が減ることになってしまいます。
時代の流れで仕方がありませんが、私にとって想い出の多かった塩筑大会。大会はなくなってしまいますが、あの記憶はいつまでも残しておきたいです。