未だ彼方の文化では「恰幅の良い」ことが上に立つ者の器量を示す側面でも残しているんでしょうかね。
古くは中華文化を通して漢字文化圏共通で恰幅の良さが大人(たいじん)の証、な側面があったようです。
北伝仏教の伝播筋で、現在のアフガニスタンあたりだと苦行(断食)中の釈迦像などが作られていますが、中華文化圏に入ると恰幅の良い仏像しか伝わらなくなります(ひょっとしたら、釈尊苦行像が作られているのかも知れませんが・・・・・・)
※仁王や四天王など、仏教の守護神たちは武人らしくムキムキマッチョな造形ですね。
また、中国画の人物は貴人であれば必ず恰幅の良い(BMIが30前後くらいに見える)姿で描かれています。
もちろん、眉目秀麗な美男子ならすらりとした身体で描かれますが。
とはいえ、いくら富と徳を強調するためとはいえ、流石にそれどころではない肥満体(ジャバ・ザ・ハットみたいな)には描きません・・・・・・
尤も北の刈り上げ頭の指導者の場合、「痩せてよかったね」などと発言した途端、発言した人物はその日のうちに刑場の露と消えそうですが。
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