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フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

2017年 今週のレッスン 10月11日〜10月16日  ファン/レクタングル/秋の散歩道

2017年10月11日 | 今週のレッスン

今週は基本形デザインのレッスンです

Basic : ファン
Gradually : レクタングル
Professional: 秋の散歩道 (ヴィゲタティーフ)

「ファン」は扇を広げたようなアウトラインですが、
忘れがちなのが奥行きです

くれぐれも薄っぺらな印象にならないように
気をつけましょう

密度の変化をつけることも必要です
初級、中級の方たちにはこの密度変化がなかなか難しく感じると思います
あらかじめ、密度を濃くする部分にグリーン類を入れておくと
作りやすくなります

「レクタングル」はGraduallyの基本形の中でも難しいデザインです
コンポートカップの上に底面が正方形の直方体(つまり、縦長の箱のような形)が乗っている
そんなデザインです

直方体の面は平面です
また、各辺は直線です
底面と上面は正方形で、面積は同じです
(なんだか数学っぽい感じです(^^;;が)

もう、お判りですね?
超難しい💦形なのです

初めて作って、決してこの通りには出来上がりませんので、
ご安心ください
回数を重ねて練習して初めてできる形です

一つ、綺麗に見えるコツをあげるとすれば
最初に作る直方体の底面と上面のそれぞれの角を揃える事
それから、角に使用する花材はしっかりと存在感のある花を使う事

ですよ(^_-)

「秋の散歩道」(ヴィゲタティーフ)はテキストには「植生感という意味」とありますが、
「植生感」とは?どういう意味でしょう?

ちょっと難しい話になりますが、「ヴィゲタティーフ」には3通りの考え方があります
①自然植生的:自然の法則に従って花材の組み合わせを考慮したデザイン
②生長的:自然環境の中で、いかにも育っている様子、太陽に向かって伸びていく姿を表現するデザイン
③自然的:生長する環境は季節感が異なる、実際の自然の中では存在しない組み合わせの花材だが、
     作品から受けるイメージが自然的なもの

今回は③の「自然的」ヴィゲタティーフになります

この作品を作る人やまた見る人が、「自然だわ〜」「ナチュラル〜!」という気持ちを感じればOK!なのです




























































     


























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