小池都知事が豊洲市場にストップをかけて、その時の市場長等を処分した。
技術屋の私から見たら、建物の下が空間になっているのは非常に理にかなっていると考える
4.5mの盛土を提案した有識者の話によればどのみち有毒物質は拡散され、地表に出てくるとのこと。
その時に、浄化する空間がなければ大問題なのではないか?。多分、都庁の優秀で純真な職員が万一のことを考慮し地下空間を確保したのであろう。私は有毒物質の専門家でないので、有毒物質と市場との問題まではわからない。(基準オーバーでも、大幅に基準以内に処理できれば問題はないと思うが、小池都知事は否定がモットーらしいのでどうだろうか。)
この問題は建物の下が盛土されていなかったことがPRされず、都庁内で共有されていなかったことが問題なのであって、組織体制の問題だと思う。
市場長らは盛土の問題を知りうる立場にいなかったらしいので2階級も下げる重い責任を取らせるのは大衆受けするが、私は小池都知事によるパワハラだと思う。
処分を受けた人達は退職した人を除いて異議を言えない立場にいる。
組織体制の問題であれば当時の都知事にもっとも重い責任があるはずだ。
都庁内は都知事が怖く正当な裁きや主張が不可能な状態だと思う。市場長たちは処分の不公正さを裁判所に訴え、法廷で正当な裁きを判断してもらったらどうか。
私は仕事をやりすぎて失敗したことがある。その時同僚に言われたのは仕事をやるから失敗するのだと言われた。大企業や大きい組織では楽しようと思えば仕事を手抜きしても大した問題にはならない。(もう一つ、関心したやり方は、最初に関連部署に連絡票をばらまいて、万一失敗した場合の責任を他部署と共有してしまう人がいた。どうやらこれが正しい仕事のやり方らしい。)
こういうことでは公務員は絶対間違いのないよう仕事をこなさなければならない。始めの時点では何が間違いなのか判断できないこともあると思う。新しい仕事をやってミスをとがめられるようであれば、公務員、特に東京都の職員は余計な仕事はしなくなるのではないか。オリンピックも豊洲並み以上に注目を浴びている。私だったらオリンピックそのものに反対なので、なるべく深入りしないで、責任を取らされないように命令されたことだけをやるだろう。
むしろ、失敗の責任は上司が処理し、果敢に挑戦することの方を認める上司の方が組織にとっても仕事を与えられた人にとっても良い結果が出ると思う。
確か、もうすでにヒ素等の有害物質が検出されている。この分では最後の検査によって有害物質が基準をオーバーするのは確実であろう。小池都知事の頭の中では地下空間はあってはならないものだし、処分のいきさつ上、浄化装置等は認めないだろう。また、9回目の環境検査のために移転延期したかを考えると、豊洲新市場への移転はNGと判断するしかないだろう。
そうなっても東京都は財政が豊か?なので大した問題ではないかも?
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