2018年9月19日。
モルドヴァからウクライナのオデッサへ、バスで入国した僕。
モルドヴァとウクライナの国境付近は、ただひたすらに「冬の草原」だった。
公園では、イルカが地面を泳いでいた(笑)。
オデッサは、ウクライナの南部にある町。どうして僕がこの町に来たかというと・・・
クリミア半島に比較的近いこの町で、ぜひ「クリミア」について探ってみたいと思ったからだ。
噂には聞いていたが、オデッサは美しい町だった。
いかにも「東ヨーロッパ」といった町並みが広がり、人々も穏やかで過ごしやすい。
教会では、たくさんの人々が祈りを捧げている。
冬に訪れたのでもちろん寒かったが(笑)、寒い地域というのは逆に暖房はしっかりしているので、
逆に過ごしやすかったりもする。
あの有名な『戦艦ポチョムキン』にも出てくる「オデッサの階段」の近くでは、
何やら野外イベントが開催されていた。
このホットワインが抜群に美味いんです!!!
調子こいて、「なんでも挟んでくれ!」と言って頼んだサンドイッチ。そしたら、えらいこと高額になってしまった・・・。
たくさんの人が練り歩き、食べ歩き、そして歌って騒いで・・・。
どこの国でも見られる喧騒が、そこにはあった。
そして翌日。
僕はよりクリミア半島に近付こうと、バスターミナルに向かった。
しかし、クリミア半島には第三国の外国人(ウクライナ人とロシア人以外の人)は国境を越えることは出来ない上に、
そこまで向かうバスはないとのこと。
(そもそも今回はロシアビザを取ってないけどね(笑))
とりあえず出来るだけ近くに行って、現地の人の生の声を聴こうとミニバスの出発を待っていたのだが・・・
ぜ~んぜん出発しない(笑)!
朝8時にはバスターミナルにいて、「このバスが出るよ」と聞いていたのに、
2時間半経ってもバスが出ない!
たま~に運転手らしき人がやってきて、無駄にエンジンを吹かすのだが、
結局出ない。
なんやねん、本当に!
ま、そんなのは旅をしていれば日常茶飯事。なんてことはない。
夜にはキエフ行きの夜行バスに乗らなければならなかったので、そこまで時間もなかった。
仕方ないのでミニバスは諦めたのだが、長い時間バスターミナルにいたおかげで、色んな人と色々話ができた。
そこで不思議だったのは、誰1人としてロシアのことを悪く言っていなかったこと。
「ああ、そうね。まぁ、クリミアにはもともとロシア派の人が多いからね。」
「クリミアの何パーセントの人がロシア側の方がいいと思っているか知ってる?90%だよ!」
「逆に、ロシアのような強いリーダーが必要だよ。ウクライナはそこがダメだね。」
なんて意見が聞かれたのだ。
日本の報道を見ていると、ロシアが色々な反対を押し切って武力で制圧したように伝わってくるが、
意外にも、そういった行動を批判する声が聞こえてこなかった。
決して報道を否定するわけではない。ニュースやメディアの存在はとても大切である。
しかし、実際に現地に足を運んでみると、
それだけでは伝わってこない、様々な意見や「空気」が存在している。
ネット検索で何でも調べられてしまうこの時代。
だからこそ、実際に足を運ぶ価値があると僕は思っている。
どのくらいの時間をバスターミナルで過ごしただろうか、何人の人と話をしただろうか。
僕はバス停を離れ、再び町中へ。
そして、夜行バスに乗るためにオデッサ駅に向かった。
さぁ、次はいよいよキエフ、そしてチェルノブイリ。
気を引き締めて出発だ!
株式会社グローカルアースホームページ
http://fujimosensei.com/
著書『中学教師が行く、無計画世界紀行』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00YO9OL3K/ref=cm_sw_r_tw_dp_9x5Bvb0HR324E
モルドヴァからウクライナのオデッサへ、バスで入国した僕。
モルドヴァとウクライナの国境付近は、ただひたすらに「冬の草原」だった。
公園では、イルカが地面を泳いでいた(笑)。
オデッサは、ウクライナの南部にある町。どうして僕がこの町に来たかというと・・・
クリミア半島に比較的近いこの町で、ぜひ「クリミア」について探ってみたいと思ったからだ。
噂には聞いていたが、オデッサは美しい町だった。
いかにも「東ヨーロッパ」といった町並みが広がり、人々も穏やかで過ごしやすい。
教会では、たくさんの人々が祈りを捧げている。
冬に訪れたのでもちろん寒かったが(笑)、寒い地域というのは逆に暖房はしっかりしているので、
逆に過ごしやすかったりもする。
あの有名な『戦艦ポチョムキン』にも出てくる「オデッサの階段」の近くでは、
何やら野外イベントが開催されていた。
このホットワインが抜群に美味いんです!!!
調子こいて、「なんでも挟んでくれ!」と言って頼んだサンドイッチ。そしたら、えらいこと高額になってしまった・・・。
たくさんの人が練り歩き、食べ歩き、そして歌って騒いで・・・。
どこの国でも見られる喧騒が、そこにはあった。
そして翌日。
僕はよりクリミア半島に近付こうと、バスターミナルに向かった。
しかし、クリミア半島には第三国の外国人(ウクライナ人とロシア人以外の人)は国境を越えることは出来ない上に、
そこまで向かうバスはないとのこと。
(そもそも今回はロシアビザを取ってないけどね(笑))
とりあえず出来るだけ近くに行って、現地の人の生の声を聴こうとミニバスの出発を待っていたのだが・・・
ぜ~んぜん出発しない(笑)!
朝8時にはバスターミナルにいて、「このバスが出るよ」と聞いていたのに、
2時間半経ってもバスが出ない!
たま~に運転手らしき人がやってきて、無駄にエンジンを吹かすのだが、
結局出ない。
なんやねん、本当に!
ま、そんなのは旅をしていれば日常茶飯事。なんてことはない。
夜にはキエフ行きの夜行バスに乗らなければならなかったので、そこまで時間もなかった。
仕方ないのでミニバスは諦めたのだが、長い時間バスターミナルにいたおかげで、色んな人と色々話ができた。
そこで不思議だったのは、誰1人としてロシアのことを悪く言っていなかったこと。
「ああ、そうね。まぁ、クリミアにはもともとロシア派の人が多いからね。」
「クリミアの何パーセントの人がロシア側の方がいいと思っているか知ってる?90%だよ!」
「逆に、ロシアのような強いリーダーが必要だよ。ウクライナはそこがダメだね。」
なんて意見が聞かれたのだ。
日本の報道を見ていると、ロシアが色々な反対を押し切って武力で制圧したように伝わってくるが、
意外にも、そういった行動を批判する声が聞こえてこなかった。
決して報道を否定するわけではない。ニュースやメディアの存在はとても大切である。
しかし、実際に現地に足を運んでみると、
それだけでは伝わってこない、様々な意見や「空気」が存在している。
ネット検索で何でも調べられてしまうこの時代。
だからこそ、実際に足を運ぶ価値があると僕は思っている。
どのくらいの時間をバスターミナルで過ごしただろうか、何人の人と話をしただろうか。
僕はバス停を離れ、再び町中へ。
そして、夜行バスに乗るためにオデッサ駅に向かった。
さぁ、次はいよいよキエフ、そしてチェルノブイリ。
気を引き締めて出発だ!
株式会社グローカルアースホームページ
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著書『中学教師が行く、無計画世界紀行』
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