加東市議会議員・藤尾潔の出る杭日記

出ない杭は地面で腐食します。杭を打つ手も結構しびれているはず。
打たれないような杭では使い物になりません。

一般質問

2011-09-16 07:34:30 | Weblog
一般質問の中で、私が書いているブログ等(チラシも含むのだろうか)について、市長から
「一部の言葉だけをとらまえて言うのは止めていただきたい」という話があった。
本会議場でこのように指摘を受けたことは私としても重く受け止めなければいけないと思うが、今まで自分としては故意に一部を切って事実をねじまげるような書き方はしていないつもりなので、ちょっと戸惑いもある、

おそらく、市長が言われているのはチラシの「区長さん方等に説明をし、課税については公平性の観点等からやむを得ないが、都市計画税を課税する限りはきっちり整備もして欲しいとのことだった。」という記述であったり、昨日はこれを質問上「地域の理解を得られた」というように言ったところのことであると思うのだが、
ネット放映の部分から自分なりに書き起こしてみると、市の説明は
「難しいです。新規に税をかけて喜ばれる方はありません。難しいですが、説明を繰り返す中で、区画整理の地域についてはしゃあないかなあ、というような受け止め方を私どもしております。
説明をする中で区画整理をしている地域については課税については仕方がない、じゃあ税で何をしてくれるんだということをどの地域からも言われております。」
ところのことだと思います。

実は昨日の晩からこれを見て「個人的には要約としては許容の範囲だと思うけどなあ」「でも市長が本会議場であそこまでおっしゃったんだからなあ」とPCのディスプレイとにらめっこをしながら考えていました。

ただ、結論としては「これは要約の範囲」という市長と違う解釈でもって結論としようと思い、今までのスタンス通りで行こうと思います。
その理由としては・「課税についてはしゃあない」という言葉と「仕方がない」「理解が得られた」とうのは実体的にはそう違ったことを言っているとは思われないこと
・昨日の説明の主旨としては、「(議会の)委員会で、役員の方への説明会で反対意見が出ていたことをきっちり説明していたか」というところがあるのですが、ネット中継を何度かみる中でも強い反対意見があったというようには読めなかったこと。
市長の「切り取り」のところは、「難しいですが説明を繰り返す中で・・・」というような説明をしているのに、という部分があると思うのですが、これで厳しい反対意見が出ていたことの説明になっているかというと私としては無理があると考えられること。
(一応、市としては他にも”厳しい”という説明はしているとのことでしたが、映像で確認する限り今後の反応についての説明だと考えられる)

本来「反対の声も含めて説明があったのか」というところが軸になるはずだったのだが、「切り取り」に気を取られすぎてかなり不完全燃焼だった。

ただ、自分として「要約の範囲かな」と結論づけたにせよ、市長が本会議で「一部の抜き書き」という認識を示されたことは深く受け止めなければいけないので、ブログタイトルの下に少し注釈をつけさせていただきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まったく逆の認識ですが、
「抜き書き」でむしろ救われているのは市長だと私は思うのです。

今日の神戸新聞にも少し記事が出ていましたが、私が何を問題にしているかを明確にしないのならば、むしろ書いていただかなかったほうがありがたかった。あれでは誠意を込めて謝っている市長を私が追撃でボコボコ殴っているとしか受け止められない。

昨日の一般質問を受けて、私は市長は誠意をもって謝罪などしていない、というように結論づけます。
(↑ここは「私は」で書いているように私の主観です)
「過払いという間違いがあり、怠慢があったことについては 陳謝します。」
ということで、私が昨日問題点にしていたのは
①これはミスではなく不正ではないのか
②7月に議会に補正予算上程したときの説明は適切だったのか
ということでした。これらについて市は認めていないから、(過払いについて)陳謝している市長を私はただしていたのです。

で、①についてですが、私は書類を前提に
・担当者が、完成していないことを十分に認識していながら、
・完成したという検査調書を作成し、
・それにもとづいてお金を支払った
ということは不正経理ではないのか、と質問すると、

市長より「広い意味では不正かも知れないし、間違った行為ではあるが私の認識している不正経理とは違う」という答弁がありました。

あまりの内容だったので、会話をしようとしても次の言葉が続きませんでした。
(出勤のため、途中で投稿)

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
費用負担と整備事業の効果 (akira)
2011-09-17 04:44:15
そもそも都市計画の進め方が異なる2地域(東条町の地域、社町と滝野町を含む地域)が、合併によって一つの市の行政域になったことで、それぞれの住民にとまどいが生じていると思う。本来、都市計画の見直しを実施し、住民の意見を反映した都市整備の方針・方向性を明瞭にしてから、固定資産税(都市計画税)の課税対象区域を変更すべきだった(これは建前論)。
現状では、新たな課税対象地の地価下落が激しい。これは都市整備の大幅な遅れによるもの(小学校、保育所、商業施設等の整備や誘致ができていない)で、むしろ課税を速やかに行い、これを原資に都市整備を急ぐべき。具体的な都市計画の策定があって、都市計画税の課税があると思う。
返信する
住宅マスタープラン過払い (加東市民YM)
2011-09-20 18:12:14
9月15日の藤尾議員の一般質問はよかった。
市当局はあいまいな陳謝の仕方は納得いかない。不正にかかわった職員にどういう処置をするのか、あいまいであった。退職された方に罪を被せて、あとは処分なし、とする可能性がある。引き続き本問題の本質を暴き、市職員が緊張感を持って仕事をするように追求してください。また、品質管理のISO9001は市の業務の手順書を確立するために有効と思います。
返信する
Unknown (藤尾潔(管理人))
2011-09-27 09:15:09
>akiraさん
「今後どうしていくのか」ではなく「今まで使ってきていますから」という理由が前面での課税ですから、難しいところも出てくくるかと思います。当局も「今後どうするのか」という指摘があることは踏まえていますので、今後の説明会等でどう説明をし理解を得ていくか、という話になるのだと思います。

>加東市民YMさん
傍聴していただいていたのですね、最後でしたのにありがとうございました。
処分については、市の方で行う事になっていますので、これで終わりということではありません。どういう認識のもとで今後の対応を市が取られて行くのか、引き続き注視していきたいと思います。
返信する

コメントを投稿