加東市議会議員・藤尾潔の出る杭日記

出ない杭は地面で腐食します。杭を打つ手も結構しびれているはず。
打たれないような杭では使い物になりません。

長雨

2006-07-20 09:31:33 | Weblog
 ここ数日の長雨で、全国的に大変なことになっています。加東市役所も当然のことながら警戒体制での勤務となっています。一部浸水した地域もあり、私も様子を見に行きましたが本当に大変だと思います。私が見に行ったところで何も変わるわけではないのですが…
 防災の面に関しては住民のみなさんの関心も高いところだとは思うのですが、市町村でできる範囲には限界があります。築堤や浚渫などの河川改修は国や県の担当なので、市としては要望を続けていくしかないわけですが、「国や県に要望しています」だけでは被害に遭われている方に納得していただけるとは思えないし。難しいところです。(これは道路改修の話でしたが)議会で「いつまでも県に要望しているだけで済まされるのか。実現までの市としての戦略を示せ。戦略ももたずに毎年要望しています、などというのは住民の不信をにつながる」という発言がありましたが、議会で自らが対案としての戦略も示さずに感情論に訴えて当局を批判しても意味がないわけで、(河川改修の話に戻すと)実際どのような戦略が取れるのかというと頭が痛い問題です。
 かといって行政も手を拱いて見ているわけではなくて、社町では昨年土砂災害防止に関するシステムを構築して雨量データの提供(CATVや市のHPから見れます。そこから加古川の水位のデータにもリンクしています)をしたりしています。
だからといって水を防げるわけではないですけれど、状況を把握して避難等について適切に判断できるようになればプラスですし、今回も御覧になった方も多いかも知れません。このように、特にサービスをしているように見えずに当たり前のように提供するのが行政サービスというのかも知れないなぁ、とふと思ったりしました。このシステムから加古川の板波の観測所の水位を見るとかなり下がってはいるようです。しばらく雨は続くようなので、引き続き警戒が必要だとは思いますが。

 このような警戒態勢なので、役所に行って不用不急の調べごとなどをするのも邪魔になるので、用事がすこしたまってきていたりします。明日には少し落ち着いてくれるといいのですが…

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