gooブログ<大分北部~東部海岸をめぐるカヤッククルーズ>

古から南蛮貿易で海外文化を齎した大分の海(瀬戸内の豊前海~別府湾~豊後水道~日向灘)をカヤッククルーズで紹介します。

●>トップ(カヤッククルーズ/ダイジェスト版)

2017-04-08 22:27:10 | トップ


  海・・・海とこれだけまともに向き合うのは、久し振り・・・

  子供の頃、イ草を干す国東の砂浜は太陽で焼け、海辺に辿り着く
 までに足の裏は半やけど・・・波打ち際でどぶっと海水に漬けても、
 しばらくは痺れて元に戻らない・・・それでも海は絶好の遊び場で、
 毎日を夢中に過ごした。

  職業に就き、遠くは関東まで転勤したが、息抜きで出かける先に
 海があった。北九州(行橋):豊前海・周防灘、調布:三浦半島、
 柳川:八代海、熊本:天草、横浜:山下公園、幕張:外房・内房海
 岸、福岡:志賀島・芥屋海岸・津屋崎海岸・対馬浅茅湾、長崎:長
 崎港・ペーロン・・・

  年齢的に一線を退く時期となり、4年間を博多で単身生活・・・
 時は過ぎても、以前のように充実感は得られない。
 肩を張らず、飽きずに、ただ少しその不足する充実感を補足してく
 れるものがあれば・・・

  大分での勤務となった昨年からカヤックでの沿岸クルーズを始め、
 「X0歳までに豊後水道横断を・・・」の夢を抱いて1件づつ積み
 上げてきたクルーズも2X件目。
 潮、風、波・・・すべての環境条件が後押ししてくれて、念願の(
 当面の)夢・目標は実現した。

  次の夢は・・・まだ言えない。

 とりあえず、少しばかり大分の海の魅力をお裾分けです。


>H29.4 梶寄浦~大島・壇の鼻、先ノ瀬、鶴御崎ショートクルーズ

2017-04-07 21:31:13 | カヤッククルーズ











 h29.4月、今年最初のクルーズは鶴見半島の”梶寄浦”から出艇し、大島・”壇の鼻”
を経由して沖の”舵掛瀬”・”先ノ瀬”を巡るコースと”梶寄”から”鶴御崎”を巡るコース
とした。
当日10時過ぎ、干潮の潮止まりが切れかかる頃、”元ノ間海峡”に漕ぎ出し(中央灯台(仮
称)の手前側と灯台の向こう側を縦走の後)大島・”立花埼”に掛かる。”立花埼”から島沿
い前方(”壇の鼻”)に形の整った風穴が目に飛び込んでくる。近づくとこの風穴、縦横巾、
深度もかなりあって、景観を楽しみながら割と楽に通過できる。この風穴を過ぎて、右手沖
(1㎞弱か)に大きな瀬群が突き立っている。手前に横たわるのが”舵掛瀬”でその先の灯台
が立つ岩礁が”先ノ瀬”である。これ等の瀬の近くは潮流が複雑で速い。地元の漁師さん達に
とっては最高の漁場となっているのであろう。
11時30分前には両瀬をひと廻りして帰路につく。往路通過した”壇ノ鼻”の風穴付近を目
指して漕ぐが、(14時満潮予定の)”元ノ間海峡”の潮の動きが気になる。大島沿いには景
観の素晴らしいポイントがいくつもあったが、12時過ぎには海峡に入り”中央灯台”の脇を
通過していた。

 大袈裟な記述と思われるかも知れないが、ここ”元ノ間海峡”は豊後水道有数の急流で有名
なところであり、特に干・満潮の潮止まりの中間の時間帯は流れが激しく、中央灯台の礎石際
は波が割れて流れる場所である。当日は稀な小潮で殆ど潮流が動かない日であったようだ。

(梶寄の)港の岸壁で昼食を済ませ、13時過ぎ”鶴御崎”へ向けて再び海峡の中央部へ漕ぎ
出す。海峡の外れで多少の潮の動きを感じたが支障なく漕ぎ進める。周囲の岩礁にはグレ、石
鯛狙いの釣り人が散在して上礁していたが、潮の動きが鈍いせいか釣果はあがっていないよう
だ。間もなく”鶴御崎”を廻り込み米水津湾に浮かぶ”横島”を見る位置に到着した。この
”日豊海岸”に聳え立つ”鶴御崎”の南東壁は壮大で美しい。

この日、(”元ノ間海峡”の潮流を体感するため、意識的に5回の海峡漕艇を図ったが満足な
体感を得ることができなかったが)ゆったりと余裕のある漕艇のために穏やかな海を準備して
くれた海神に感謝しなければならない。15時過ぎには無事”梶寄浦”に帰着した。