gooブログ<大分北部~東部海岸をめぐるカヤッククルーズ>

古から南蛮貿易で海外文化を齎した大分の海(瀬戸内の豊前海~別府湾~豊後水道~日向灘)をカヤッククルーズで紹介します。

>H26.5 津久見湾横断(泊ヶ内~保戸島)クルーズ

2014-07-18 23:58:36 | カヤッククルーズ







平成26年5月28日、快晴・微風の好天に誘われ、津久見・楠屋から泊ヶ内、更に津久見湾を横断して保戸島を往復するクルーズを実施した。泊ヶ内は臼杵市と津久見市に跨る長目半島の先端にある”巻き網漁”を中心とした近海漁業の拠点である。また港の内外から見る景観は奇岩景勝の近景に遠く無垢島を、あるいは保戸島を重ね合わせて最高の景観美を誇る。
中世大友氏の時代には、日向灘に睨みを利かす”海部(あまべ)水軍の拠点として”海賊泊”の異名をとったところと聞いている。近場のクルーズ対象地として憧れていた場所の一つであるが、天候に恵まれず随分とお待たせを食らってしまい今回待望の訪問となった。
11:00楠屋漁港を出艇すると、半島に沿って湾内には大規模な養殖筏が並び、半島側の岩場では海藻取りの海士さんが忙しく手を動かす。(津久見側の)楠屋鼻をまわると思わず振り返りたくなる奇岩の岬と入江が続き、海面では小いわしがビチビチとはねる。
11:40待望の”泊ヶ内(海賊泊)”への海からの訪問を実現した。昨年の同時期、工事中の山越えの道を歩いて訪問した同じ場所が懐かしく感じる。昨年と違って”巻き網”船団には人の姿があり、(漁の後の片づけか・・・)忙しく立回っている。港の船揚げ場に上陸後、船団の若者に声を掛けさせてもらうと、筋肉質の外見と違って優しく、にこやかな返答を戴き印象的(心が和んだ)であった。
12:30”ホーカイ様”への安全祈願を済ませ、臼杵側の”飛潮鼻”経由でカヤックは四浦半島先の保戸島を目指して一気に津久見湾を横断していく。(保戸島は”まぐろ”遠海漁業で有名な島である。)
天候に恵まれ、14:00には四浦半島先の狭隘な海峡際に到着。潮は満ち込みに変わっており、日向灘からの流れ込みは水量も伴って激しいものがある。(・・・が気持ちは海峡への乗り込みに掛けている。)青、赤の標織間隔が僅かに10から15mの中央を漕ぎ切ろうとパドルを急ピッチで打ち込むが1本目の標識で進まなくなり、バウ(艇のトップ)が右に左にぶれる・・・この状態であと50m(海峡の距離)は持たない・・・。後は流れに任せて中ノ島側に流れ着く・・・力が抜けてゆっくりと保戸・中ノ島の港内へ漕ぎこむ。・・・島の周回はできなかったが、湾の横断と往復で良しとしよう・・・
・・・帰路、津久見湾の中央に浮かぶ灯台経由で16:00帰着。


>津久見のセメント工場群






>(出発地)楠屋の景観


>(左手)楠屋鼻と無垢島の遠景


>(右手)四浦半島と保戸島の遠景




>楠屋鼻から泊ヶ内まで何度も振り返りたくなる岩場の景観




>”見張り岩”(仮称)


>泊ヶ内の景観






>ホーカイ様への道




>泊ヶ内を出て臼杵側”飛潮鼻”へ




>”飛潮鼻”から左手沖に無垢島、右手に保戸島を望む


>カヤックは一路”保戸島”へ






>保戸島・中ノ島と四浦半島・間元の間の海峡 ⇒ 海上に立つ標識が目印




>満ち込みの激流に押し戻され、保戸島・中ノ島脇に漂着・・・




>しばらく振りの保戸島の景観




>帰路、津久見湾に浮かぶ中央灯台(仮称)









>h26.5 長崎平戸千里ヶ浜~平戸港往復クルーズ

2014-07-17 22:41:33 | カヤッククルーズ
<更新履歴>
 ◆H27.6 「水難事故防止講習会」
 ◆H27.9 「SRP(Safety & Rescue Program)講習」
 ◇H28.6 「レベルアップ講習(Ⅰ)」
 ◇H28.11「レベルアップ講習(Ⅱ)」







 H26.5.2長崎平戸島の”千里ヶ浜”から平戸大橋の架かる”平戸瀬戸”を越えて平戸城下の”平戸港”を往復するクルーズを実施した。どうしてまた平戸に・・・ですが、これまで大分の沿岸クルーズは10回を超え、無事に目的(目的地までの渡航と無事の帰着)を達成してきたが、カヤックの漕艇を習ったわけでもなく、技術的には素人の領域のまま場数を踏んできたことを振り返り、講習受講の機会をさがしていた。幸いにも、今年の3月に北九州玄海青少年自然の家主催の”青少年野外活動講習会(NEAL講習)”が開催されること(JSCAの西胤前会長も講師)を知り参加した。その講習会で平戸カヤックスの末永さん(JSCAインストラクタ)との出会いがあり、漕艇講習のお誘いで平戸の海を訪れたということになります。講習は4/30と5/1の2日間でしたが知らないことばかりで良い経験をさせて戴きました。特に(リカバリの)ロールは手も足も出ず・・・秋には笑い話にできるよう・・・(考えているところ)です。ところで、”千里ヶ浜~平戸港往復クルーズ”ですが、(2日間の厳しい講習の息抜きとして組んで戴いたもので)末永インストラクタの先導、並走により平戸島東岸を北上。出艇後間もなく大崎鼻を過ぎると遥か(10㎞)先に平戸大橋が見えてくるが、まだまだ先は長い。・・・概ね1時間で大橋の左岸橋脚下に到着。潮止まりが近いはずの平戸瀬戸は両端の瀬を除きゴーゴーと白波を立てて流れていく。カヤックは全速で橋脚下、南竜崎を漕ぎ抜き、再び流れの影響を避けて沿岸沿いに平戸城、オランダ商館を目印に進む。概ね30分で平戸港到着。コンパクトな港のようであるが、港の左崖上に平戸城、回り込んだ港内左岸には海上保安庁、警察船の係留基地、港の正面奥にはフランシスコ・ザビエルをまつる教会、隣接して仏教寺院、港の右岸入口にはオランダ商館、右岸奥はフェリーターミナル・・・と古(いにしえ)の南蛮文化到来の地を感じさせる綺麗な港町であった。復路、余裕のある末永インストラクタから平戸瀬戸の(白波を立てて流れる)本流中央部への漕ぎ出しをご提案戴いたが連日の講習の疲れが残っており、次の機会に繰り越させて戴いた。


>>千里ヶ浜沿いの平戸カヤックス


>>冷えた体を救う”ドラム缶風呂”


>>ジャージの下はウェットスーツでキューッ・・・


>>これから講習開始・・・


>>講習の途中で一休み(Ⅰ)・・・


>>末永インストラクタ


>>講習の途中で一休み(Ⅱ)・・・


>>パドル操作に遠方から声・・・


>>平戸港往復クルーズ(往路)










>>平戸港内の景観(フェリーターミナル奥の係留場)


>>平戸港内の景観(ザビエル教会と寺院(屋根だけ))


>>平戸港内の景観(平戸城)





>>平戸港内の景観(オランダ商館)


>>クルーズ(復路)




>>昼食は流木を燃やして〇△×チキン?・・・で満腹


>>無事、千里ヶ浜帰着



>>■h27.6 ”水難事故防止講習会(平戸カヤックス主催)”

















>>■H27.9 ”SRP(Safety & Rescue Program)講習 (JSCA加盟校 平戸カヤックス)
 JSCA(日本セーフティーカヌーイング協会)の提供する共通プログラムにより、カヌー愛好者へセーフティ
ー意識の普及をはかるもので、座学・実習の1日コースに参加した。
その他、レベルアップ講習等も別日程で実施され、有意義な数日を過ごした。

>>□H28.6 ”レベルアップ講習(Ⅰ)(JSCA加盟校 平戸カヤックス)
 6/20~22(2泊3日)基礎技術のレベルアップ講習を受講した。
 冬場の半年、”基礎技術”の試行をサボったツケが現れてしまった。(上がるはずのロールが上がらない・・・)

>>□H28.11”レベルアップ講習(Ⅱ)(JSCA加盟校 平戸カヤックス)
 11/1~3(2泊3日)あらためて基礎技術のレベルアップ講習を受講した。
(熊本地震の復興支援(被災した土木設備等の調査)で取組みが遅れ、9月実施予定を繰下げて受講したもの)
 フォワードストロークの重要性を痛感し、その他弱点技術を含めた補強講習となった。