gooブログ<大分北部~東部海岸をめぐるカヤッククルーズ>

古から南蛮貿易で海外文化を齎した大分の海(瀬戸内の豊前海~別府湾~豊後水道~日向灘)をカヤッククルーズで紹介します。

19>H24.10 櫛来・道の駅「国見」~姫島クルーズ

2012-10-22 23:10:02 | カヤッククルーズ







 H24.10.21(日)、前回のクルーズ(龍神海岸~姫島(H20.5):時間超過のため上陸未実施)の雪辱戦を、区間を変えて(島を目の前に見る)櫛来海岸~姫島で実施した。

最高の天候(快晴、北西の微風、波高0.5)に恵まれ、9:30櫛来”道の駅「国見」”ビーチから出艇し、一路姫島を目指した。
フェリー航路とクロスするかたちで島の西端”ス鼻”に向けて漕艇したが、当日は北西の風の影響で島の西端寄りは横波が立ち漕艇に気が抜けず、写真を撮る余裕がなかった。
”ス鼻”を過ぎて島の影に入り込むとべた凪で、ここからは湖の上を進むがごとくゆったりとした”景観鑑賞クルーズ”・・・
正面に”矢筈岳”を望みつつ進むと、1.5km先の島の港入り口ではフェリーの行き来が激しい。(この日は、”くるま海老祭り”の日だった。)


一旦、姫島港に入港するが船上げできるスロープが見つからず、11:00港の手前のビーチに上陸。
賑わいの声に誘われて港の方向に歩いてみると、港の広場は特産の”くるま海老”弁当を味わいに集まった観光客で溢れていた。
残念ながら食券は早々に売切れ、私の胃袋は島の”栗パン”で満たされることになった。

”くるま海老”祭りを見せていただき暫しの休憩の後、島の東端「柱ヶ岳鼻」(姫島灯台)に向けて出艇。
「矢筈岳」下の「ハイタテノ鼻」を越えると「柱ヶ岳鼻」がだんだんと大きく見えてきた。遠目に「柱ヶ岳鼻」の風穴群が二段、三段に見え好奇心をくすぐる。
同鼻に接近すると風穴は海面(のみ)に大きく口を開け、奥の方から(寄せる波を返す)”ドーン”という低い音が響き、(恐怖心が頭をもたげ・・・)中に入る気がしない。
鼻先をぐるっと回って周防灘(山口側)から島の先(西端)を望むが、遠い、長い・・・周回すれば、お泊りコースとなってしまいそうで、今日は縦断までとする。
帰路、鼻の付け根の小さなビーチ(句碑があった)経由で「ハイタテノ鼻」から一気に櫛来に向かう。

今回のクルーズのもう一つの目的(一つは雪辱戦、もう一つは国東(岐部)水軍の根城であったろう)「岐部港(湾)」と周辺岩壁の景観クルーズだった。
島から1時間強で岐部港(湾)へ到着。その岩壁には見事な風穴が、岩場が・・・しかし風穴も岩場も角ばっている・・・水軍船を格納、係留し易いように手が入ったように思えてきた。
湾口から国東の峰〃を望むと・・・すぐそこ中央右に岐部城の小山が・・・

ここがあの大友宗麟に仕えた「岐部氏」のふるさとか・・・と想いを巡らしつつ、櫛来ビーチへ帰着。
装備を片付けて振り返ると、夕焼け色の周防灘に姫島が浮かんでいた。


>櫛来海岸から姫島へ向け出艇

>島の西端「ス鼻」側から姫島港、島の中央部「矢筈岳」を望む



>姫島港手前(西側)のビーチに上陸

>(矢筈岳、ハイタテノ鼻を左手に見つつ)稲積方面へ向け再出艇


>ハイタテノ鼻を越えると右手に稲積・柱ヶ岳鼻が見えてくる










>柱ヶ岳鼻を一回り(・・して帰路(ハイタテノ鼻から岐部・住吉崎)へ)







>岐部湾(住吉崎)岩壁の風穴






>櫛来ビーチから望む夕暮れの周防灘・姫島