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保護犬3ジャックと2ヒトの日々、亀のチビも元気です。

犬の神様へ

2015年09月20日 | 色々な

ミロ&ジェッタままさんの

お友達のブログ

タロと母ちゃん

9月17日の記事『もみじ母ちゃんブログより』

転記

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ぼくの名前はミリオン



7歳の紀州犬

 

紀州犬は本来猟犬で
飼い主に忠実
イノシシにだって勇敢に立ち向かうんだよ

 

でもね
ぼくはその気質を発揮する機会もなく
この世を去ることになったんだ

 

幼い頃から悪臭ただよう
狭いベランダ内に放置され
散歩もろくにつれていってもらったことがない・・・

 

そりゃぼくも犬だから広い世界に憧れるよ

 

でも歩いている人や犬にベランダから
ワンワン吠えたのはちょっと反省だね

 

それからぼくの一番楽しかったことは
あのベランダから脱走したこと

 

広い街中を走り廻れてほんとウキウキしたな
(でもあとであの人に捕まってひどく怒られたっけ)

 

あの人の事を話すと気分が落ち込んじゃう
だっていつもぼくの事をぶつんだもん・・・

 

ぼくだってぶたれたらすごく痛いよ
だから自分を守るため噛みつくようになったんだ

 

そしたらもっとぶたれるようになって・・・

 

しばらくするとぼく自身噛みつくことの
善悪がつかなくなってしまっていたんだ




9月13日
ぼくはくたびれてゆるくなった首輪から
ぬけだして街中にさまよいでたんだけど

 

昔あんなに楽しかったのに
そこはもうぼくにとっては
怖い世界にかわっていた

 

恐れ   空腹   焦燥の中
あてどなく街をさまよっていた僕の前に
あの人があらわれたのは
女の人に噛みついた直後の
14日午前2時頃

 

あの人は左手に何かを巻いて
ぼくを呼んでいたので
何かなと思い近づいてみたんだけど



どうやらぼくを迎えにきてくれたみたい

 

嬉しくて嬉しくて尻尾をブンブン振ちゃった

 

でもあの人には別の意図があったみたいで・・・いきなり拘束しようとしたので
左手に噛みついてやった

 

あの人はぼくをバンバン叩いて振り払った後

 

通報をうけてやってきた制服の人に
ぼくを撃ち殺すことを許可したので
ぼくは怒り狂って
彼らのいるほうに突進した・・・

 

なにも銃を撃つことを許可したことに
怒ったんじゃない

 

それよりも制服の人に
"あなたの犬ですか"
と問われた時に




家内の犬です




と言われたことに・・・




ぼくは家族の犬じゃないんですか!!






8発の弾丸をあびた後
最後にぼくは寂しげに
クーンとないて息をとめました











最後に犬の神様へ




ぼくが犬の天国である虹の橋に迎られることは難しいでしょう

 

だってもっともやってはいけない
人に噛みつくという行為をしてしまったから・・・

 

でも犬の神様

 

どうか僕の願いを1つ聞いてくれないかな

 

そんな大それたものではありません

 

ただぼくの頭を優しくなでて
微笑んでくれる人がそばにいてくれたなら
あとは何もいりませんから

 

 

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