富士乃屋B&C

つれづれなるままに。

今週のカープ(4/11-4/16)

2006年04月16日 | Carp
今週は対巨人、阪神の6連戦。

好調巨人との3連戦は表ローテーション。11日の初戦は黒田が先発。対するはパウエル。6回まで両投手0を並べるが、7回裏巨人打線に黒田がつかまり、一挙5失点。しかしこの試合に関しては黒田を責めることはできない。これまで好投を続けながら打線の援護が得られず勝ち星がつかなかったこれまでの黒田。この試合も一点でも先制してもらえれば余裕を持って投げられただろう。6回までの投球は完璧だった。開幕から続く貧打は深刻さを増し、初の完封負け。

12日は大竹と工藤の先発。初回に2点を先制し昨日からの嫌な雰囲気を払拭するかと思われたが、その裏あっさりと同点に追いつかれる。その後も巨人に小刻みに点を重ねられ、7回裏で2対5。「2点打線」のカープには追いつく術はないかと感じたが、8回には、前田、新井、嶋の三連打で2点を返し、粘りを見せた。しかし最終回は豊田に抑えられ、4対5で惜敗。

13日はダグラスと桑田。広島は打線が繋がらず、桑田を打ち崩せない。得点は嶋のソロホームラン一本だけ。それに対し元気の良い巨人打線は17安打9得点。本塁打なしで後につなげる打線を実践している。チーム打率にして1割の差がある今の状態では勝てる気がしない。

3連敗で嫌な流れを背負って甲子園へ。広島先発は大島。前回登板では背信投球となってしまったが、今回はどうか。注目のマウンドだったが初回に5連打を浴びあっさり3失点。そして4回にはシーツの3ランで計6失点。これで勝負あり。元気のない打線は阪神エース井川に手も足も出ず今週二度目の完封負け。

15日土曜日の先発は前回好投の佐々岡。4連敗中のチームの救世主となれるか。さらにこの試合の注目点は開幕から不動だった1-5番を組み替えたこと。緒方、栗原を休ませ、1番に東出、5番に森笠、6番に浅井が入った。打線は12安打を放つものの拙攻が目立ち3得点止まり。阪神は11安打で5得点と得点効率で広島を上回った。広島はこれで5連敗。しかし打線に繋がりは出ており、特に3安打の東出、2安打の森笠、3安打の石原らの活躍が目立った。

16日は中四日でエース黒田が先発。阪神先発江草との投手戦となった。2回に好調濱中に7号ソロを浴びて1失点を喫するが、失点はこの1点のみで8回まで投げぬく。しかし打線にとってはこの1点が重く遠く、8回までゼロ行進。完封ペースで9回のマウンドに江草が上がる。今週白星なしの6連敗、3度目の完封負けかと思われたが、打線が維持を見せた。まずは代打福井が出塁し、頼れる男緒方が二塁打で続く。ノーアウトニ三塁。ここで、この日先発を外れていた前田が代打で打席に入る。

前田は江草の球を掬い上げるようにライトに持っていき、深い位置への犠牲フライ。三塁ランナーは余裕で生還し、二塁ランナーも三塁へ進んだ。これが大きく、続く嶋もまた犠牲フライを放ち、勝ち越しの1点を奪った。9回裏はベイルが3人でぴしゃりと抑え1週間ぶりの勝ち星を手にした。相変わらず勝ち試合は2得点以内での接戦だが、連敗でムードが悪くなっていたチームには何よりの薬になるだろう。エース黒田に待望の勝ち星がついたことは喜ばしい。来週の巻き返しに期待したい


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