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Musik von Augustin Hadelich

ヴァイオリニスト、アウグスティン・ハーデリッヒの演奏活動Note

アウグスティンのブログより (2009年11月4日)

2009-12-03 | From Augustin's Blog
2009年11月4日

いくつかのコンサートを終えて帰ってきたばかり。10月は僕にとってとてもエキサイティングな一カ月だった。まず初めにデンバーに赴き、友人のミゲル・ハース=ベドーヤと共にモーツァルトの協奏曲第五番を演奏した。ミゲルとの共演はいつものごとくすばらしく、コロラド交響楽団との共演や同地での滞在もとても楽しかった。その2週間後、美しいサンタ・バーバラでまた同協奏曲を演奏した。間にはマディソンでメンデルスゾーンの協奏曲を演奏した。それから、ニュルンベルクでベートーヴェンの協奏曲を演奏し、先週の日曜日にはロサンゼルスの美しいクラーク・ライブラリーでリサイタルを行った。そして、その夜の飛行機でインディアナポリスに飛び、ジョーゼフ・ギンゴールドの生誕100年記念を祝うコンサートでイザーイのバラードを演奏した(ギンゴールドは同曲のプレミアを行った)。とても特別な夜だった。ギンゴールドの元生徒たちが多く集って演奏を行い、彼の思い出にふけった。

その他のニュースは、僕の最新CD『Flying Solo』が発売されました。下記のリンクからもオーダーできます。

http://www.amazon.com/Flying-Solo-Augustin-Hadelich/dp/B002M2NA10/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1255363591&sr=1-1

http://www.amazon.co.jp/Flying-Solo-Bela-Bartok/dp/B002M2NA10/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=music&qid=1259773318&sr=8-3

アウグスティンのブログより (2009年8月31日)

2009-09-02 | From Augustin's Blog
クリーブランド交響楽団デビュー - 2009年8月31日 

昨夜、クリーブランド交響楽団と初めて共演した。なんてすばらしい楽団なんだろう! オーケストラの演奏は最初の一音から際立っていて、音が完璧に溶け合い澄み切っていた。ブロッサム(ミュージック・センター)の音響も、野外劇場としては並はずれたものだった。
一瞬一瞬が本当に楽しかった!
コンサートはすばらしいレビューをもらえた。
http://www.cleveland.com/musicdance/index.ssf/2009/08/whoever_ordered_the_weather_la.html

ニュースがもう一つ。10月に発売予定の僕の最新アルバム(Flying Solo)が、アマゾンでプレオーダーできるようになりました!
http://www.amazon.com/Flying-Solo-Augustin-Hadelich/dp/B002M2NA10/ref=sr_1_4?ie=UTF8&s=music&qid=1251470575&sr=1-4

アウグスティンのブログより (2009年8月18日)

2009-08-20 | From Augustin's Blog
2009年8月19日

マールボロ音楽祭に3日間参加し、帰ってきたばかり。マールボロ交響楽団と、毎年恒例のベートーヴェンの合唱幻想曲を演奏した。僕の隣にはアーノルド・スタインハートが座っていた!リチャード・グードがすばらしいピアノ・ソロを演奏した。美しいひと時だった。マールボロの友人たちに再会できて、本当に楽しかった。

今は、来週に予定されているクリーブランド交響楽団との初共演のため、準備をしている。ラロ(のスペイン交響曲)を演奏するのはすごく楽しい。5つの楽章はそれぞれずいぶんと違い、曲の中には様々な表情がある・・・劇的、悲劇的な面、戯れ、誘惑、威厳、また派手な一面もある。この曲のように、自分の中のいろんな面を一度に表現できる曲は滅多にない!

アウグスティンのブログより(2009年7月23日)

2009-07-24 | From Augustin's Blog
シアトルから帰って - 2009年7月23日

2週間、シアトル室内楽フェスティバルでの演奏に参加した。とてもきれいな所で、人々も雰囲気も最高だった。
演奏家たちは皆すばらしかった - フェスティバルに参加している演奏家のリストは、次のサイトで見ることができる。

http://www.seattlechambermusic. Org/concerts/artists/index.html

一週間に3度のコンサートがあったので、演奏につぐ演奏だった。ハイドン、シューベルト、シューマンのピアノ三重奏曲、シェーンフィールド、ミヨーの世界の創造、ブラームスのピアノ五重奏曲、プロコフィエフのソナタ第二番を演奏した。そして、ヴァイオリンのソロ・リサイタルでは、テレマン、パガニーニ、イザーイの作品を演奏した。たくさんの曲と異なったスタイルの上、何曲かは初めての作品だったので、退屈するヒマもなかった・・・!

明日は、モンテカルロに出発する・・・・・・イェイ! その後、イタリアの家族に会いに行き、おいしいイタリア料理を食べて、8月にクリーブランドで演奏するラロの曲を練習しようと思う。

アウグスティンのブログより(2009年6月19日)

2009-06-20 | From Augustin's Blog
サイトのリニューアル - 2009年6月19日

僕のWEBサイトがリニューアルされ、今日公開された! Pilvax Studio(http://www.pilvaxstudio.com/)の すばらしいWEBデザイナー、Balazs Borocz氏が今回のデザインを手がけてくれた。そろそろリニューアルが必要な時期だったし、新しくなったサイトはすごく気に入ってる。

サウンド・プレイヤーの3、4、8番は、9月にAVIEから発売されるバルトーク、パガニーニ、イザーイ、ツィンマーマンのヴァイオリンのための無伴奏曲が収録された最新アルバムからのスニークプレビューになってる。

2週間後には、シアトルでシューベルトのピアノ三重奏曲、変ロ長調など、いくつかの美しい室内音楽を演奏する。コンサートがとても待ち遠しい。

アウグスティンのブログより(2009年5月18日)

2009-05-21 | From Augustin's Blog
フォートワースから帰って - 2009年5月18日

フォートワースでパガニーニのヴァイオリン協奏曲第一番を演奏し、帰宅したばかり。ミゲル・ハース=ベドーヤとフォートワース交響楽団はいつものごとく素晴らしくて、今シーズンの最後を飾るにふさわしいコンサートとなった。ミゲルとは、来シーズンにも2回共演する予定。コロラド交響楽団とヘルシンキ交響楽団でのデビューコンサートになる!

コンサートでこんなに忙しいシーズンを送るのは、今回でまだ2度目だけど、とても刺激的な日々を過ごしてる。実際、去年の秋のことが、もうずいぶん昔のように感じられる。前の年よりも、この生活を楽しめるようになった。ひっきりなしの演奏旅行やプレッシャー、1年の内に多くの曲を手がけることにも、だいぶ慣れてきた。今シーズンは、協奏曲10曲(プロコフィエフ第2番、チャイコフスキー、ブラームス、パガニーニ第一番、ショスタコービチ、ハイドンのハ長調、モーツァルト第五番、メンデルスゾーン、ブルッフ、ベートーヴェン)に加え、リサイタル数回分の曲目を演奏した…!

一瞬一瞬が楽しかった。そして、こんな演奏活動ができることを、本当に幸運に思う。

アウグスティンのブログより(2009年5月1日)

2009-05-02 | From Augustin's Blog
2009年5月1日

残念ながら、今週末に予定されていたメキシコ・シティでのコンサートは、拡大する新型インフルエンザ感染のため、キャンセルとなった。
明日と日曜に行うはずだったカルロス・ミゲル・プリエトとの演奏が中止されたことを悲しく思ってる。
感染の脅威が今後さらに拡大しないよう、そして犠牲者が増えないよう願うばかりだ。

アウグスティンのブログより(2009年4月23日)

2009-04-25 | From Augustin's Blog
すばらしいニュース -2009年4月23日

今日は僕にとってすばらしい日だった… 
Avery Fisher Career Grant(エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント)を受賞した…!賞を授かったことを本当に光栄に思ってる。また、これまでにこの賞を受賞した、著名な音楽家たちのリストに名前を加えてもらえたことを、とても光栄に思う。
http://new.lincolncenter.org/live/index.php/career-grants-recipients

今からちょうど4年程前、ジュリアード音楽院で勉強するためにこの街にやって来て、僕はニューヨーカーになった。ここしばらく感じていたことだけど、アメリカの人々、そしてこの国の音楽的な文化が与えてくれた環境のおかげで、僕は自分のありったけの可能性に近づくことができたと思う。もしここに来ることがなかったら、僕は今とはずいぶん違った人間に、また音楽家になっていたと思う。

嬉しいニュースがもう一つ…8月30日にクリーブランド交響楽団と初めて共演することになった。ジャンカルロ・ゲレロの指揮で、ラロのスペイン交響曲を演奏する予定で、すごく楽しみだ!

アウグスティンのブログより(2009年2月7日)

2009-03-05 | From Augustin's Blog
2009年2月7日

ここ最近出演したコンサートは、ことのほか楽しくて満足感のあるものだった。カメラータ・ハンブルグとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏を終えて、昨日帰国したばかり。2月3日はメンデルスゾーンの生誕200年の日で、このコンサートはメンデルスゾーン協会とドイツ音楽財団の協力で開催されたメンデルスゾーンだけのコンサートだった。同協会の協力で、俳優のクリスチャン・クァドフリークが曲の間にメンデルスゾーンの手紙や詩、またシューマンやベルリオーズがメンデルスゾーンについて述べた言葉の引用などをいくつか朗読した。

とても素敵な夜だった。僕がカメラータ・ハンブルグと初めて共演したのは12歳の時で、古くからの大勢の友人に再会できてとっても嬉しかった。それにコンサート・ホールは満員で、約2000人の人々が集まった!

先週には、マイケル・スターン指揮のアイリス交響楽団とメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏した。このコンサートもとても楽しかった。楽団の水準は驚くべきものだった。メンデルスゾーンの協奏曲をまた演奏することができて楽しかった。ロマン派ヴァイオリン協奏曲の先駆けで、後の作品群に最も大きな影響を与えたこの協奏曲を演奏するのは数年ぶりのことだった。僕にとってはいつまでも色褪せることのない作品だ。

先々週には、ケネディセンターのテラス・シアターで初リサイタルを行った。とても良いコンサート・ホールだ。ワシントンDCとハンブルグでのコンサート・レビューを(ホームページの)レビュー・セクションに書き加えた。また、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第五番のカデンツァを作曲したので、(ホームページの)PDFセクションに加えた。これはクリスマス・イブのカーネギー・ホールでの演奏にあたり作曲したもの。

数日後には、マールボロ音楽祭のツアーに向けてのリハーサルが始まる。8日間で6つのコンサートが待ってる!

アウグスティンのブログより(2009年1月)

2009-02-27 | From Augustin's Blog
2009年1月

もうすぐケネディーセンターでの初リサイタルのためワシントンDCに発つところで、とてもワクワクしてる。来週には、大好きな協奏曲の一つ、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏する予定(2月3日はメンデルスゾーンの生誕200年の日だ)。この曲を最後に演奏してからしばらく経つ。幾年かを経てメンデルスゾーンのような曲に再び向き合えるのは素敵なことだ。新たな発見がいっぱいある。

カーネギー・ホールでのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第五番の演奏は、2008年を締めくくるにふさわしいコンサートとなった(コンサート・ホールはほぼ満席だった!)。ハイメ・ラレード指揮のニューヨーク弦楽合奏団の演奏はすばらしくて、豊かな音楽性に溢れていた! 彼らとの共演は本当に楽しかった。このコンサートの直後、ソナトーリ・デ・ラ・ジョリオーサ・マルカとビバルディーの四季を演奏した。指揮者なしのとても小さな合奏団なので(弦楽器は各パート一人で、チェンバロとリュートを含む)ビバルディーがすばらしい透明感と生命力に溢れた音で蘇った。この曲は時に演奏をまとめるのが難しいこともあり、コラボレーションがこれほど上手く行くのも珍しいことだろう。

みなさん、どうぞ良い2009年をお過ごしください!