2010年7月3日
新しいミュージック・ビデオを2つアップロードした。一つは、タウン・ホール(NY)で演奏したサラサーテのツィゴイナーヴァイゼン、もう一つはアルバム『Flying Solo』に収録されてるベルント・アロイス・ツィンマーマンの素晴らしい無伴奏ソナタのビデオ『Rhapsodie』(http://www.youtube.com/watch?v=kbKxH8VfpEI)。ツィンマーマンのビデオはとても抽象的だ。ビデオは、弓と僕の両手に発光ダイオード(LED)を付けて暗闇の中で撮影された(それで光があんなに音楽の流れに沿って動いてる)ビデオ撮影は本当に楽しかった。僕には全く経験のないことだったけど、撮影方法のおかげで、とても面白い経験になった。製作を担当してくれた素晴らしい映像アーティスト、クリステン・スローンは、ニューヨーク・シティ・バレエのためのビデオを多く手がけている(<http://portfolio.kristinsloan.com/)。
僕は今シアトルに来ている。昨年の夏ここでとても楽しい時を過ごしたので、皆に再会できて素晴らしい室内楽を演奏できるのはとても嬉しい。僕は月曜日にブラームスのピアノ三重奏曲ロ長調で演奏を開始する。同じ週に予定されてる短いソロのコンサートが特に楽しみだ。ちょうど数週間前、ミュンヘンに赴き、『ジュリア・フィッシャー&フレンド』フェスティバルで室内楽を演奏したばかり。そこでも素晴らしい演奏家たちのグループに出会い、ジュリアや皆ととても楽しい時間を過ごせた。
2日前、ロバート・クーレックと次期アルバムの収録を終えた。年末に発売される予定だ。同アルバムには、ストラヴィンスキーの『ペルゴレージによる組曲』、プロコフィエフのソナタ第2番とプーレンクのソナタが含まれている。
アルバムのレコーディングは興味深いプロセスだと思う。楽器の間近にマイクがセットされるコーディングという状況では、コンサートに一番適している演奏が必ずしも理想的なわけではない。全てのヴァイオリンがレコーディンに向いているわけでもない。でも、マイクの間近で収録されたギンゴールドのストラディヴァリウスを聴くのはとても素敵に思える(このヴァイオリンはとても複雑な音を持つと同時に、純粋で優しい音を持ち合わせている)。楽器のすぐ側で音を聴いている僕には、ヴァイオリンの持つディテールやニュアンスがつぶさに感じられが、ホールにいる聴衆や、数メートル離れて立っている人々にさえも、それは鮮明には届かない。だから、レコーディングでこれらのニュアンスが聴けるのをとても嬉しく感じる。
新しいミュージック・ビデオを2つアップロードした。一つは、タウン・ホール(NY)で演奏したサラサーテのツィゴイナーヴァイゼン、もう一つはアルバム『Flying Solo』に収録されてるベルント・アロイス・ツィンマーマンの素晴らしい無伴奏ソナタのビデオ『Rhapsodie』(http://www.youtube.com/watch?v=kbKxH8VfpEI)。ツィンマーマンのビデオはとても抽象的だ。ビデオは、弓と僕の両手に発光ダイオード(LED)を付けて暗闇の中で撮影された(それで光があんなに音楽の流れに沿って動いてる)ビデオ撮影は本当に楽しかった。僕には全く経験のないことだったけど、撮影方法のおかげで、とても面白い経験になった。製作を担当してくれた素晴らしい映像アーティスト、クリステン・スローンは、ニューヨーク・シティ・バレエのためのビデオを多く手がけている(<http://portfolio.kristinsloan.com/)。
僕は今シアトルに来ている。昨年の夏ここでとても楽しい時を過ごしたので、皆に再会できて素晴らしい室内楽を演奏できるのはとても嬉しい。僕は月曜日にブラームスのピアノ三重奏曲ロ長調で演奏を開始する。同じ週に予定されてる短いソロのコンサートが特に楽しみだ。ちょうど数週間前、ミュンヘンに赴き、『ジュリア・フィッシャー&フレンド』フェスティバルで室内楽を演奏したばかり。そこでも素晴らしい演奏家たちのグループに出会い、ジュリアや皆ととても楽しい時間を過ごせた。
2日前、ロバート・クーレックと次期アルバムの収録を終えた。年末に発売される予定だ。同アルバムには、ストラヴィンスキーの『ペルゴレージによる組曲』、プロコフィエフのソナタ第2番とプーレンクのソナタが含まれている。
アルバムのレコーディングは興味深いプロセスだと思う。楽器の間近にマイクがセットされるコーディングという状況では、コンサートに一番適している演奏が必ずしも理想的なわけではない。全てのヴァイオリンがレコーディンに向いているわけでもない。でも、マイクの間近で収録されたギンゴールドのストラディヴァリウスを聴くのはとても素敵に思える(このヴァイオリンはとても複雑な音を持つと同時に、純粋で優しい音を持ち合わせている)。楽器のすぐ側で音を聴いている僕には、ヴァイオリンの持つディテールやニュアンスがつぶさに感じられが、ホールにいる聴衆や、数メートル離れて立っている人々にさえも、それは鮮明には届かない。だから、レコーディングでこれらのニュアンスが聴けるのをとても嬉しく感じる。