気仙沼 東北関東大震災 ３

波が引いたとき
市場の前の通りは建物が流されたり破壊されていました

南駅方向に火災発生、何かが爆発するような音がします


鹿折にも火災発生　煙が３か所、４か所と立ち上っています


あっ蜂が崎を交わして商港の油に引火した火が内湾に
押し寄せてきます。
漂流物に着火したものがまるで灯篭流しのように
ポツ。ポツと流れていきます。


そのうち避難していた、駐車場に火がきました、

この時点で私たちは一段高いところに避難していたのですが
波がフェンスを越えてきたら危ないということで、その場所
からアルミ梯子で女性の方から順番に駐車場に降りました。
そのうち風がわかるとみんな煙でやられると思い海の市側
にひげました、でも
そこにも火の手は迫りました。
　そのうちこれでは危ないという一団が津波が押し寄せる道路を
渡りホテル観洋への脱出を試みました。残った人たちは上から
波の様子をみて、きたぞ、早く逃げろとか声をかけました。
太もも付近まで水につかり。背の低い人は腰まで水につかって
逃げました。
　私は気仙沼商会の守君がそろそろ脱出するけど、どうします
か？と言ってくれたので我々も行くよと答え。総勢１０名余で
先頭と最後尾にライトを持った方をお願いし。港町の道路の
センターラインが見えるのを持って脱出を図りました。
前回の水の引き方を観測していたので大体水深は２０センチ
くらいだなという読みはもっていたのですが。いざ階段から
降りるといきなり膝まで水がきます、まずは作戦会議めいた
ルート確認をしいてコーシンのわきを突っ切ろうということに
しました。浅いところを探しながら慎重に足を運びます。全員が
前の人の背中を見ながら進みます。最後尾の方に脱落者のチェクを
時々声をかけながら進みます。
やっとコーシンを抜けて吉田商会の駐車場に差し掛かると急に
ふかくなりました、しかも泥で足が取られて思いうように進みません
急きょ、ルートを港町の道路の歩道からいく事にしました、
しかしここでも泥に足を取られます。できるだけ建物に沿って石川
電装の前の道路で岡本製氷から観洋の道に出ました。
声をかけながら進むのですが女性が一人あっ！と声をあげました
側溝のふたが外れていいたところに落ちたのです、何とかつけあげ
進みます、そのうち「靴が！！」の声、もう一人の女性が泥の中に
靴が入り抜けないとのこと、そのまま津波が来るから急げ！と言って
進みました。側溝が危ないと判断し道路中央を歩くことにして、
岡本製氷の前まで来たとき前はより深い水たまりです。先頭の守君
がいませんでした、仕方なく私が先頭でわたります幸い膝までしか
水深はありません。対岸で私の立っているところを目指してくるように
大声をあげました。全員無事渡った、最後尾の方に落ちこぼれありませんか
と聞くと　「ありません！」の声　守君いると問いかけると「はい」の
声。
ところがこの後大変な事態が起こります。