お彼岸も過ぎて早くも1か月。
残暑が続く日曜日。近所の公園へカメラで散歩。
秋の花々が咲いている中で、ひと際目立つ深紅の花。
口にしたらあの世(彼岸)へ行くと言われている曼珠沙華。
未だに咲いている。
子供の頃、音楽教室で聴かされた北原白秋の
「曼珠沙華」を思い出す。
「一つ積んでは父のため
二つ積んでは母のため」
冥土の三途の河原(賽の河原)で石を積む
死んだ児を思い浮かべて、
子供心に不気味に感じたもんだ。
曼珠沙華
作:北原白秋
GONSHAN(ごんしゃん)GONSHAN(ごんしゃん)
何処へゆく
赤いお墓の 曼珠沙華 曼珠沙華
今日も手折りに 来たわいな
GONSHAN GONSHAN 何本か
地には七本 血のように 血のように
ちょうどあの児の 年の数
GONSHAN GONSHAN 気をつけな
ひとつ摘んでも 日は真昼 日は真昼
ひとつあとから またひらく
GONSHAN GONSHAN 何故(なし)泣くろ
何時まで取っても 曼珠沙華 曼珠沙華
怖(こわ)や 赤しや まだ七つ
ごんしゃん:お嬢さん(福岡の方言)