From Planetarium

名古屋市科学館プラネタリウムのスタッフから、さまざまな話題を紹介します。

雨の観望会

2007-07-21 20:42:30 | Daybook
 今日は小雨まじりのあいにくの空模様。でも今日は市民観望会「木星をみる会」。天気の割に少ないけど、ぽつぽつと電話が鳴ります。
リーン 「今日、木星見えますか?」 「いえ、いくら望遠鏡と言えども雲は…」 「やっぱりそうですよねぇ」
リーン 「はい、雨でもプラネタリウムだけはやりますよ」 「実は去年の7月の木星の観望会にも参加したのですけど、曇りだったんです。プラネのお話の内容は同じですか?」 「いえ、担当の学芸員も違いますし、内容も結構違いますよ~」
リーン リーン リーン

20070721starparty 観望会は18時開場。20分前のエントランスホールには雨なのにすでに開場を待つ列。そして、つぎつぎと来られるみなさん。ついに229名。うれしいですね。朝からの雨模様、もちろん見えない事は皆さんご存知。でも、きっと何かあるという期待で来てくださる、みなさん。うれしい。
 プラネのスタッフも、そして今日は50名集まった天文指導ボランティアALCのメンバーも、この期待に応えない訳にはいきません。プラネタリウムは、木星や木星の衛星の探査結果、流星群、月食と盛りだくさんの内容で1時間。それが終わると、50名ずつにグループ分けして、星座早見盤教室、何でも質問コーナー、空中像を手作り装置で見る望遠鏡の仕組み体験、両手で虫眼鏡、自分の体で望遠鏡体験、カットモデルで望遠鏡の仕組みを見る、倍率の違いを見てみよう、などなど、館内各所に即席コーナーを設けての約1時間の屋内観望会。ありがたい皆さんに支えられてる名古屋市科学館です。ありがとうございました。次回は皆既月食の夜「市民星まつり」大観望会でお会いしましょう。


七夕は何の日?

2007-07-18 19:15:30 | Tanabata
 暦の上での7月7日は過ぎましたが、七夕本来の季節はこれから。最近、七夕話題ばかりですが、今しばらくお付き合いください。そうそう、17日の名古屋は小雨模様でした。残念。
 さて、今日のお題は、七夕は何の日? みなさん、KANMEN.COMってご存知です? これは全国乾麺協同組合連合会のホームページなのです。そのスローガンは「make it slow with kanmen」良いでしょ。スローフードの流れはこんなところにも見られる訳です。
 と、いつものように前置きが長くなりましたが、ヒント=正解はここ、「そうめんの日」だったのです。いや、意識せずに食べてましたね(実は大好物≒主食)。ご本家サイトの解説はこちらです。そうめんの歴史はとっても長かったのです。


明日は晴れるかな?

2007-07-16 13:06:17 | Daybook
Img_0948_s 昨日の記事の続きですので、下から先に読まれた方が良いです。。。
 写真は、7月15日午後8時のものです。すごい風でしたけど、ぐんぐん雲が流れて、透明度も結構良く、7時半過ぎには肉眼で、金星だけでなく、土星やレグルスも見えていました。写真を狙うにはある程度暗くなった午後8時くらいが良いかと思います。16日も17日もこの3つの星の配列は変わりませんのでご参考に。細い月が16日はもっと低いところ。17日は金星のすぐ近くに来ます。昨晩の金星とレグルスの間には、月のかわりにくもが挟まってます…。


明後日は晴れるかな?

2007-07-15 18:33:58 | Daybook
Tanabata_east 新年から見え続けてきた「宵の明星」、金星もいよいよ見納めが近づいてきました。夕方で細い月と並ぶのも、今回(7/17)が最後です。晴れそうにないなぁと思っていたのですが、名古屋は今、青空が見えてきました。これは、台風が通り過ぎて、もしかして? と思って、予報を見てみると、17日の夕方の名古屋は雨マーク。 残念。もし、もし、17日の夕方、月の周囲に星が見えたら、向かって左のとっても明るいのが金星。月のすぐ右の星がしし座のレグルス。右下にやや離れた星が土星です。天気予報が天気予報ですので、まあ期待せずに待ちましょう。
 あ、でも、月が並ばないだけで、金星も土星(金星の斜め右下)もレグルス(金星のすぐ右)も今日の名古屋なら見えそうです。19時半すぎが良いでしょう。同じ頃、南東の空にも明るい星が見えてきたら木星。東の空の織り姫と彦星にも今のままの天気ならあえそうですね。上の図は東の空の様子です。ケータイの方はこちらをどうぞ。


名古屋の七夕 その2

2007-07-10 13:36:09 | Tanabata
Plan 現在の七夕(たなばた)は、牽牛織女の星まつりや、物事のの上達を願う乞巧奠(きっこうでん)、お盆の前の禊ぎや5節句の一つ七夕(しちせき)、さらに棚機女(たなばたつめ)のお話等が合体してできたものです。
 今回の特別投影「七夕の夜」では、名古屋市内での七夕関わりの神社や伝説をお話しました。それが昨日、場所を紹介した、星神社(牽牛織女をお祭りしています)と多奈波太神社(天之棚機姫命をお祭りしています)です。いずれの神社も七夕のお祭りはこれから間に合う"月遅れ七夕"、8月7日。そこで、当日、両方を見て回る「月遅れ七夕満喫プラン」を勝手に?考えてみました。丁度都合のいい事に、多奈波太神社のお祭りは午前10時半から。星神社は19時ごろから提灯に灯を点すのでオススメとのこと。これなら同じ日でも両方回れる訳です。もちろんその間に、こちらもセットで...。
 図の中では、「七夕の夜」は大人向けの投影でしたので、16:00の一般投影がおすすめしてありますが、小さなお子様連れの場合は、14:30のキッズアワーという選択も有ります。ではお待ちしております。(上の図は地下鉄の路線図、多奈波太神社...と表示されていき、星神社に提灯が出たら完了です)

Plan_11上のがうまく見られなかった方はこちら。

Plan_mbケータイの方はこちら。