From Planetarium

名古屋市科学館プラネタリウムのスタッフから、さまざまな話題を紹介します。

七夕は明日?

2006-07-30 12:42:04 | Daybook
Tanabata2006 今日は7月30日。そこでタイトルは「七夕は明日?」。今月のプラネタリウム一般投影に来られた方は、もうおわかりでしょうか? 明日、7月31日は旧暦の七夕なのです。
 日本では明治5年から6年に変わる時に、月の満ち欠けを基にしたいわゆる旧暦から、現在のグレゴリオ暦に変えました。その旧暦とグレゴリオ暦のズレによって、7月7日は梅雨時になってしまったのです。
 図は2002年からの表です。旧暦と書いてある日付は、明治改暦以前の旧暦でそのまま計算した旧暦の7月7日が、現在のグレゴリオ暦でいつになるかを表しています。ご覧の様に、ほとんどが8月、今年だけはぎりぎり7月31日です。いずれにしろ昔の人の七夕は暑い盛りのお祭りごとだったのです。日にちの右の○×は、その日の宵空で織姫・彦星が見えたかどうかです。また下の数字は過去からの統計です。新暦では5年に1回しか見えない確率になりますが、旧暦では3年に2回見える事になります。
 さて、七夕は、グレゴリオ暦で行なう地域、旧暦で行なう地域があります。さらに月遅れで行なう地域があります。「月遅れ」については長くなりますので、こちらをご参照ください。
今年の場合は、順に、7月7日、7月31日、8月7日となります。

 たいていの年では、旧暦七夕は梅雨明け後ですが、今年は旧暦七夕が例年より早い事と、梅雨明けが遅い事で、梅雨明けになるかどうか微妙です。今日現在ではまだ名古屋は梅雨あけしていません。はたしてどうなるでしょう? ちなみに気象庁の梅雨明け速報ページはこちらです。
 今日、明日と、Lord N氏と、気象予想士? が、中日海洋エクスカーションの講師で外洋に出ています。旧暦七夕に梅雨明けが間に合うかどうか。きっとその心がけ次第? でしょう、、、ね。

p.s.7月30日に梅雨明けとなりました。ただ、天気自体はすっきりしませんが。
p.s.結局、旧暦七夕もだめでしたね。



ペーパークラフト_その13

2006-07-25 22:15:18 | Papercraft
 来月の一般投影のテーマは「惑星グランドツアー」。プラネタリウムドームの様々な映像機器を使っての映像演出があります。さて、9つの惑星の中で、なかなか十分な(複数回の)探査が行なわれて来なかったのが、水星と冥王星。すなわち両はしです。
 その水星には現在、探査機メッセンジャーが向かっています。ここまではプラネタリウムで取り上げます(たぶん飛びます)が、実はその次もあるのです。
さて、そのミッションは、日欧協力のミッション「ベピ・コロンボ」計画です。詳細はこちらをどうぞ。 

 実は、2013年打ち上げ予定という、まだ先のミッションなのですが、既にペーパークラフトが公開されているのです。
このページの、右の上から二つ目の図をクリックすると、pdfがダウンロードできます。



残念、雨です

2006-07-17 19:50:55 | Daybook
 今日は天文クラブ会員向けの観望会です。ただし、残念ながら雨。終了時刻までスタッフは待機しています。こんな時は、雨でも役に立つ傘ネタを。
 天球が回る様を、傘をくるくる回すのを見上げるように、、、と言う場合があります。ならば、傘の中に星を描いてしまえば!
星座早見傘のwebページ

雨の日の友にいかがですか?  北半球しかできませんけど。


七夕生中継

2006-07-07 13:18:07 | Daybook
 今日は七夕。残念ながらの天気ですが、プラネタリウムにはたくさんの方が来られています。7月の一般投影は「南の島の七夕」、キッズアワーも「おりひめさん・ひこぼしさん」です。今日を逃しても七夕の星は見えますし、プラネタリウムの話題も続きます。今年の旧暦の七夕は7月31日ですので、まだまだ楽しめる訳です。
 ところで、今日はNHKの生中継が入ります。
「金とく ちゅうぶ旬旬「クイズで七夕 星に願いを!」 クリックでNHKのサイトに行きます。
プラネタリウムからのクイズもあります。 内容は見てのお楽しみ。。。


木星と月が並びます

2006-07-05 21:23:57 | Daybook
Jup_moon 今日はすっかり雨もようですね。雲の上では、木星と月が並んでいるのですが 。月が一ヶ月で黄道上を一巡りしまた木星の近くを通ります。ただしその間に、木星の見える位置が西に移動するので、だんだん月齢の若い月と並ぶ事になります。5月発行の天文クラブ一般クラス機関誌No.130に書いた内容なのですが、そういえばと、元絵をUPします。6月のうちにUPすれば良かったです。すみません。最後の9月下旬のみ、午後8時では沈んでしまうので、午後6時にしてあります。晴れさえすれば、明るいペアですからきっとご覧いただけます。ほとんどおられないと思いますが、雲の上の飛行機からならうまく見えますね。失礼しました。