From Planetarium

名古屋市科学館プラネタリウムのスタッフから、さまざまな話題を紹介します。

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引っ越しました。

2014-11-20 18:46:56 | Daybook

 2年ぶりのご無沙汰です。ずっと使ってきたOCNのブログ人が閉鎖ということで、、、引っ越しました。OCNのような大手にしておけば安泰だと思ったのに、、、がっかりです。
 というわけで、このアドレスとなりました。たまには書かなきゃね。

 右ブロックにあるtwitterでよろしくお願いいたします。

 


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50周年その3

2012-10-16 15:16:08 | 50周年
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 名古屋市科学館の50周年まであと半月。館の内外もそんな雰囲気になってきました。さて、先日来50周年シリーズを続けております。そんな今日(10/16、)50周年がらみのビッグニュースが飛び込んできました。とはいえ、行けないですけどねぇ。

ローリング・ストーンズ 50周年記念ライブ!

 記事の中の「メンバーの合計年齢273歳」。そりゃそうでしょう。ちなみに4人だから、68.25歳です。


しかし、日本も負けてないですよ。 木の実ナナ 50周年

 このタイトルだと、本人が50周年にもとれますが、そんなコトないです。1946年生まれ。
 
そして、富士ゼロックス50周年

 現在のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の基は、XEROX社のALTOでした。これを見たスティーブジョブスがLISAやMacintoshを作ったのです。その直系のワークステーションJ-Starを開発したのが富士ゼロックスです。筆者は1988年。このJ-StarでGUIを体験(初めて自分で使ったGUI)しました。動作は遅かったけど、画面で見たままの図や文書が、イーサネットを通じて遠くのレーザープリンターで、なめらかな線で印刷されるのに驚いたものです。

 さらに、LED誕生から50年なんですね。このギャラリーはきれいですし、上手くまとまってますのでぜひご覧ください。
LED誕生から50年:ギャラリー


* * * * *

あとは番外編。今年じゃない50周年です。あらためて、50年の歴史は重いです。

オリエンタルランド50周年(2010年)
 え、東京ディズニーランドって、そんな前? じゃないです。開園は1983年。その前からの歴史は上記ページでどうぞ。

日本の航空宇宙工業 50年の歩み(2003年)

NHKみんなのうた(2011年)

JAF 50周年(2013年)



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国際航空宇宙展

2012-10-12 21:18:04 | Daybook
P1260803 現在、ポートメッセ名古屋では、国際航空宇宙展が行われています。
一 般向けのパブリックデーは本日(10/12)から、13(土)、14(日)です。この土日に行かれる方も多いと思いますので、見逃しがちな(マニアックな)ところを少しだけ紹介します。でもついつい長いです。全体や主要な見所は国際航空宇宙展のホームページに情報があります。

 アクセス 会場図

 駐車場に面した北ゲートは開いていませんでした(土曜日がどうなるかはわかんないですが)。ですので平面駐車場からは丸くて目立つ1号館を目指さず、四角い2号館をぐるっと回ってください。

P1260804 案内図が入り口に置いてあるので、忘れずに取りましょう。しかし笑ってしまうくらい細かいです。筆者は老眼鏡でも見づらいくらい…。

 さてここからは、かなり偏った、自分が気になった展示のみを紹介します。決してこれは全体像ではありませんので(^_^;) 正味2時間の駆け足チェックでした。
 
 





 では、まず、丸い1号館から。(内)は会場で配られている案内図での番号です。写真はクリックすると大きくなります。


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愛知名古屋航空宇宙産業クラスター(1D-11)の中に金シャチ1号と、NHKの番組で引っ張りだされていた金シャチがあります。
 
 
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メジャー所のJAXAのコーナー(真ん中 1A-22)に、

 
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ソユーズがあるというのも、スペースシャトル以後の時代を感じます。
 
 
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このかぐやの月球儀(微妙に違うけど)も
 
 
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このイトカワの1/1000模型も名古屋市科学館にあるから、見なくって良くって(^_^;)。
 

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ついつい、見てしまうのが、ロシアの宇宙服。左がロシアの船外、中央がアメリカの船外、右がロシアの船内です。
 
 
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ロシア語表記はこうなんだって思ったり。
 
 
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JAXAを離れると、今度はヨーロッパ・アリアンスペース(1A-22)。国際航空宇宙展です。
 
 
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パンフレットの置き方一つ、おしゃれなイタリア(1A-07)。
 
 
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中央の主催者展示「宇宙」(1B-01)には、中川義通さんのペーパークラフト群。全体が空いてた今日でもこれだけ人気です。
 
 
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「こうのとり」に搭載されているIHI製(1A-24)の、i-Ball。上部のカメラ端子がUSBそのものです。
 
 
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同じくIHIのスペースデブリ計測器。まだ開発中とのことです。ぶつかって穴が開いたら、電気が通らなくなるのでわかるというシンプルな仕組み。何本断線したかで大きさもわかる。楽しみです。
 
 
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さあ、では四角い3号館に移動。1号館から近い通路から行くとエアバス(3H-01)にぶつかります。
 
 
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ファーストクラスの室内まで作ってあるので、覗いてみましょう。
 
 
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これは日本飛行機株式会社ブース(3A-04、川崎重工のとなり)にあった、宇宙モノ二つ。回収カプセル用スプリングは科博でも展示されていました。
 
 

右の伸展マストは「かぐや」の磁場観測装置にも使われてます。係の方に頼むと動かしてくれます。すばらしい。
 
 
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会場のあちこちで、H-II系のロケットやはやぶさを見かけるのですが、ここNTN株式会社(3C-16)は渋いです。
 
 
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「ここに使われています」ですよー。こういったひとつひとつの部品が大切なんですね。
 
 
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美しい。。。
 
 
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小さくて目立たないブースにも、お宝が。このe2v社(3C-19)は、ハッブル宇宙望遠鏡のWide Field Camera3のCCDを作った会社です。他にも今月のプラネタリウム「となりの太陽系」で取り上げているケプラー望遠鏡21個のCCDも。さらにNASAのソーラーダイナミックオブザーバトリーも…。
 
 
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そして、なにげなくテーブルに置いてあった、このCCDは、ヨーロッパ宇宙機構のガイア計画に106個使われるCCDでした。
 
 
番外編。
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童夢のコーナー(3B-33)にあった、フェラーリF430のインテークマニホールド
 
 
 ★ ★ ★ ★ ★
 
 
 この国際航空宇宙展は、全体としては、家族連れで楽しむという雰囲気ではないですが、本物・プロ感覚に萌える方にはたまらないと思います。たった2時間の駆け足でもこれだけいろいろありますし、当方が不案内なので割愛した飛行機関係も、見る人が見れば興味深いものがたくさんあると思います。
 上記でもし気になったものがあれば、(内)のブース番号からたどり着いてください。特に第1会場は丸いので、番号がわかってても迷いがちです。案内図に外周の柱番号があれば良いのになーって思いました。ご注意下さい。
 
 
 ★ ★ ★ ★ ★
 
 
 
Ecobag
 愛知名古屋航空宇宙産業クラスター(1D-11)でもらえたエコバッグには、来年名古屋で行われる「第29回 宇宙技術および科学の国際シンポジウム」が、ドンと書いてあります。名古屋市科学館も何らかの形で、これに関わっていくことになります。お楽しみに。










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50周年その2

2012-09-30 09:17:46 | 50周年
Img_8608_m 今日は台風17号がこちらに向かってきています。朝は晴れてますが、午後はどうなるでしょう…。今日の名古屋市科学館は通常通り開館しております。

 さて本題。名古屋市科学館のWEBページに、50周年関係の情報が揃いました。応募系は10月13日が締め切り。喜多郎のプラネタリウムコンサートは現在発売中です。(その後、売り切れました)

 写真は自宅に届いた「広報なごや」の最新号。いよいよ広報が始まりましたので申し込み、購入などお急ぎ下さい。
 
   ☆名古屋市科学館は開館50周年を迎えます☆
 
 
P.S. 下の記事で今年50周年を迎える施設や事柄を取り上げたのですが、私としたことが、これを失念していました。
CAR GRAPHIC
家の書籍でもっとも嵩と重量をしめているのが、これのバックナンバー(現在30年分)なのに…。


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50周年

2012-09-17 14:13:33 | 50周年
Photo まもなく名古屋市科学館は開館50周年を迎えます。その11月にどんなことがあるかは…、名古屋市科学館の公式発表をお待ちください。ここで今書けるのは、一般投影プログラムの11月のテーマが「~50周年記念~ 思い出の星空」であることです。お楽しみに。
 左の写真は開館直前の名古屋市科学館(当時:市立名古屋科学館)の様子です。クリックすると大きくなります。


 さて、世の中には他にも今年50周年を迎える施設や事柄があります。ちょっと探してみました。

 名古屋テレビ
 鈴鹿サーキット
 千里ニュータウン
 ホテルオークラ
 ビートルズレコードデビュー「ラブ・ミー・ドゥ」

 そして、宇宙クラスタ御用達のリポビタンD

 (え? 何のこと? という方はこちらをお読みください)
 #キャンペーン終わってて残念。


 50年。歴史ですね…。


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「月の素顔」

2012-09-16 15:59:56 | Moon
M_1209ip062 2012年9月の一般投影のテーマは「月の素顔」。ドーム内での「お月見」、そして月周回衛星「かぐや」などの成果の紹介をしています。中でも一番力を入れて制作したのが、月の3次元CGです。
 あのCGは「かぐや」のレーザー高度計の全球データから、凸凹のある月の3Dモデル(形)を作り、その上にクレメンタイン衛星のミッションから得られた月の全球テスクチャー(色情報)を貼り付けています。実はこの作り方は、左写真の名古屋市科学館理工館5F展示室「宇宙のすがた」の月球儀(写真右端)とほぼ同じ。アナログの実体模型も、CG内の3Dモデルも作って、仕上げに追い込んでいく過程がほぼ同じというのはとても興味深いです。
 なお、同展示室にはサターンV型ロケットの模型(足元の着陸船、お気づきですか?)、月の満ち欠けと日食月食が見られる模型(月球儀の下)、大画面での「かぐや」ハイビジョンカメラの映像(写真左)、その下のタッチパネル端末など、月関係の展示がいっぱいあります。

 さて、その一般投影の中では、東の地平線(某建物の影)から、赤い月が昇ってくるのですが、その時点ですでに上記の「かぐや」データの月モデルを使っています。で、それがぐんぐん大きくなってくるというのは、デジタルプラネタリウムの宇宙空間の中で、視点を地球から月へどんどん近づけていっているのです。ある意味、仮想の宇宙旅行です。そのためには全ての位置を矛盾が無いように配置する必要があります。そこで、あの「かぐや」の月モデルは、2012年9月30日の月の出の時の月の位置に(ややこしやー)宇宙空間的に正しく配置してあるのです。
 今回、がんばって作った「かぐや」の月モデルは、もちろん今後も活用します。たぶん毎回説明しきれないと思いますが、お、凸凹まで細かく見えるーという月が出てきたらこれです。今回、正確に作って配置しましたから、満ち欠けはもちろん秤動もこのモデルを使って表現できるのです。ただし、一般投影の限られた時間の中では、月の見所のごく一部しか紹介できていません。天文クラブ一般クラス例会とか、何かの講座でもじっくり取り上げたいと思っています。
 今日は、「かぐや」の成果を中心に、月の名所を手軽に巡ることができるサイトを紹介します。JAXA宇宙オープンラボ研究の一つで、展示室の月球儀製作の協力社でもあるMT-planingのサイトです。β版とのことですが、楽しく月の名所をめぐることができます。いろんなところをクリックしてみましょう。

月の歩き方

#上記サイトは大きな画面のPCでないと、全部が表示しきれないようです。あれ? という方は下へスクロールしてみてください。
#Flashを使っているようで、iOSの方は見ることができません。残念。

17日追記:とある読者の方から、あのシーンはどれくらいの距離から? という質問をいただきました。プログラムを追ってみると3.5万kmほど。実際の約1/10まで近づいていました。


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休館日

2012-09-03 12:44:39 | Daybook
 お久しぶりでございます。今日の名古屋市科学館は休館日。名古屋市科学館トップページ http://goo.gl/yiaJl にも赤文字で休館・休演のお知らせが載っています。
 館内ではホントたくさんの人があちこちにいて、メンテナンスを行なっています。中でも大掛かりなのは屋外展示のメンテナンスです。しばらく足場がかかったりしてH-IIB等の展示物が少し見にくくなりますが、ご了承下さい。きれいになりますのでお楽しみに。工期中に雨が少ないことを祈ってます。
 プラネタリウムの中は、海外からもエンジニアが来て、いろんなメンテナンスを行なっています。改造とかではないので、一見、変化はないですが、定期的に内部までしっかりメンテをすることが大事なのです。光学式・デジタル式・音響・床工事などいろいろやってます。では9月8日からの新テーマ「月の素顔」をお楽しみに。




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星の色

2012-03-19 10:13:36 | Daybook
34 今日は名古屋市科学館がリニューアルオープンしてから1周年となります。記念式典なども始まったようです。え? なぜ、ようですなの? 実は筆者は今、京都に向かっています。今日から日本天文学会2012年春季年会なのです。1周年ももちろん大切で、今日はプラネチームもイベントなど大忙しなのですが、並行して先の番組制作も進めねばなりません。今日は6月の一般投影「見えない光の天文学」の準備なのです。会場で関係者との打ち合わせや、画像、最新情報の入手などがミッションです。


 さて、今日は見えない光の前に、見える光の話です。あの星は赤いねとか、ちょっと黄色っぽいかなとか言いますけど、実は人によって感じ方はずいぶんことなります。本来、色は波長の違いを認識しているのですが、人間の目は限られた検出器で色を検出していて、そのしくみ自体が完全に解明されているわけではありません。このあたりはこちらのページの前半にうまくまとめられています。「知っておきたい色の話」シャープ

 この色関係の話は、おもいっきり難しい話を取り上げるプラネタリウムでの講座「天文学に挑戦・マスターコース」で2004年5月28日に取り上げたものです。さらにその基本になった「星の色の観測」は1997年冬に行っています。現在は毎日が日曜日という過密ダイヤで、番組制作の時間は夜のお仕事。こういった学芸員的な活動の時間を取ることも難しいし、それをみなさんに解説するプログラムを組むことができないです。でも本来はこういったみなさんが星を見上げるときの基礎研究やそれを観望会などで活かすといったことが、天文に関わるプラネタリウムの学芸員の本務であるわけです。新館計画の立ち上げから開館して1年。この5年ほど止めていた「そういう活動」を再開せねばと思う毎日です。大学授業レベルを想定した「天文学に挑戦・マスターコース」もいつか復活しますからね。

 おっと、いつものように話がわきにそれてしまいました。本題に戻って星の色です。もう15年も前になりますが、1997年の冬。天文指導者クラブメンバーの協力を得て、下記の観察を行いました。

 対象星 シリウス、リゲル、ベテルギウス、アルデバラン、プロキオン、カペラ
 色候補 青、白、黄、橙、赤
 人数  40名(19才~73才)

 質問は、それぞれの対象星について、この色候補に当てはめるとすれば何色に見えますか? です。もちろん発光体の微かな色と、絵の具に塗ったような色は違います。ですからどの色に見えますか? ではなく、どの色で表現しますか? という意味合いです。

 被験者は、天文指導者クラブのメンバーですが、決して天文エキスパートではありません。中にはベテランも混ざっていますが、始めたばかりという人もたくさんいます。対象星を見誤ってはデータにならないので、星が分かる人を対象としたのです。ただし、何かに書いてあるとか、そう聞いているではなく、その晩に見て、その時に感じた色を報告して欲しいと伝えました。今まで聞いていた色と違っても良い。とにかく感じたままに報告を。ということで、年齢、眼鏡等の有無だけの無記名報告にしてもらいました。自分の感じ方が人と違うんじゃないかという精神的バイアスを取り除くためです。
 さて、結果を御覧いただきましょう。


E11  E12  E13  E14  E15  E16

 グラフは、一般に青いと言われている順(表面温度の高い順)です。リゲルは青白いと言われますが、黄色や赤系統を答える方もいます。シリウスは明確ですね。プロキオンも明確な方ですが、アルデバランはその名の通り? ばらんばらんです。まあ、平均すれば黄・オレンジ系になりますけど。そしてベテルギウスがまた明確ですね。
 図には描けてないですけど、年齢による分析では、40才以下と以上で分けてみると、以下の集団の方がより青白く見ています。以上の集団はやや赤く、さらにばらつきが増えます。こういったことも目の年齢による変化と整合する方向かと思います。

 こういったデータを眺めたり、観望会での反応などを思い出したりしながら、プラネタリウムでの星の色の紹介の仕方を考えています。まずは、一概に言えないということが大事だと思うのです。また、シリウスとリゲルを比べた場合、一般のどちらのほうを青く感じるかというと、シリウスになるでしょう。これは私たちの目が、明るいものに対して色を感じやすいということの反映に思えます。ですから写真で撮った色で、目で見た時の色を現すことはできないとも言えます。目で見た色は、目で見て考えねばならないと思うのです。

 この記事の最初に名古屋市科学館の星座早見盤の画像を配置しました。実はこの早見盤の星の色。こういった考え方から色を塗っています(シリウスとリゲルの色)。また、どの星の色を塗るかも、単純に一等星だから塗るといった機械的なコトをせず、目で見た時の感じを生かしています(ニ等星カストルにも色)。明るさについても同じで、暗い星まで書き込んであるところもあれば(おうし座の顔等)、割愛しているところもあります。山田卓先生とそういったことを相談しながら作ったことを懐かしく思いだします。星座早見盤は肉眼で星を見上げるときの道具だから、肉眼での見え方や感じ方を記載しておくべきと思うからなのです。そして、それを使って、本物の星を皆さんの目で見上げてほしいと思うのです。





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今日は最終日でした

2012-02-29 23:10:27 | Daybook
Img_4491_s 名古屋市科学館の一般投影のテーマは、月替わりです。ひと月過ぎると星空も移り変わります。さらにいろんな天文現象や天文学の話題をまんべんなく取り上げていくためにも、このペースは必要なんです。でも新館になってからは平日も満席が続いているので、なかなか毎月見られないって声もお聞きしています。すみません。
 12月ごろは、平日の最終回に少し空席もできていたのですが、今月はあの夏の頃のように、平日も早い時間での売り切れが続いています。大学が休みに入り、受験生の方も行き先が決まった方がフリーになり、と、学生の方の来館が増えています。勉学から離れても、科学を学びに来てくださるのはとても嬉しいことですし、「科学館へ行くこと」がいい意味のレジャーになっているとすれば、それはそれで素晴らしいことだと思います。
 2月の一般投影は「オーロラ幻想」でした。宇宙空間からオーロラを見て、地上に戻り、実写のオーロラをご覧いただく内容でした。写真は実写映像シーンです。今年の2月は1日多かったと言えども、短いです。正直もう終わりって感じで寂しいです。このオーロラの映像は、これからも講座や天文クラブ例会などの場面で使っていきたいと思っています。
 さあ、そして明日からは「太陽系アドベンチャー」で、デジタルプラネタリウムの機能を活用した惑星間旅行をお楽しみ頂きます。ドームの中での最終の確認作業も終わりました。ではまた明日?


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本番は来月

2012-02-27 20:17:52 | Moon
 大変なごぶさたです。夏は終わり、秋はすぎ、年は明けて、南国では春の声。ツイッターが無かった頃はこんなんじゃぁなかったんだけどなぁ。ついついつぶやいておしまいになってしまうのです。本家天文情報のwebページも作り方からガラっと変わり、ここへのリンクがないのも、ちょっとモチベーション低下の元かも。いろんな情報やネタを紹介するのには、公式っぽいツイッターでは、荷が重いし。
#それ、名古屋市科学館がオススメしてるの? と言われると困る場合が多いんです。
 ただし、自分でもジレンマだったんです。お、この情報いいなって思って、紹介&記憶のためにつぶやいておいても、後から探せない。Twilogなんてのもやってるんですけど、出てくるのは「晩ご飯なう」ばかり。うー、なんとかしなきゃ。
 リアルタイムで「あ、今、空がきれい(^^)/」なんてのはツイッターだけど、ちょっと落ち着いた情報はブログに書いてツイッターでお知らせってのがいいんでしょうね。関係者の中にもツイッターやめちゃう人とか、Facebookへ移行する人もいます。でも自分はツイッターは楽しいし、即時性は何物にも代えがたいしでやめられなさそう。Facebookは知り合いとか同業者とか、会った人限定にしています。すると、誰かにピンポイントに伝えたいことは電話かメールでOK。天文の学芸員として、多くの人に伝えたい事を伝えるためにはFacebookの世界は狭すぎるんです。
 で、あらためてブログ。少しづつ復活していくつもりです。


 P1240526_m さて、ここからが本題。先程ツイートしましたが、今日の西空、きれいでしたね~。左の写真は、栄のテレビ塔の近くからの撮影です。クリックすると大きくなります。

 今日は月のすぐ左下が木星。ずっと下が金星です。昨日は木星と金星のちょうど真ん中あたりに月が挟まっていたのですが、名古屋近辺は曇りでしたね。おとといは金星の横に居たんですが、、、これもダメ。というわけで、木星・金星間をちょっと通り抜けてしまった今晩、やっと晴れたわけです。
 この後、月はさらに東(向かって左)へ移動していきます。で、一回りして西の空の木星、金星のあたりに1ヶ月後、戻ってきます。その間に木星と金星の間隔(みかけの)は狭まってきて、さらに見栄えが良くなるのです。
 本番?は、3月の25、26、27日。なかでも26日は間に挟まるとっても良い条件となります。このあたりは、本家天文情報の「宵空の木星と金星」に、図入りで書いてありますのでご覧下さいませ。
 こういった金星と木星と月が並んで見えるのはどれくらいあるのでしょう。正確に何年に一度とは言えないのですが、感じを掴んでいただくためにここ数回をまとめてみました。白点の大きいほうが金星です。時刻は朝夕の参考程度でご覧下さい。クリックすると大きくなります。

 どうでしょう。前々回の2004年は明け方前回の2008年はとっても良かったですが、今回もバランス感覚が、なかなかです。次回は明け方ですし、バランスも今ひとつ、ということも考えると、来月が楽しみですね。

Photo



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さそり座デルタ星_続報

2011-07-14 00:35:42 | Daybook
Imgp0106_m 11日に引き続き、さそり座デルタ星の話題です。この記事に初めて飛んできた方は、一つ下の記事から先に読んでいただくと良いと思います。
 アストロアーツの記「さそり座のジュバが増光中!」事が出ました。出展は一つ前に紹介したこちらと同じです。変光星観測者の観測情報の最新はこちらで、最新の観測は1.6とか1.4等とあります。ただし観測者によってばらつきがあります。筆者が実際に空を見た感じでは、もっと明るく、1等台の前半に見えるのですが。
 写真は7月13日20時57分に名古屋市東区から撮影したものです。クリックすると大きくなります。星の色と明るさがより分かるように、先日より焦点距離の長いレンズで撮影したさそり座の前半分(西半分)です。詳細データは下記です。アンタレスの赤い色、デルタ星の青い色がわかりますね。そしてアンタレスに近いくらい明るいこともわかります。これから日に日に月がさそり座から遠ざかっていきますから、まぶしさもなく見やすくなってきます。7/11の記事の星図類を片手に、ぜひこの推移を見守りましょう。
PENTAX K-r SMC PENTAX 35mm F2 開放 1/8秒露出 ISO1600 中央部をトリミングし、トーンカーブを少し上げています。

p.s.余談ですが、この写真は三脚を使わず手持ちで撮影しています。手ぶれ補正技術の進化、カメラの感度の向上、そして市街地は空が明るい分だけ星も明るくなっているので、より写りやすくなっています。こういったことの相乗効果で、街中で三脚も立てずにさらっと5等星まで写せる時代になったんですね。


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さそり座デルタ星

2011-07-11 02:02:27 | Daybook
Summer_sky ちょっと早めの梅雨明け(速報値)で、星見の季節がやってきました。今日(昨晩)もうす雲はありますが、月もきれいでしたし、さそり座やいて座の南斗六星も街中で見られました。気温もちょっと爽やかでベランダ星見にはうってつけでしたね。左の星図はこの頃の星空をまとめたものです。ぜひ見上げてみましょう。

 さて、今日はそのさそり座の話題です。さそり座の頭のあたりは、縦に3つ、星が並びますが、その真ん中の星が今、明るくなっているのです。
 この星は2000年7月に、変光星であることが発見された星です。図のようにさそり座を形作る星の一つが変光星であったことが、2000年になってやっと見つかるなんて興味深い話です。その時の詳細はこちらをご覧ください。

http://www.astroarts.co.jp/news/2000/07/24VSOLJ043/index-j.shtml
http://news.local-group.jp/vsolj_news/043.html

Imgp0068_m 左は今晩(7/10)のさそり座の写真です。ご覧のように月は明るいは、名古屋の中心街にあるテレビ塔から2kmという場所で、街明かりもあるは、雲は流れてるし、晴れているように見えるところもうす雲はあるし、、、という超?悪条件ですが、写真をクリックして拡大してみてください。いろんな星が写ってます。
 増光にいたるまでの経緯はこちらが詳しいです。6月の時点ですでに1.6等。さらに今日見た感じではさそりの毒針の1.6等星(次の図中のラムダ星)よりも明るかったですから、新一等星(期間限定でしょうけど)と言っても良いのかなと思います。等級の見積もりはなかなか一筋縄ではいかないものですので、正確な数値は恒星物理関係者の情報を待つことにしましょう。
Tokyu_seizu_2 左は、ステラナビゲータを使った、さそり座、いて座方面の星図です。等級を表示しておきましたので、星空と見比べながら見ると楽しいです。
 B型星が2つ、連星になっていて10.7年毎に近づき、明るさを増す。400光年も彼方の星での大異変を、今、私たちは目撃しているのです。




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最後のスペースシャトル

2011-07-09 00:17:18 | Daybook
以下、過去の情報です。打ち上げ成功、おめでとう!


 まもなく、最後のスペースシャトル、アトランティスの打ち上げです。
ライブ中継はこちらがおすすめです。

NASATV リプレイが行われてます。0:47

中京テレビ(日テレ系)
中継始まりました。0:25
打ち上げ中継ありました 0:31


宇宙教育テレビ
http://www.youtube.com/yactvchannel/#p/l/qNXOFPILRmQ

大元のNASATV
http://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/

ユーストリームはこちら
http://www.ustream.tv/nasahdtv


筆者は、こちらにいますので、ツイッターをされるかたは、こちらもどうぞ。
https://twitter.com/#!/fairbanks_m

いよいよ打ち上げです!



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フェアリングその2

2011-07-08 16:18:12 | 新館
 Img0074_2 一つ前の記事をお読みになった方は、さあ次は「黒」と思われたことでしょう。残念でした。(^^;) 今回は「白」でも「黒」でもなく、「音」なんです。

 理工館6Fの「最先端科学とのであい」は、大きく二つのゾーンに分かれています。展示室中央の曲面の壁が地球表面を表していて、その中と外の最先端。地下と宇宙です。地下はJAMSTEC(海洋研究開発機構)、宇宙はJAXA(宇宙航空研究開発機構)との協力関係の下、いろいろな展示が構成されています。その中に、話題の科学とか太陽望遠鏡とか、ちょっと異質なのも入ってますけど…。

 さて、その宇宙のゾーン、すなわちフェアリングのあたりにいると、ときどき、ドドーン、ゴーって音がしませんか? これは時々鳴るという程度なので、聞いたことがあるって方は、長くじっくり滞在した方か、運の良い方かと思います。どんな条件で鳴るかというのは、ここでは触れずにおきましょう。というのも今回の展示制作では、あちこちにこういったいわゆるイースターエッグを仕掛けているからです。これもその一つで、あれ? と思うときに聞こえてくるのに意味があるんです。展示チームの所長さんの趣味?という噂もありますが、今回は別の方の発案とのこと。いずれにしろ筆者はこういう仕掛けが大好きです。あ、この所長さんの姿は理工館3Fの「街ではたらく機械」のコーナーで見かけるという噂もあります。これもイースターエッグの一つかも。
 ただしこの「音」の場合、先日、某テレビ局の取材で、さあ本番っと、カメラが回りだしたら「ゴー、バリバリー」。結構大きな音なので、撮り直しになっちゃったこともあります(^^;)。

 さて、このフェアリングに仕掛けた突然聞こえる音というのは、ロケットの発射音です。で、どうせ仕掛けるなら本気で仕掛けなきゃということで、本当のH-IIロケットの「音」を使っているのです。さあ、長くなりますが、ここから話題は1994年冬にさかのぼります。

Img0004 1994年2月4日。20代最後の1日を筆者は種子島で過ごしました。あのとても寒い朝、すばらしい光景に、二度と無い場面に立ち会えたことを本当に嬉しく思っています。送りだしていただいたみなさんにとにかく大感謝。それはH-IIロケット第1号機の打ち上げだったのです。
 日本が初めて打ち上げる純国産大型ロケットH-II。マスコミの注目度も半端ではありませんでした。筆者はマスコミ取材枠に申し込み(プラネ関係者は皆無)、NASDAと書いた赤い腕章を付けて現地に赴きました。申し込みには不慮の事故のために血液型まで申告するんです。そして宿も船もレンタカーも争奪戦。写真の車はレンタカー会社の社長さんの車だったりします。懐かしいです。

Img0034 次の写真は打ち上げ前日の虹。「日本の宇宙開発の未来は虹色」なーんてすばらしいタイミングでした。この場所は、打ち上げの際に最も近くから目視できる場所「竹崎観望台」です。ここは発射地点から約3.6km離れた展望台で、打ち上げの際にはマスコミのカメラ設置場所及び記者会見会場となるところです。
 携帯電話とかインターネットとかが現場で実用になる時代ではなかった当時、この竹崎観望台の記者会見会場にいることが、最新の情報を得る手段でした。マスコミのみなさんは、各社複数名で来ているので、交代で仮眠を取ったりできるのですが、こちらは初めての体験&一人です。いろんな新聞社の方に挨拶して仲間に入れてもらってお世話になりました。いわゆるジャーナリストも何人も来ていました。たとえば、立花隆さんはほんとスゴイです。もちろん超有名人ですからいろんな人から声がかかりますが、きちんと一人一人対応しておられましたし、ご自身で夜中まで予定の発表を待ったり、ディスカッションしたりして、現場の記者陣と同じ目線、同じ行動で取材されていくんです。かとおもうと、とある天文関係のジャーナリストはタクシーで乗りつけて、ささっと自分の用のある人だけ取材してささっと消え、夜中や明け方の本当の現場には現れませんでした。ロケットに関しても著書がありますが、やはり重みが違います。自分は本当の現場にちゃんと赴き、そこで実体験したことを基に解説をしようと強く思ったものです。
 
Img0083 撮影場所の陣取り合戦も一人での戦いでした。打ち上げの予定が決まると、どっと人数が増えるのは自明。前日の夜中に一人で機材を持ち上げ、ひな壇の中央に陣取ることができました。この場所を取らないと、ロケット発射台に手前の小高い丘が重なってしまうのです。ちなみに場所取りはヒモとかガムテープでするんです。
 機材は3つ。黒い長いレンズのほうが、望遠鏡の三脚を活用した特殊三脚に、Nikonの600mmF5.6+テレコン+F3です。レンズはニコン名古屋営業所が科学館への支援として貸しだしてくれました。大感謝です。白いレンズの方はTamron 300mmF2.8 + Pentax SFXn レンズは同僚のカメラマニアS氏から借りました。大感謝です。そしてアルミケースの上に乗っているのが、SonyのTCD-D10 DATのデジタルデンスケです。「音」をきちんと録りたい。これがこの取材時の大きな目標でありました。筆者が小中学生の頃、こんな雑誌があって、毎月小遣いで買ってはカセットテレコとマイクを持ち歩き、いろんな録音を楽しんでいました。せっかくその場に立ち会えるのなら、H-IIロケットの打ち上げの音を、ちゃんと録ってプラネタリウムで活用したいというのが、大きな目的であったのです。
 
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 当時の打ち上げ取材はとてもおおらかでした。打ち上げ前晩には、組立て塔の上に取材陣を昇らせてくれて、こんな写真(上左)が撮れましたし、こんな近く(上右)へ行くこともできたんです。ほんと、いい思い出です。
 
Img0060 打ち上げ当日の朝。7時8分すぎ。東の水平線から太陽が昇ってきました。打ち上げは午前7時20分。夜中からいてつく寒さの中、待ちました。この日差しの暖かさも忘れられません。




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600mm+テレコンでの写真(左手でレリーズ押してます)



Img0076 300mm(こちらは右手で撮影しました。本ページ一番最初の写真は三脚に固定し右手でレリーズを押してます。そしてこちらの構図は600mm+テレコンの構図からロケットが上に抜けて、左手が空いたところで、三脚から外し、両手で保持して上を向いて撮影。大忙しです)
 

 というわけで、話が長く長くなりました。
6F展示室のフェアリングのところで、時々流れる打ち上げの「音」はこの時のものです。


  *** そして、やっと本題です ***


 この打ち上げの「音」は、とってもダイナミックレンジが広いので、なかなか、あの臨場感を再現できません。展示室ではもちろん。1990年代の音響としてトップクラスだった前のプラネタリウムドームにおいても「音量」の迫力は出せましたが、本当の意味の良い音質を伴った「音圧感」が体感していただけなかったのです。

 しかし、新しいプラネタリウムでは、正直、自分があの日に体験した、そして体が憶えている「音圧感」そして「臨場感」が再現できました。今回の音響システムは、またあらためて書きますが、ちょっとすごいんです。

Img0078_2 そして、今、新プラネタリウムでこの「音」を体験していただけます。種子島での実写によるパノラマ風景と、左の写真のように、発射でできた雲が風で流れる様子までも再現した全天CG付きで。

 え、開館特別番組を見ても、そんな場面無かったですって、、、。はい。実は、、、

 その番組は、もうひとつの開館特別番組、キッズアワーの「太陽系大冒険」なのです。こちらは9月までやってます。
 実際のプラネでは、発射台から3km離れているので、音が遅れてきますよ~くらいしか解説する時間がないのですが、実はこれくらいの背景のある「音」なのです。チケットも一般から売れていくので、少し買いやすいですし、夏休み期間は予約もできます。詳しくは下記リンクでご確認を。ロケットに興味のあるみなさま。これは必聴かも(^_^)/

7月1日よりプラネタリウム観覧券(キッズアワー)予約の試行を開始します



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フェアリングその1

2011-07-01 15:38:04 | 新館
P1220341_m フェアリングと聞いて、あ、ロケットねって思う方は宇宙ロケット好きな方ですよね。バイクって方、飛行機ってかたも多いと思います。いずれにしろ空気の流れを整形する(fair)って意味から来ています。カウル、カウリングも近い感じですね。
 もちろんこのblogでの話題はロケットのフェアリング。これはもう少し丁寧にいうと、ペイロードフェアリングといい、ペイロードすなわち打ち上げたいものを空気の流れから守るモノです。ペイロードという言葉自体も直訳は荷物の有効搭載量で、これが転用して打ち上げる探査機とか人工衛星とかという意味になりました。あーややこしい。
 
 
Fairing さてそのフェアリングですが、名古屋市科学館の6F「最先端科学とのであい」のフロアに本物があるんです。それも2種類。分かりやすく言うと「白」と「黒」。今回はその「白」を取り上げます。
 左上の写真は理工館6F展示室の東側壁の様子。一際白くめだっているのが、H-IIBロケット1号機のフェアリングの「本物」なのです。展示室のパネルの一部が左の図です。展示室で見るとずいぶん大きく見えるのですが、H-IIBロケットはさらにむちゃくちゃ大きいので、実はごく一部分。図の青い塗りのところです。宇宙に行ったはずのロケットの実物がなぜあるかというと、、、
 フェアリングは空気の流れを整形するって、最初に書きましたね。すなわちフェアリングが必要なのは大気中を通過しているときだけなのです。宇宙空間に出てしまえば、どんな形をしていようとも空気抵抗を受けようがない(空気がない)ですね。ですから流線形の人工衛星っていないですよね。みんな、結構無骨な? 角張った形をしていますが、宇宙空間に出てしまえば、あれでいいんです。もちろん例外はありますけどね。スプートニクとかおおすみとか。
P1220345_m 話を戻しましょう。打ち上げられたロケットは、大気密度の濃い領域を抜けるとこのフェアリングを外し、ペイロードとして搭載されている衛星などを分離します。外されたフェアリングは落下し、衝撃でばらばらになります。フェアリングは軽いのでそのほとんどが海面を漂います。船がぶつかったりすると危ないので、できるだけの破片を回収するのです。1号機の時の資料が見つからなかったのですが、H-IIB 2号機では60%を回収したとのことです。スペックとかさらに詳しく知りたいという方はぜひこのpdfをどうぞ。
H-IIBロケット試験機 解説資料
 さて展示室では打ち上げの様子とかのパネルもあります。ほとんど触れそうな至近距離で実際に高度120kmの(ほぼ)宇宙空間まで行って帰ってきた実物を見ることができるのです。オススメの展示物です。
 
 このフェアリングは2009年9月11日に打ち上げられたH-IIB1号機のものです。そして…ツイッターなどでは紹介していましたが、宇宙兄弟の限定版として、なんと「同じH-IIB1号機のフェアリングのカケラ」が付いて来るのです。
本邦初! 『宇宙兄弟』最新⑭巻、今度の限定版特典は「宇宙還りのロケットのかけら」!?
(最後の?は要らないと思うけどな~)

P1220350_m 中には、宇宙に行ったという証明書と模型、そしてカケラが入ってます。しかしまさか、本物のロケットのカケラが手に入るようになるとは思いませんでした。いい時代になりましたね(^_^;) すでに売り切れのところも出ているようですが、名古屋市科学館のミュージアムショップにはまだ少し在庫があります(6/30現在)。

 天文館5F天文展示室と、理工館6F最先端の科学は、同じ展示Cチームで制作しました。科学館側は天文係と学芸係の混成チームで、とっても楽しいチームでした。さらに今回、JAXAとの粘り強い交渉を勝ち抜いて(?)、これらの大量の展示物や協力をゲットした中心人物はS氏でした。もちろんこのフェアリングもです。その真打である超大型展示物はこれからです。もちろん紹介しますのでお楽しみに。
 


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