From Planetarium

名古屋市科学館プラネタリウムのスタッフから、さまざまな話題を紹介します。

月にもっと願いを!

2007-01-30 21:26:31 | Moon
 月探査機セレーネメッセージを載せる「月に願いを!」キャンペーン。思ったほど集まっていなくて、こんな見出しまで。
<月探査機>「月に願い」募集が低調 期間を延長 JAXA 
いや、その、そこまでばさっと低調と書かなくてもね。。。 
 確かに名前を載せようというと、すっと申し込めますが、メッセージだと、ちょっと考えてしまいがち。でも人数が少ないという事は、願いが届きやすいチャンスな訳です。神様だって、初詣のときなんぞは人数が多すぎて、願い事もきっと何がなんだかわからなく、、、いや、そうならないのが神様なのでしょうけど。
 さて、このキャンペーンは、この夏に打ち上げ予定の月探査機セレーネに、みなさんのメッセージを載せようというものです。ぜひメッセージを託してみませんか?
携帯はこちら パソコンはこちらから


字幕付きプラネタリウム

2007-01-27 18:38:16 | Daybook
20070127 今朝は、年に2回の字幕付きプラネタリウムでした。166名の方が来られたこの字幕付きプラネは、ライブの解説に字幕を付けます。解説者のアドリブにもちゃんと字幕が出るのです。どうやっているのでしょう?
 これは多くの方のご協力によって成り立っています。聴覚障害の方の支援を行っている要約筆記等研究連絡会「まごのて」パソコン要約筆記「なごや組」のみなさんが、解説者のクセまでも知り抜いて、字幕カードを準備したり、その場で速記ならぬパソコンの即打ちで字幕を生成していただいているのです。科学館側はそれをビデオ映像装置で受け取り、場面に応じた明るさにその都度調整、さらにジョイスティックで読みやすい方向にプロジェクターを移動させながら投影します。詳しくは「まごのて」のこのページに解説がありますので、ぜひご覧ください。
 解説者と上のようなスタッフの方々の息が一つとなって、ライブの字幕付きプラネタリウムができています。健常者と障害者も一緒に、当館の生解説の楽しさを味わってほしいという目的で、通常の一般投影やキッズアワーと同じ内容を同じように字幕付きにし、当日偶然訪れた方にも普通に入っていただくのが、この字幕付きプラネタリウムです。終わってホット一息、そして今晩は、2月の一般投影「こいぬ座物語」の仕込みです。
 


今日は天文クラブ例会

2007-01-25 19:57:57 | Daybook
 今日は天文クラブ一般クラスの例会です。200名を超えるクラブ員のみなさんが、来られています。
 例会では、学芸員それぞれの特色のある1回だけのオリジナル講座を行います。今日は、天気予報120%活用術。こういうテーマのときには往々にして天気が悪くなるものですが、今日はいい天気、いい月ですね。
 講座の中では、星を見る上での、天気図やひまわり画像の見方を紹介しています。そこで、それに連携して、携帯天文天気情報、"天文情報i"という携帯サイトを作りました。
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/astro/i/
 作った!というほどの情報量ではないのですが、とりあえず、役に立つお天気画像をまとめています。そして、実はこのblog、携帯でもそれなりに読めるのです。ご存知でした? 上のページからリンクしています。機種にもよりますが、パケット代に注意してご覧ください。QRコードのリンクはこちらです。

Dome_phone_1 あっ今、ドーム内で、「今日オープンしました」と紹介してます。「みなさん、どうぞ今、つないでみてください」 ドームの中の暗闇の中で、携帯の光が蛍のように? 揺れる、、、二度とないであろう不思議な光景でした。
   ↑あわてて撮った写真です。でもあの雰囲気は出ない。。。



日仏共同プラネタリウム

2007-01-14 01:29:39 | Daybook
 今日は、パリでのイベントのお知らせです。プラネファン、zabadakファンどちらの側面からも楽しめるこの企画。パリに知り合いのある方は、ぜひご連絡を。これを機にパリへという方は、ぜひお早めにご準備を。(^^;)

 パリ発見の宮殿と名古屋市科学館の文化交流の一環として、パリ発見の宮殿プラネタリウムにおいて、日本語によるプラネタリウムの解説投影を行います。午前の部は今年で3回目となり、パリ日本人学校の小学4年生、5年生の児童も授業の一環として見学します。また、今回は会社帰りの社会人の方にも見ていただけるよう、夜の8時からの日本語&フランス語の特別プログラムも企画しました。日本のアーティスト、zabadakの生演奏も楽しめる大人向きのプラネタリウムです。


2007年2月6日(火)午後8時より約1時間半

 星の探し方や星座にまつわる話など、日本人の学芸員とフランス人の学芸員の生解説で紹介。通訳ではない日仏語による解説と、そこに挿入されるzabadakの生演奏。全てがライブで進行する、新しいタイプのコラボレーション・プラネタリウム。日本人もフランス人にも十分楽しめる1時間半です。


2007年2月7日(水)午前9時30分より約45分間

 冬の星空でのオリオン座やすばる星などのさがし方を紹介し、月の形のいろいろ、満ち欠けのしくみや、月の動きとその観察のしかたなどを、スライド・ビデオなどの映像を使い、わかりやすく、楽しい解説をいたします。パリ日本人学校の小学4年生5年生の児童も授業の一環として見学します。

場所: Palais de la Decouverte  Av. Franklin D. Roosevert 75008 Paris
料金: 無料 (先着順で満席になり次第〆切になります。途中入場はできません)

  お問合せは、zabadak.paris(アットマーク)wanadoo.fr まで

zabadak公式ページはこちら。zabadakファン必見のページです。
http://www.zabadak.net/

発見の宮殿プラネタリウムはこちら(フランス語)
http://www.palais-decouverte.fr/index.php?id=703

★さらに、2月8日には、セーヌ川船上のライヴハウスで zabadakのライヴがあります。
詳しくはこちらから


マックノート彗星と水星

2007-01-13 01:02:32 | Daybook
20070112 太陽観測衛星SOHOの中でも最も視野の広いLASCO C3カメラの視野に、彗星と水星が見えています。彗星のほうは今話題のマックノート彗星です。
国立天文台 アストロ・トピックス (267) 太陽に近づき、明るくなるマックノート彗星

 左は12日の映像です。どんどん動いて行きますので、このリアルタイム映像のページをチェックしてみて下さい。ページ右下の青い映像です。クリックすると大きくなります。これらの画像ではマックノート彗星は明るすぎて、CCDが飽和してしまい、横に線が伸びていますね。水星もそうなっています。この後、彗星はカメラの視野左を下(南)に動き、16日頃までは見えそうです。彗星と水星が視野で重なると面白いと思うのは日本人だけですね。

 旧サイト時代から、SOHOですばるをみたり、いろいろしてきましたが、今回の彗星はホント明るいです。過去のSOHO記事一覧はこちら