資格の持ち腐れ！？

世の中には、いろんな「資格」がありますよね。
仕事などで必要に迫られて取る方もいれば、趣味として資格を取る方もいたり。

皆さんは「通関士」という国家資格があるのをご存知でしょうか？
初めて耳にする方もけっこうみえるでしょうね～。
「通関士」とは、輸出あるいは輸入される物品の通関手続（税関への手続）をするために必要な財務省管轄の国家資格でございます。

で、僕はこの資格を今から１０年半ほど前＝大学３年生の時に取ったんですよ。
学生の時にこんな資格を取るなんて、かなりの変わり者でしょ？（笑）

当時、僕の周りでは３年生になる直前くらいから、就職活動の際に少しでも優位になるよう、資格試験や検定試験を受ける友達が急増していました。
僕が進学していたのは「経済学部」だったこともあり、簿記検定を受けたり、宅建（宅地建物取引主任者）の資格を取る子が多かったかな。

そんな中、僕も資格の１つでも取っておかないとダメだよな～と思ったわけですわ。
でも、みんなと同じ資格試験、検定試験を受けても面白みがないし、個性が出ない！と思い、学生があまり受けなさそうな資格を探してみることに。
そして、通関士という資格と巡り会いました。

通関士の試験は年に１度（１０月）しか行われないため、そこで合格しなければ就職活動で活かすことが出来ない！
ですから、３年生になってからの半年間、大学の勉強と並行して、通関士試験の勉強を敢行しました。
いや～、日々の仕事に追われている今では考えられないっす。（笑）

通関士の試験では、通関業法、関税法、関税定率法といった法律を頭に入れなければならないため、頭はパンク寸前。
受験した際、問題がかなり難しく、「これはダメだ」と思いましたから。。。

しかし、運が味方してくれたのか、１回で奇跡的に合格しました！
合格発表は１２月に行われたのですが、家に合格証書が届いた時は驚きと喜びでいぱいでしたね。

学生で通関士の資格を持っているのがよっぽど珍しかったのか、就職活動の際には必ずと言っていいほど、通関士についてアレコレ聞かれました。
他の学生よりどれくらい優位になれたかどうかは分かりませんが、面接の際の自己アピールのネタに困ることはなかったですよ。（笑）

そんな通関士の資格を所有する僕ですが、現在、その資格を活かした職業についていません。。。
勉強したのは１０年以上前のことなので、通関手続の知識も頭の中からほとんど抜けちゃってます。。。
完全に「資格の持ち腐れ」ですな。。。