夏の想い出（大阪編１）

歴史ある寺院です。

時間は８月４日に遡ります。
大阪（堺市）に住む友達が新居を建てたので、お泊りしに行きました。
その際、連れて行ってもらったのが「四天王寺」でございます。

こちらの寺院、推古天皇元年（５９３年）に建立されました。
『日本書紀』によれば物部守屋と蘇我馬子の合戦の折り、崇仏派の蘇我氏についた聖徳太子が形勢の不利を打開するために自ら四天王像を彫ったそうです。
蘇我馬子が勝利したため、この四天王像を安置するために建立されたとのこと。

トップの写真を見て、「お寺にどうして鳥居があるの？」と思われた方がいるかもしれませんね。
鳥居は元来、聖地結界の四門として建てられたものですので、神社に限られたものではないんですよ。
下の写真は「西大門」です。


昭和９年に近畿を襲った室戸台風、そして昭和２０年の大阪大空襲により、境内の建造物はほぼ失われてしまいました。
ですので、現在の建造物は戦後に再興されたものになります。
【五重塔】


【金堂】
聖徳太子のご本地仏である救世観音が祀られ、その四方を四天王が守護しています。


こちらは「六時堂」です。
昼夜６回に渡り、諸礼讃をする所からこの名が付けられたそうです。


境内にはロンドン五輪の卓球で銀メダル獲得に貢献した石川佳純選手の出身校である「四天王寺中等・高等学校」もありますよ～。