3月3日はひな祭り。デイでも雛人形が飾ってありますが、デイの職員が持参してきたものですが、娘さんの為に、昔御祖父様、御祖母様が買って下さった、との事。
しかも、伝統ある木目込雛人形で、利用者様も童心の戻ったかの様に、興味津々に観賞されていらっしゃいます。
木目込人形とは、桐塑または木で作られた人形に、衣服の皺や模様の形に本体に筋彫りを入れ、筋彫りに目打ちなどで布の端を押し込んで衣装を着ているように仕立てた人形の事だそうです。 この、筋彫りに布の端を押し込む動作を「木目込む(決め込む)」ということから、木目込み人形と呼ばれるようになり、全身が桐塑で出来ているものと、頭を別に作り、完成した胴体に差し込んだものとがあるが、頭を別に仕立てる場合でも目にはガラスを入れず、描き目であることが多いそうです。
歴史的には、京都の上賀茂神社に仕える雑掌高橋忠重が、木切れに布を木目込んで人形を作ったのが始まりとされているそうです。
雛人形も大勢の利用者様に見守られ、息を吹き返したかの如く、活き活きとした表情に見えます。