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365日スキーすることをたくらむ塾チョーのブログサイト

とびしま海道 後編

2012年06月28日 | 自転車
「とびしま海道」
呉市川尻町から下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、平羅島、中ノ島、岡村島の7島7橋区間の愛称です。


さて前回からの続き。

フェリーは大崎下島の大長(おおちょう)へ到着。

この界隈の斜面は、あっちもこっちもみかんの段々畑。

みかんのできる季節にくれば壮観な眺めなんだろうな…

ちなみに「大長みかん」ってブランドがあるじゃないですか。

あれってここ「大長」から出荷したみかんのコトです。

見ての通り大長、そして隣りの御手洗(みたらい)の街並みは、すごく趣があります。

尾道や鞆の浦にも通じるノスタルジックな感じ。

この地はその昔港町として栄えたそうで、そんな歴史を感じさせる建物がたくさんありました。

ちなみに今上映中の映画「ももへの手紙」のロケ地らしいです。 僕は見てませんが。

御手洗の天満神社。

そこに建てられてた碑。 明治時代に自転車で世界一周した人がいるんだって!

中村春吉さんスゲー! きっと僕のゲッターロボ号よりボロいチャリだよね?

とびしま海道、余裕で制覇できる気がしてきました!

海岸通りに出ると珍しい車を発見。 マツダのコスモスポーツ、別名「空飛ぶ円盤」。

40年以上前の車だけど、今見てもカッコイイわ。

江戸時代に建てた灯籠!  が、この灯籠のそばにあったんだけど、写真撮り忘れちゃった。

こっちの灯籠がいつ頃のかはわかりません。

どんだけスタイルのいい小学生やねん!

と、レトロな街並みを堪能したあとは、本州方面へ向かって走り始めます。

基本海沿いルートなのでアップダウンは少ないんですが、橋を渡る時はどうしても上り坂。

自分の太ももが変速ギヤの代わりです。 今回はなんとか乗り切りました。

おー、最近こういうの見かけなくなりましたよね。

これは、えーっと、蒲刈大橋だったかな。

三兄弟か!?

親子か!?

そんなこんなの島ツーリングもエンディングに近づいて参りました。

下蒲刈島からとびしま最後の(最初の?)橋、安芸灘大橋を渡り呉市川尻へ。

ここから一番近い駅は仁方駅ですが、乗り換えが面倒なので広まで行くことにします。

広駅で自転車を折りたたみ、電車に乗車。

輪行って、走り慣れて新鮮味のない自宅近くをワープできるのがありがたいんですよね。

電車内で今日の反省会なぞしてたら、あっという間に向洋駅まで帰って来ました。

今回の走行は約80kmってとこでしょうか。 距離的には楽勝ですよね。

ただ、ギヤ無し小径車だったこともあり、前回の能美・江田ポタよりはトレーニングになった感じです。

お土産は大長で買った「カラーマンダリン」って柑橘類。

見た目はみかんだけど、味はオレンジっぽくて濃厚です。


さてさて、まだスキー活動のメドが立ってないので、

もうしばらく自転車(か、それ以外の)ネタが続くと思います。

365日スキーをたくらむブログのハズなのに、面目ない

ま、気長にお付き合い下さい。


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とびしま海道 前編

2012年06月27日 | 自転車

まだスキー的活動はできません。

というわけで先日、自転車でポタリングしてきました。

今回はいつもと趣向を変えて「輪行」です。

公共交通機関に自転車を載せてガバっと移動し、遠くでポタるってスタイル。

行き先は竹原市の沖合に浮かぶ大崎上島にしました。


今回も自転車メイトとの二人旅です。 朝イチまずはJR向洋駅へ。

駅で自転車を折りたたみ、

6時30分の電車に乗り込みます。

途中広駅で乗り換え、2時間で竹原駅に到着。

「ガシャガシャガシャーン!」と折りたたんであったゲッターロボを完成させ、

竹原港フェリー乗り場まで1kmちょいの移動。

ここから約25分の船旅、大崎上島の北部にある垂水港へ向け出発です。

今回も自転車向けキャンペーン「せとうちサイクルーズPASS」を利用しましたよ。

今、時代はエコ。 こんなふうに自転車を優遇する動きはもっともっと活発にしてもいいと思うんですが。

さて上陸後、まず目指したのは地元のスーパーマーケット「パルディ」

ここのパン屋でご当地グルメ「がんすバーガー」なるものが買えるとの情報を入手したもんで。

「がんす」って広島人ならピンとくるでしょ。 魚のすり身をパン粉で揚げた惣菜です。

でもバーガーとなるとあまり見かけないですよね。 せっかくだから食べてみたいなと思いまして。 

味ですが、魚とはいえフィレオフィッシュとは全然違います。

うーん、ナニ味かなあ、例えは思いつかないんだけど…、がんすの味… ってそのままやんけ!

ともあれがんすとバンズと粒マスタードの組み合わせ、なかなかイケます。 お代は280円。

次なる目的地は島の真ん中あたりにある徳森食堂。

って食ってばっかりかよ!

しかたありません、ここのラーメンも美味しいとの事なので。

この記事のド頭のラーメンがそれです。

醤油スープでいいダシ出てる、チャーシューもウマい、尾道ラーメンぽいけど背脂はナシ。

マジコレ美味しかった、オススメです。 価格は普通盛り530円とリーズナブル。

さ、お腹も膨れて満腹、満足。 再びロボにまたがりユルユルと南下します。

そして島の最南端に近づいてきたところで新たな展開に。

相方から「このまま大崎下島へフェリーで渡っちゃう?」との提案が…

当初の予定は大崎上島一周。 20~30kmの行程かなと思ってたんですが、

大崎下島に渡っちゃうということは、そのままとびしま海道を走って本州まで戻っちゃうって事だよね。

となると走行距離は当初の予定の2倍から3倍。

実は僕のゲッターロボ、変速ギヤなしの16インチ小径車…

ママチャリ以下の機動力。 戦闘ロボットには程遠い。

かまわず相方「まだ午前中だし、せっかくここまで来てるんだから」と、さらにプッシュ。

「変速ギヤがなくても、スキーで鍛えたふとももがあるじゃろ?」と、もう一段プッシュ。

…そんじゃま、渡っちゃいますか、ちょっとはトレーニングも必要だし。

ま、朝6時半の電車に乗る事が決まった時から、この展開はうすうす感づいてましたが。

てなワケで島の南端、明石から大崎下島行きフェリーに乗船しました。

フェリーからの一枚。 この橋は岡村大橋、とびしま海道の一部です。 左が岡村島、右が中ノ島。

橋をくぐるとまもなく大崎下島の大長に到着です。


つづく。


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自転車部部活

2012年06月13日 | 自転車
中国地方は先週梅雨入り、イヤな季節がやってきましたね。

でも運良く土日はいい天気になりました。

そんな先週末、自転車部の活動を。

今回はフェリーを利用し、能美島・江田島をのんびり廻ろうってプランです。

時間も距離も特に設定しません。 足の向くまま、気の向くまま、スナックのママ。


ってなワケで、朝イチ自転車仲間と合流、まずは宇品のフェリーターミナルへと。

フェリー料金は広島港から能美の三高まで620円、自転車は別途180円なんですが、

今、広島県旅客船協会で自転車向けキャンペーンをやってまして、

ちょっとしたアンケートに答えると、三日間有効のパスを発行してくれ乗船料が割引になります。

割引率はルートによって異なり、能美・江田は自転車の料金180円が無料、という事でした。

往復だと360円のお得ですね。 チャリ好きには嬉しい企画っす

お得に乗船後、荒波による揺れに備え、自転車はこの太いロープでがんじがらめに固定…

する必要は全くなく、穏やかな瀬戸内海の旅がスタートです。

約40分で能美の三高港に着岸。


まず目指したのは子供の頃よく海水浴に行った「がんねムーンビーチ」

大人になってからは一度も行ったことなくて、どんなトコだったか見てみたくて。

この写真のちょうど真ん中へん、山が途切れてるあたりです。

以前は宇品港からがんね行きの直行船っていうのがあって、それを利用してたんすよね。

なので陸ルートで行くのは今回が初めて。 へんぴな場所だった事にビックリ、漁港のそばの山道を登って…

何十年ぶりかに訪れたがんねに「そうそう、こんなトコだった!」と、なんだかタイムマシンで到着した気分

ひっそりとカフェバーが営業中。 コレ当時はなかった。 っていうか子供の頃はカフェバーって言葉すらなかった。

沖にある白い岩まで泳いで、よじ登って休憩したり、飛び込んで遊んだりしたっけ。 あー懐かしい!

それにしても僕の記憶の中では大きな海水浴場っていうイメージだったんですが、その小ささに驚きました。

子供の頃の記憶って、そういうのよくありますよね。

でも古い記憶の中の映像と現実を結びつける作業はなかなか楽しかった。


そんながんねを後にし、海沿いを南へ下ります。

ちなみに同行者の自転車にはカーナビが装備されてました! いや自転車だからチャリナビ?

やっぱ世の中21世紀なんですねえ… もし子供の頃の自分がコレ見たら大騒ぎしてますよ。

「スッゲー!ナニこの箱!地図帳が入ってるじゃんっっ!」って。

さておき、自転車ならではのマイナーなルートをチョイス。

ナビのおかげで、抜けれる道だとわかってるから安心。

こういう道ってなんだかワクワクするんですよね。

でも油断してると海に落っこちる危険性も




サンビーチおきみ、後ろの白い建物にはレストランやお風呂、宿泊施設なんかがありました。

海を見ながら入浴できるっぽかったですよ! 今回はスルーしたけど、ちょっと入ってみたかったな。

さて、ここらでお昼ご飯にしましょう。 持参したコンビニおにぎりで外メシです。

沖に見える無人島は「小黒神島」 釣りとかダイビングのメジャースポットらしい。 後ろの大きい島は宮島。

昼食後、一休みしてさらに南下開始。

車もほとんど通らず気持ちいいルート!

この辺りの道まではのんびり楽しめるんですが、その後メイン道路と合流すると車はグっと増えます。

島とは言え、人口2万5000とかの「江田島市」ですからね。

ま、広島市内を走ることを思えば全然のどかですが。

そして旅も後半、江田方面へ向かい、長い秋月トンネルへ。

700~800mとか、そのくらいはあったんじゃないかな。 自転車だとなかなか向こうへ抜けられません。

下の写真はトンネルを秋月側に抜けて峠を少し登ったところから音戸方面を見たもの。

画面右端の島に細長く白く写ってるのは塩です、塩の島。 「三ッ子島」って言います。

メキシコから輸入した工業用の塩が、小さな島イッパイに積み上げられてるんで真っ白い島に見えるんです。

ま、ここからだとちょっと遠いけど…

2年くらい前に広島の無人島が競売に出されて、全国的に話題になったの、覚えてます?

電気も水道も、なーんもないちっさな島。 あれ、この塩の島の隣りにあります。

この塩の会社が1億円ぐらいで落札したはず。

そして画面中央あたりに写ってるのが(よく見えませんが)現在建設中の第二音戸大橋。

アップで見るとこんな感じ。

従来の音戸大橋みたいなグルグル道路はなさそうですね。

さらに切串方面へ走って「しびれ峠」へ。

しびれるほどの急坂かと思って覚悟してたんですが、あっさりピークに到達して拍子抜けしました。

あとで調べたら坂が急でしびれるんじゃなく、景色がよくてしびれるから「しびれ峠」とのこと。

うーん… 確かに景色は良かったけど「しびれる」は言い過ぎじゃない?

小用の町を通過、中国化薬のそばを通り、恩師の実家のみかん農園を過ぎ、

隧道をいくつか抜けると切串のフェリー乗り場に到着。

ちょうどフェリーに積み込みしてる最中だったので、そのまま船内へと滑り込みました。

切串から広島港までは少し安くて450円。 自転車は三高と同じ180円だけど今回は無料。

所要時間は10分短くて30分でした。

今回の走行距離は60kmくらいかな。

このくらいだとトレーニングした、って感じはありませんが、しっかり楽しめました。

まだウォータージャンプはできそうにないので、もうしばらく自転車に乗ったりするつもりです。


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入院&手術

2012年06月07日 | Weblog


病院へ行ってきました。

と言っても自分の話、じゃなくてお見舞いです。

スキー仲間の飲む件さん、じゃなくてノムケンさんですが、

今シーズン終盤にピザ前十字、じゃなくてヒザ前十字靭帯を断裂しました。

「えっ、ナニしたの!」って人もいるかな? でもナニかしたワケじゃなく、

油断してうっかり転んでブチッと、なんですよねー… どんだけツイてないんでしょう…

ともあれ今月始めに再建手術が無事終了。 月末までの一ヵ月、病院生活をする予定です。

場所は広島市内のマツダ病院。

ちなみにこのマツダ病院入院棟って、今年の1月にオープンしたばかり。

場所は今までのマツダ病院の隣りになります。

広島在住で、長年スキーを趣味にしてる僕には馴染み深いマツダ病院ですが(お見舞いで)、

この新しい病棟へ行ったのは今回が初めてでした。

やっぱ新築っていいですねー、キレイで快適。 次に入院するならココかな。 ってオイ!

んでノムケンさんですが、左足以外は元気イッパイでしたよ。


車イスで病院内を縦横無尽に移動してました。

頭を丸めちゃったのは「懺悔」とかじゃなく、しばらくお風呂に入れないからだそうです。

持ち込んだ僕からのお見舞い品は、足の不自由な人の必須アイテム「マジックハンド」


退屈な入院生活にはコレ「知恵の輪」上級編、など。



ノムケンさん看護師の気を引くため、冒頭の猪木マスクをはじめ色々と小細工してるみたいなんですが、

ことごとくハズしまくり、ドン引きされてるようです。

僕が行ってた間も看護師は全く近づいて来なかったし…

それでも心優しい入院仲間のおかげで、かろうじて孤独にはなってませんでした。

右の二人が入院仲間。 やはりケガする事によって「痛み」がよくわかるようになるんでしょうね。

ただ、心優しき入院仲間達も近々退院予定、とのこと。

コレ読んでる方で、もしお時間とれそうな方がいらっしゃれば、ぜひお見舞いに行ってあげてください。

マツダ病院入院棟6階、6月末までは入院してるハズです。


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登山部部活

2012年06月04日 | Weblog
ウインターシーズンのイベントも全て終了。

いよいよ本格的にオフトレシーズンの開幕です。

例年ならウォータージャンプに行ってるハズの週末でしたが、

二月に折った腕の再生が芳しくなく、いまだ激しい運動はNG。

ということで、日曜日は軽く山登りしてきました。

東区福田の北側にある木ノ宗山ってトコ。

標高421m、ゆっくり登って1時間くらいの里山です。

トレーニングって言うにはイージーすぎるレベル…

ただ一気に高度を稼ぐタイプの登山道なので、低い山の割にハードな印象でした。

っていうか、僕は登山ではアドレナリンが出ないタイプなので、余計そう感じたのかもしれません。

登り始めはこんな感じ。

階段状に整備されてる登山道。

徐々に険しくなって…


岩だらけの場所があったり。

急坂の割合はけっこう高い。

ま、距離は短いので登頂まで一時間弱でした。

頂上は開けてて、見晴らしはイイです。

呉娑々宇山、高尾山方面。

真ん中に見えるのが広島東インター、右奥の方に霞んでるのが以前登った事がある似島の安芸小富士です。

阿武山方面。 街並みは落合とかあのへんでしょう。 


ちなみ山頂には山城があったらしく、郭や堀切などの跡が残ってます。

戦国時代に毛利家の親戚にあたる吉川興経によって築城されたとか。

吉川興経って人、武将としては豪傑だったものの、あまり賢くなかったらしく、

毛利に家を乗っ取られた挙げ句殺害されてしまったそうです。

度胸はあるけど、細かいこと考えるのは苦手っていうと、

もし今の時代にフリースキーをしてたら、あまり根拠もないまま豪快に3Dを掛けるタイプかなあ。

けっこう好きかも

ともあれ、

鎧に身を固めた武士がこの道を登ったのかなー、とか、ここから敵を見張ってたのかなー、とか、

昼飯はやっぱりオニギリを腰にぶら下げてたのかなー、

って思い浮かべながら歩くと、また普段の登山と少し違った面白さがあります。


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