2003年 春
この年に起こる事実を、私は知る由もなかった。
ニュードライバーを手に入れ、2003年シーズンインを迎えた。
久しぶりの新品、それはカーボンシャフトで飛距離UPを狙った物だ、今までのドライバーより間違いなく飛ぶ・・・・・これで飛距離王は再び私のものだ。
それまでのドライバーは44インチでスチールシャフト、270Y先のターゲットにズバリ。そう、ドローやフェードも打ち分けていた。先輩ゴルファーからは『アイアンよりドライバーの方が正確だな』と言われるぐらい、自分でも自信があった。
ところが、25会で事件が起こった。それは・・・・・・
ある狭いミドルホールで、芯を食ったボールは270y先のフェアウエイ真中、みんなのナイスショットの歓声に酔いしれていた。
それぞれが次々とティーショットをし、アダム氏のティーショットはナイスショットフでェアウエイ真中・・・・・・・行って見ると・・・ん?・・ボールが2つ・・・・・
辛うじて勝ったが、その差5Yほど・・・・
この時に私は最新ドライバーの購入を決意しました。
さて今時のドライバーを打ってみると・・・・打感・・・音・・・・馴染めそうに無い、ただ一つを除いて・・・・・275ccか今時にしては小さいな、今までのが240cc位だから進歩しているか・・・など訳も解らない理由で自分を納得させ購入しました。
そうこれが殺し屋との繋がりだったのです。
彼の殺り方・・・・誰も気づかず・・・・徐々に・・・・
そして、6月の25会・・・・・110打・・・・・ライオンさんです。
その後も100打を連発、90台が出ても90を切る事が出来ない。飛距離も方向性もガタガタ・・・・そのシーズン80台を見ることが無かった。
勿論、昔のドライバーに戻したが・・・・・スイングと自信はそう簡単に・・・・・
なぜ?こんな事に・・・・・ゴルファー殺しのメーカ、そんな言葉を聞いたのはシーズンが終わってからです。
98年度に最強を誇ったゴルファーを引きずり落とした。そして私までを・・・・いや、私の知人達をも・・・・・・そして地元SHOPからその姿は無くなった(事実)・・・・・・・・
そして今年最悪の事態が・・・・・あの最強ゴルファーの牙を抜いてしまった。これほど凄まじい力があるとは・・・・・・・・
今も尚その殺し屋は生き続けている。