帰ってきたFamily Physicianの独り言

札幌で家庭医療研修プログラムのディレクターをしています

ほめられて人は育つ、でもなかなかほめてはもらえない

2009年03月14日 | 家庭医療
何十年も首にしこりがあるということで受診した患者さんがいました。「風邪とかで医者にかかって首を触られると、医者が『あっ!』というけれど、誰も何も説明してくれない。」ということでした。最近咳をして少し痛むようなので思い出したように心配になり受診。

触ると確かに左の鎖骨上窩に骨性のものがあります。典型的な頚肋だと考えレントゲンで診断確定。胸郭出口症候群も起こしていないので、説明だけして帰宅となりました。

念のため整形外科医に電話でレントゲンと治療方針の確認を取った所、「先生よく見つけたねぇ」と言われました。こんな一言が普段「風邪の医者」と言われることのある家庭医にとってはうれしいんですよね。何気ない一言なんでしょうが、元気が出てきました。

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2 コメント

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いつか札幌に行きます。 (Wolverine in Paris)
2009-04-18 01:06:28
小嶋先生

 先月は、そちらの家庭医療志望の初期研修医2人がこちらに見学に来ました。少々おいしいものを食べさせすぎたので、体が重くなっているかもしれません。しっかりほめながらも厳しく指導してあげてください。
 彼女らに是非ともといわれて、近いうちに札幌参りをしようかと思っています。その節にはよろしく。
WIP
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お待ちしております (Haj)
2009-04-19 19:26:27
パリで随分と気分が盛り上がって研修に突入したようです。大変お世話になりました。今年の二人は期待できると思っています。幸いこの2年、研修医に恵まれています。札幌においでの際は後期3人、初期4人の研修医をぜひご紹介させてください。大切な家族です。

夏の北海道は散歩をするだけでも素晴らしいです。秋にはクリニックもできます。ぜひお立ち寄りください。
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