ブラック・ジャック・マガジン

実力派作家たちのパロディ＆パスティーシュ集！


世界で一番有名な、そして愛されている名探偵と言えばやはりシャーロック・ホームズでしょう。
作品世界や時代背景を考察するシャーロッキアンたちがおり、無数のパロディ、パスティーシュが生み出されてきました。あのマーク・トウェインも書いたくらいですからね！　
多くの人を魅了してやまないホームズ。人々はパロディ版ホームズの間抜けぶりに笑い、パスティーシュでの推理の冴えに舌を巻きながら、それでもホームズと生みの親のドイルに限りない愛情を感じているのです。

じゃあ日本ではそんな存在はないのか。
難しいですね。明智小五郎、金田一耕介、神津恭介。。。惜しいけどホームズほどの存在感は無いですねえ。
名探偵に限らず漫画のキャラクタまで広げてみると。。。
手塚治虫さんのブラック・ジャックなどはいかがでしょうか？

さてこの作品集は手塚治虫さんのＢＪ（ブラック・ジャック）を、永井豪さんや青池保子さんといった実力派の作家さんたちがそれぞれのタッチで描いたものです。
ヤングチャンピオン誌上での人気連載企画をまとめた第一弾。
それぞれの作家さんが描くＢＪ、ピノコ、ヒゲおやじ、手塚先生といった手塚キャラは見ものです。もちろん、ストーリーも。
中には青池さんのようにご自分の作品世界にＢＪを出演させたものもあり、かなり楽しめます。少佐、伯爵とＢＪが競演してるんですよ！
（もっとも、この作品でのＢＪの真の「ライバル」はジェイムズ君なんですけどね。ひ～～～～～！！）