マンガは五官をだめにする! (東海戯言)

気ままに読んだマンガのことを。タイトルは『チョコレート工場の秘密』の「テレビは五官をダメにする」から

山田貴俊 『少年探偵団』

2005年06月20日 | わくわくする
原作に忠実な漫画化


少年探偵団。
小林少年
明智小五郎
そして怪人二十面相。

少年の頃胸をときめかせた名前です。

江戸川乱歩原作の少年探偵団シリーズ。私はポプラ社のを読みましたけれど、今ではあまり見かけません。昔は本屋に必ず一冊や二冊はあったのに。。。

何度かドラマ化もされました。
私の親の世代はラジオドラマ。

 ぼ ぼ 僕らは少年探偵団

で始まるその主題歌を聞いたことのある人も多いのでは。
私の子供のころはテレビドラマがありました。
キャロライン洋子のお兄さんが小林少年役で、団員は七人。だから「BD7」。
みんな自転車に乗って移動してましたっけ。

原作でもドラマでも、少年探偵団に出てくる明智小五郎はダンディな紳士で、大人向けの黒蜥蜴などに出てくる明智さんとはちょっと雰囲気が違ってました。後年、大人向けの小説を読んで少しびっくりしました。

その少年探偵団が漫画で蘇りました。
ここに出てくる小林少年は原作どおり学生服の似合う紅顔の美少年(少女漫画的ななまめかしい美少年ではないですよ)。
明智探偵は俳優の細川俊之さんのようなちょっとバタ臭い顔のハンサム。
そして二十面相は。。。これだけはここで書くのは野暮というもの。

「少年」探偵団ですから、主役はあくまで小林君。女の子も出てきますが、昔の作品ゆえ、それは事件に巻き込まれるヒロイン的存在であり、現代のように前面に出ての活躍や、主人公との色恋沙汰などはありません。
そこがまたいいのですけれどもね。

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