そりゃおかしいゼ第二章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界の政治を問う

憂鬱な大晦日、日本の音楽の現状を憂う

2014年12月01日 | 紅白歌合戦
最近の歌手の傾向がどうしても気に食わない。受け入れることができない。アーティスト(芸術家)と呼ぶ風潮にも持馴染めない。そのレベルの歌手や作曲家はいなくもないが、希少な存在と言える程度である。
極めつけが今年の紅白歌が合戦である。NHKの紅白歌合戦は、幼いころはミカンを齧りながらそばを食べて、ほとんど唯一夜更かしできる時間であった。長じては、年を越す時間を酒を飲みながら、新年を迎えたものである。そこにあったのが、紅白歌合戦であった。今年流行った歌のおさらいにもなった。
時代とともに歌や音楽は変わっていくものである。ジャズやクラッシクや歌謡曲や世界各地の音楽などを聞き、かなり幅広く音楽を聴いている人間として、それらに寛容であったとは思う。ところが女たちがぴょこぴょこ跳ねながら、下手な歌を歌う集団の出現でそれも変わった。
今年の紅白歌合戦には男が90名、女がなんと302名が出場する。女は男の三倍超である。ほとんどが、AKB何とかと言われる集団である。総勢で392名であるが、異様である。
歌手としての基礎がなっていのはこの集団だけではないが、尻を振り振りヒーヒーと体から出てこない声で歌うのであるが、集団に紛れてわからない。幼さを演じるためであろうか、子供っぽい短いスカートかなんかで、若い男を挑発するように尻を振るだけである。
かつて青江三奈が(私はフアンではない)が、色気むんむんで登場したのが二十歳前であった。聞くところによれば、この学芸会顔もどきの女の集団の平均年齢はとっくに、20歳を越えているそうである。成人になっても、短いスカートでケツ振ってぴょんぴょんこ跳ねている。何時までもかわいい症候群である。
繁殖年齢が社会的要因で伸びたので、この集団が色気がないのは解らなくもないが、こうした風潮は少子化の要因であることには変わりない。
海外の歌手を見たり聞いたりする機会があるが、流行りの音楽であっても多くは、しっかりと腹から声を出している。基礎練習ができているのだろう。踊るの好きではないが、短い足を上げる日本と違ってやはり基礎訓練ができている。
音楽が持つ挑発の側面しか表現できない。深い悲しみや情感や感情を表現できるわけもない。
オリンピックの広い会場でしっかりと歌える、かの国の歌手たちを見ていると何とも情けない日本の歌手たちだと思う。この数年気がのらない大晦日であるが、今年はさらにそれが強くなっている。


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