昨夜、NHKでは、うつ病の特番があった。30分ほど見ていた。
抗うつ薬の処方のし過ぎで副作用が高まり、逆に病状が悪化
してしまう。悪循環の連鎖で患者が苦しむ。治療の長期化に
つながってしまうことも。再発も多い。医師の技量レベルの
ばらつきにも問題が。そのあたりまで見た。私は落ちつかず、
風呂に入ることに。本を読もうとしたが無理だった。
私は毎日、どれだけの量の薬を処方され、服用しているのか、
今朝になって確認してみた。13種類18個もの薬を飲んでいる。
驚くべき量ではないのか。一日に飲む分量を、薬袋から取り
出して撮影した。手前の5個は眠るために飲む薬。他の薬は、
いわゆる抗うつ薬などだろう。薬局で渡される薬の説明書に
よれば、不安を押さえたり身体の緊張をほぐしたり、そんな
効果のあるものらしい。胃腸薬が一種類だけ。担当の医師を、
医師としてではなく、薬剤師と認識するゆえんである。私が
必要としているのは、カウンセリングだと、私は思っている。
しかし受診は10日に一度。毎回5分ほどだろうか。私はなに
を話せばいいのか。「かわりはありませんか」「いらだちが
また激しいです」「では薬をひとつ増やしましょう」これが
典型的な医師と私の会話。せめて30分、いや15分でもいいが、
脈絡がなくとりとめのないものだとしても、私は話をしたい。
私は話を聞いて欲しい。かなえられないことである。
私にも問題がある。ここには書けない、よくないことをして
いることもあるのだ。いや、していないよくないことがある。
自己の防衛かもしれない。あきらめかもしれない。自分でも
わからないときがある。とにかく、今も、ごく普通の暮らし
でさえ困難な状況にある。不安や怖れやいらだちや、無気力
などに、蝕まれている日々である。救いを、手探りで探して
いるような気分でもある。明日のことなど考える余裕はない。
はるかに遠いこと。今日のことでさえ実感がないのに。