やさしい写りをしていた。コントラストがやや弱い感はあるが、
悪くない。いいカメラとレンズだ。旧ソビエトで作られていた、
35mmのマニュアル一眼レフカメラ「Zenit-C」である。
今度は感度400のカラーネガフィルムで撮影をしてみた。操作は
かなり面倒なのだが撮影を何故か楽しめるカメラ。私が産まれた
ころに製造された、つまりすでに半世紀以上も生きてきたカメラ。
めぐりめぐって私のもとにやって来た。大事にしたいが実用も。
一眼レフカメラとは思えないほどコンパクトなサイズで,ボディ
のデザインは愛らしくもある。露出はかなりアバウトで撮影した
のだが,戸外でも逆光でも薄暗い室内でも,しっかりと頑張って
写っていた。せっかく修理をしてもらったカメラなので,それに
半年以内なら、同一箇所に故障が起きても、無料で再修理をして
もらえるので、なおさらひんぱんに使いたい。おなじ旧ソビエト
のZorki-1とともに、いい個体を手にすることができたと思う。
とはいえ、ネットで調べたら,このカメラは内部のメカニズムが
複雑すぎて故障が多いらしいので、各操作はていねいに。とくに
シャッター関連は注意が必要なようだ。レンズにはカビもホコリ
の混入も少なく,いい状態のままで長く使えそう。このカメラを
私にくれた知人の家に正月に行く予定なので,もちろん持参する。
カメラ好きどうしなので、話が合うのだ。また撮影が楽しみだ。