先月の日曜日の新聞の、書籍の紹介欄で見つけた本。
「アンティキテラ~古代ギリシアのコンピュータ」と
「心霊写真~メディアとスピリチュアル」という2冊。
どちらも今年の春に出版されたばかりの、翻訳の科学
ノンフィクションだ。図書館にリクエストすることに。
電話に出たのは男性の司書。
「アンティキテラ」は図書館で購入を検討します。
「心霊写真」は先日行なわれた新刊書籍の購入の会議で、
私だけが、司書の中でただひとり、強く購入を推薦した
んですよ。近いうちに、いちばんで借りられるはずです。
まじめなノンフィクションだと思いますよ。こんな種類
の本も図書館には必要なんですよね。すくないんです。
思いもよらない、男性司書のおしゃべりに、私はすこし
とまどっていた。これまで何度も、図書館に電話で本の
リクエストをしているが、事務的な会話以外で、司書は
よけいな話はしないものだと思っていたが。彼が購入を
推薦した本を、図書館の利用者である私がリクエストを
したので、うれしかったのか、饒舌な人だった。
その前に借りた「世界の測量」などもけっきょく読んで
いない。読めなかった。活字中毒だった私がそんな状態
になってしまったのは、病いのせいだと医師はいうのだ。
今回はどうだろうか。本を借りて、以前のように読書を
楽しむことができるだろうか。無駄な努力なのか。
あなたとも行ったことのあるあの市立図書館で
無政府主義者クロポトキンの本を閉架書庫から出してきてくれと頼んだとき
司書は同じく無政府主義者のバクーニンの本を持ってきて
少し微笑みながら「こんなのもありますよ」と言った
もう30年以上も前のことだが、いずれも無政府主義の本だし
そのニヤニヤ笑いに恐怖心を感じて私はクロポトキンだけを借りた
今日一日で読み上げた「世界史再入門」
文庫で1冊で世界史をすべて扱ったもの
あまりにわかりやすく、あまりに論理的に納得できたが
途中で気づいた!マルクス主義歴史家だ、と
という意味では、マルクス主義的歴史観は、やはりかなり説得力があるなあ、と
所詮、人間の頭に主観性なんて少ししかないしねえ
およそ社会的諸関係に規定されているしねえ
で
夕方は映画を見たが、帰りに本屋で帝国書院の
「最新世界史図説タペストリー」という高校の世界史Bの参考書を買ったが
すばらしいレイアウト、図版、写真の数々、思いっきりよくできていて税込み900円
ものすごい宝の本を見つけた気がしてうれしい
ジュリアン
知っています。古い文庫の「人間の歴史」を今
も持っています。読みやすい内容だったような
記憶が。司書は「本を探す手伝い」をすること
が本来のつとめですね。昔、市政だよりで司書
の採用の告知があった。その資格があれば私も
なってみたいような。そんなことも思い出した。