このカメラも私とおなじほどの年配だ.時代がかっている存在.経年の劣化
も進んでいる.昨年の末にオークションで1円で入手.レンジファインダー
に不具合があり,ピント合わせができない個体ゆえ.しかし目測でピントは
合わせられるはず.それで私のもとにやってきた.各部分には痛みはあるが,
ほとんど見えないファインダー内の二重像以外、動作自体に問題はなさそう.
Olympus 35S
●型式:35mmレンジファインダー ●レンズ:Dズイコー 45mm/F3.5
●シャッター:レンズシャッター ●シャッター速度:B、1~1/500秒
●絞り;F3.5~16 ●ファインダー:採光式ブライトフレーム
●フィルム操作:レバー巻上げ、クランク巻き戻し
●ASA:25~400 ●発売:1955年
金属の質感もボディデザインも悪くない.撮影の操作も楽しそうだ.トップ
カバーを分解して,ピント合わせに関連した複数のガラス面を清掃してみた.
ファインダー内部はクリアになったが,二重像はやはり薄いまま.ほとんど
見えない状態.仕方がないので,ピント合わせはレンズまわりに配置された
ピントリングの数値=feetを参考に、おおよその目測で合わせてみることに.