blueな日々

( Art で逢いましょう)

楽しい~Gakkenflex

2011年03月05日 | ●Camera:Twin Lenz Reflex
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学研の大人の科学の付録の二眼レフ卯カメラ「Gakkenflex」~正方形の写真
撮影ができるように自分で加工したもの。フィルム巻き上げ軸という重要な
部品に亀裂が入りフィルムの巻き上げが出来なくなってしまった。学研から
無償で同部品を送ってもらい交換した。無事動作するようになったのだが…。

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この二眼レフは、シャッター速度が1/150秒に絞りがF11、に固定されている
らしい。ゆえに,使用するフィルムの感度を変えて対応しなければならない。
あるいは被写体を考えて使用するフィルム感度を選択する。このカメラには、
感度の設定やフィルムのカウンターなどはない。非常にアナログな機種なの
である。しかし加工をくわえたので、35mmフィルムで正方形の写真が撮影
できるという喜びを感じさせてくれる。パソコン上で写真をトリミングして
正方形に加工するという行為とは別の,自身で正方形の写真を、実際に撮影
しているという楽しさがあるのだ。トイカメラではあっても,うれしいこと
ではないか。メーカーでは感度400のネガフィルムの使用を推奨している。

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ウエストレベルでの明らかに暗いマット面でのピント合わせはかなり難しい。
最接近撮影が可能な50cmほどのマクロ撮影の専用カメラにしたいくらいだ。
中間の距離から無限遠でのピント合わせには困難さえ感じている。ピントの
山がまったく不明なのだ。雑誌に描かれていた距離計をコピーして切り抜き,
ピント合わせ用のレンズのまわりに貼って,それをピント合わせに利用して
いるのだが,かなりアバウトなしろもの。といううちにまたフィルムの巻き
上げができなくなってしまった。仕方なくフィルムはまだ複数カット残って
いるのだが巻き戻すことに。フィルム巻き上げ軸にまた亀裂が入っていた。

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買ってまだ間がないのに,フィルムの巻き上げができない。メーカーに問い
合わせたら、カメラ本体を着払いで送って欲しいとの返事だ。もちろん私は
そうした。関連する部品の設計ミスではないかと疑っていた。数日がたって,
動作の確認後,不具合のあった箇所を修理調整して送り返されてきた。同封
されていた検品修理の報告書では,工作時に、複数箇所でネジが斜めに止め
られている,正方形のマスクをつけ加えられているので,フィルムの圧着板
は不要,暗箱に浮きがある,正しく装着されていない,それらの複数の理由
でフィルムの巻き上げに異常な圧力がかかっていました。巻き上げ軸に亀裂
が入ったのもおなじ原因です。つまり私の作り方にいろいろと問題があった
ということ。いい対応をしてくれたので、それらの報告を受け入れることに。

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動作に問題がなくなった35mm二眼レフカメラ。さっそくあらためて試写を。
テスト用に買っていた古い使用期限切れのカラーネガフィルムを入れ,撮影
してみた。トイカメラではあっても,なかなかいい写りだ。室内で撮影した
小物は,カメラを三脚に取りつけて,二度三度とシャッターを切って,露出
を多めにすべきだった。アンダー過ぎるカットに。だが逆光ぎみであっても,
他のカットは満足できる出来あがり。ピント合わせにも不安があったがいい
具合に写っている。色あいがややおかしいのはフィルムの劣化のせいだろう。
とにかく修理や調整をしてもらって,状態がよくなったようだ。このままで
ながく使ってゆきたい。正方形のフォーマットでの撮影がほんとうに楽しい。




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