blueな日々

( Art で逢いましょう)

哲学に挑む?~Ludwig Wittgenstein

2006年04月15日 | 2006~奇妙な

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Ludwig Wittgensteinは、変人だったらしい。
天才的哲学者。言語哲学・分析哲学の創始者。
1889年に生まれて、1951年に死去した。
生前の著作は『論理哲学論考』のみ。

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………語りえぬものには、沈黙を
読み終えた『ちいさなカフカ』の中のエッセイに、
カフカとルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの
「類似性」についても書かれていた。
(そんなことを単純にブログに書いた)

………作家と哲学者
カフカは1883年に生まれて1924年に早々と死んだ。
ウィトゲンシュタインと、ほぼ同時代に生きていた。
(どちらも「キルケゴール」に憧れを持っていた?)
面識はなかったのか? ふたりはプラハとウィーンで
生を受けた。当時はオーストリア・ハンガリー帝国の
大きな都市。君たちはドイツ語で考え、書いたのか?
この哲学者にも興味がわいた。調べてみようと思った。

………その後、
おとといの深夜、パソコンを起動。友人からブログ
へのコメントが届いていた。かなり遅い時間だった。
私は意識が覚醒してしまい、あれこれと考えていた。
「(友人よ、)あなたも、眠れませんか?」

………「ただ名前を呼ぶだけで切ない」
私は「ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン」の
ことを(カフカとの関連でチョットだけ)調べて
みるつもりでいたのだが、友人の「ライフワーク」
だと知って、困った。いい加減なことは書けない。
「哲学」~私は、混乱してしまうかもしれない。

………本を読む
ウィトゲンシュタイン本人の著作を読んでも、
私にはとても理解できそうもないはずなので、
下記(伝記や評論)あたりから安易にトライ。
*上から順に3冊、図書館へリクエストした。
 貸出し中の本もあって、読めるのは来月に
 なるかもしれないとのこと。

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『ウィトゲンシュタイン~天才哲学者の思い出』
 (ノーマン・マルコム/平凡社ライブラリー)
『ウィトゲンシュタイン入門』(永井均 /ちくま新書)
『ウィトゲンシュタイン~言語の限界』(飯田隆/講談社)
『「論理哲学論考」を読む』(野矢茂樹/哲学書房)
『ウィトゲンシュタインはこう考えた
 ~哲学的思考の全軌跡』(鬼界彰夫/講談社現代新書)

………伝記映画
デレク・ジャーマン監督の『ヴィトゲンシュタイン』
という映画があるようだ。彼、ウィトゲンシュタイン
の哲学入門ビデオだと思って見れば楽しめる?らしい。
*この監督は知っていたが作品は見ていないと思う。

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………Does the search develop my new world?
この読書から「私の新たな認識への旅」がはじまる?
かもしれない。哲学。言語。分析…。カフカを3冊、
ウィトゲンシュタインも3冊。もともといいとはいえ
ない私の知能レベルなので、いつもの早い読書ペース
を変更して、ゆっくりとじっくりと読んでみたい。
(たぶん「哲学」は、理解できないだろうが)

………『善悪の彼岸』『この人を見よ』など
哲学書は読んだことがない。哲学者のことも知らない。
ニーチェの本を何冊か持ってはいるが、未読のままに。
ただ「雰囲気で」買ったようなもの。

………人の顔
記事のトップに使った写真は、ウィトゲンシュタイン。
私は「人の顔(表情)」と「その人の視線」が好きだ。
内面が集約され、時には拡散されて、世界と向き合う。

それは「本」についてもいえる。中身と表紙。
私は人に生まれてよかった。本に親しめてよかった。


2 コメント

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論考は持ってますよ ()
2006-04-15 18:57:27
論考は持ってますよ
数冊関連書も
20年前に誓い
果たしてないから
彼のこと何も研究してないよ
でも伝記など読んだ記憶では、なんか切ない人
(ゲイ?)
しかも哲学者としてはカント並みに革命的で
ある意味、全てをひっくり返したかも?
私のパソコンのパスワードは
カント**ウィトゲンシュタイン
と3人の名前なんですよ
***は会ったとき言います!
ジュリアン(今、葛飾にいます)
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『ウィトゲンシュタイン~天才哲学者の思い出』 (blueroad)
2006-04-15 20:27:47
『ウィトゲンシュタイン~天才哲学者の思い出』
 (ノーマン・マルコム/平凡社ライブラリー)
この本を読むのが、まず楽しみ。来週は借りられ
そうです。図書館に在庫あり。昨日、予約済み。
(出版社によれば)
「師として友として哲学者として、強烈に生を
 駆け抜けたウィトゲンシュタインの肖像を、
 教え子が愛情あふれる筆致で描く。おなじく
 弟子の、G.H.フォン・ライトの小伝も併録。
………
読書、読書!素晴らしい世界。成長?の糧。
こんな感じで30年40年と、私は生きてきた。
読んだ本は数知れず。さまざまなジャンル。
たまにブランクがあるけれど~数年に1度?
半年ほど、まったく読まない時期がある~
それはblueが(特に)ひどい時。
………
葛飾とは、あの葛飾ですよね?
(学生の頃、割と近くに住んでいたような記憶も)
ジュリアンさん、仕事?を無事にこなして、
気をつけて、帰ってきてください。

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