偽ものライカの Zorki-1。今回は24枚撮りのフィルムを
使ったのだが,やはりというか、また途中で巻き取りに
不具合が起きた。12カット目あたりで撮影後のフィルム
の巻き取りのつまみが、異常に固くなってしまい、どう
しようもない。仕方なく、普通ならまだ10カット以上は
撮影ができるのに,途中でフィルムを巻き戻すことに。
前回の撮影で考えたように,12枚撮りのフィルムを使う
べきだったのだろう。巻き取りの機構に、負荷がかかり
すぎているのだと思う。せっかくきれいな写真が撮れる
個体なので,もっとだいじに使うべきだ。ロシアで製造
されてからすでに半世紀以上もたっているのだから。
東北のカメラ店に、来月の初旬に,撮影済みのフィルム
を複数まとめて送って、Zorkiのフィルムもどうように、
現像を依頼するつもりだったのだが,巻き取りの不具合
の影響が気になったので,地元のDPEショップへ。
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ここで重要なことに気がついた私。使用したフィルムは、
じつは12枚撮りだった。カメラ店へ行くときにわかった。
ということは不具合はなかったということ。フィルムの
使用枚数を撮影し終えたということで,巻き取りが固く
なったのは当然のことだ。なんというか私はぼけている。
不幸中のさいわいというべきなのか、撮影が済んでいた
カットは,まともな写りをしていた。数カットは絞りの
設定を忘れたまま撮影したのに,ネガフィルムは露出の
誤差の許容範囲が~ラチュードが広いので,いい写りを
しているのだ。とろい私はこれからも,いい写真を撮影
するつもりなら,感度が強すぎるフィルムはやはり使わ
ないほうがいいのかも。ラチュードが狭いからだ。
ほとんどが室内の暗がりの中での撮影なのに、またよく
写ってくれた。やはりいいカメラ、いいレンズなのだ。
とはいえ,こんなカットもあった。ワンカット撮影後に、
巻き取りのつまみが空回りしてしまい,結果的に、次の
カットで二重露出になったのだろう。古いカメラなので,
いたわりながら,雑で早急な操作をしないように注意を。