音楽に目ざめ、いろいろ調べているうちに、
昔、見た映画(のシーン)を思い出していた。
気になっていたが、先日やっと題名がわかった。
『風の丘を越えて~西便制』
韓国で西便制シンドロームと言われるほどの動員
を記録し数々の賞を獲得した、口承芸能パンソリ
の唄い手である養父と姉弟の血縁を超えた芸の絆
を骨太に描いた話題作。
数十年後に姉に再会したトンホは、失明してなお
芸を極めた姉の姿に胸を打たれる。「春香伝」で
知られるイム・グォンテク監督が贈る、旅芸人の
親子の半生を描いた傑作ドラマ。
(DVD NAVIGATOR」データベースより)
1993年制作の韓国映画。
太鼓の写真は、なんとなく掲載してみた。映画に出て
きたような気がする…。韓国の民族楽器の中のひとつ。
女性の写真は、修行中の娘。父親の鬼のような指導。
………
映画の中盤だったか、やがて離ればなれになる運命の
親子3人が、片田舎の奇妙な場所(遺跡風の場所)で、
歌い舞うシーンを、私は断片的に記憶している。
*このシーン。えんえんと歌う。そして舞う。
父と娘と息子の3人づれ。旅から旅の日々。
(娘は養女、息子は実子、との設定だったか)
*昔見た時は別の邦題だった?今のは嫌いだ。
*原作がハヤカワ文庫から出ている。読もう。
映画自体は、終盤は不要ではないか、と感じた。
弟が長年、離ればなれになった姉を捜しあてる。
楽器の演奏と歌がはじまる。それなりの感度シーン。
観衆の想像力にゆだねたほうがよかった、とも思う。
「初恋のきた道」も同様。お婆さんになった主人公
(チャン・ツィイー)は見たくなかった。