夕方には気温が下がって,寒さを感じるほどになっていた。
全国的な大荒れの天気。波浪警報に木枯らし一号。海や山
での事故も相次いだ。十一月になったというのに,温暖な
気候のために、ずるずるとまだ夏や秋の気分を引きずって
いた私は、驚きとともに,ようやく深まった秋を,季節の
変化を実感したわけ。ということで、おそい午後になって,
寝室の掃除を。掃除機をかけて,ベッドまわりを片付けて,
シーツを交換して,タオルケットの上に毛布を重ねてみた。
月曜から火曜日にかけてが,つまり今夜が,急速な冬型の
天気のピークらしい。予想される大幅な気温の低下。
夜には,とりあえず目についた、それほど厚めではないが,
布のカバーを鳥かごにかけておいた。小鳥たちの寒さ対策
のつもりで。右のピンク色のものは,この春まで、寝具と
して私が使っていたタオルケット。ほつれがひどくなって,
洗ってから犬のハウス用にと取っておいたもの。愛犬には
穴の開いた古いシーツを与えておいた。その上で寝転べば,
けっこう暖かくなりそうな。カメの水槽にはヒターを用意
しなければならないかもしれない。一匹になってしまった
ラットのゲージも冬仕様に。ハムスターたちには,小鳥と
おなじようなカバーでいいはず。来月ころから。昨年の冬
がそうだったように。最後に私自身の衣替えもそろそろ…。
そして今朝。午前五時には目をさまして,あたらしい一日
の生活を始める。まだ外はまっ暗だが、ベランダに立って
外気を肌に感じていたら、天気は落ちついたように思えた。
横になっている時は,眠っている間は,とくに寒さは感じ
なかったが,それは毛布を使っていたからだ。なんだか冬
がすぐにやってきそうな予感。極端な寒さになりそうな。
寒くなって部屋にもどる。コーヒーを飲みながら,昨夜の
ニュースをネットで聞いていた。何人かがまだ行方不明に。
子供の事故死には心が痛むのだ。足もとが冷え込んできた。
またベッドに戻ろうかとも。陽が昇る時刻も,ずいぶんと
遅くなっていた。ほんとうは、秋は深まっていたのだ。