blueな日々

( Art で逢いましょう)

感じている~Zenit-C:USSR

2011年02月23日 | ●Camera:Single lens reflex
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旧ソビエトの最初期のころの一眼レフカメラ「Zenit-C」~このカメラも
作られて半世紀以上がたった機種だ。ロシアになった現在もシリーズが
作られているらしい。ある知人から昨年に譲り受けた個体。動作などを
確認しているうちに、シャッターのチャージが出来なくなってしまった。

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隣の県にある専門店に依頼して、昨年末に修理が済んで、送られてきた。
かなりの費用が。だが惜しくはないと感じてしまうほどの,じつはいい
写りをしてくれるカメラだった。旧ソビエト製のカメラは当たり外れが
大きいとの批判もあるのだが,偶然なのか私が手にしたカメラはコピー
ライカのZorki-1にしても,一度メンテナンスを行なえば見違えるような
働きをしてくれる。露出が適正なら素晴らしいカットに。いいカメラだ。

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レンズは古いものなのでコーティングされていないようで,やはり逆光
ぎみの被写体には弱い。カット全体が淡くさみしげな、はかない色彩に
なってしまう。このカメラもシャッターの最高速度は1/500秒。壊れる
のが怖いのでたまにしか使わない。絞りもf/3.5からf/16まで。レチナと
おなじだ。あるいはZorki-1とも。フィルムは感度100のカラーネガしか
使わないだろう。400では露出がオーバーになってしまいそうな不安も。

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手にすればわかるのだが,思いのほかコンパクトなサイズ。小さな一眼
レフカメラなのだ。だが絞り込み測光なので,明るい戸外などでは一度,
開放でピント合わせをしてから,あらためて絞り込むことに。そうでも
しないとファインダーが暗くて被写体が見えないのだ。またシャッター
を切ればミラーが上がってファインダー内は真っ暗に。フィルムを巻き
上げてシャッターをチャージすれば,また明るくなる。使い勝手はどう
にもよくないのだが、奇妙な魅力にあふれたカメラだと私は感じている。




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