昨年の秋に,修理に出してから快調な撮影が出来るようになった。
作られてすでに半世紀以上もたってしまったドイツのコダック社
の「Retina-1~Type 010」入手したのはネットをはじめたばかり
のころ,ずっと昔のこと。長く使わなかったらシャッターまわり
が乾いてしまい,油切れで,チャージができなくなっていた。
数千円の修理料金。だがまた使えるようになってよかった。いい
カメラなのだ。完全なマニュアルでの撮影。ピント合わせは目測。
最接近で1m。シャッターはBの他に1秒から1/500秒まで。だが、
最高速はほとんど使わない。チャージレバー関連の部品にたぶん
強い負荷がかかるからだ。もうこの個体は壊したくはないのだ。
絞りはf/3.5からf/16まで。磨いてもらったのできれいだ。みごと
に澄んでいる。ふだんは折りたたまれている蛇腹のどこかが破れ
て光漏れも起こしていたらしい。奇妙に光が乱れた写真が何枚か
あったので、店の見落としだったので,無償で再修理も受けた。
やはり露出は難しい。私自身の体調や心理状態でも、その感覚は
違ってくるのだろう。愛犬のカットはアンダー過ぎる。これから
はコンパクトデジタルカメラを単体の露出計がわりにも使うので,
露出の失敗はほとんどなくなるはず。このカメラは少なくとも月
に一本はフィルムを通すつもり。ながく使ってゆきたいのだ。