他のカメラとともに.この春にオークションで入手.東北地方にある
中古カメラなどを扱うショップから.同梱発送で送料を加えて約千円.
カメラ自体は複数台でなんと31円.他に何を買ったのかはもう忘れて
しまった.計3台ほど? 半年も前のことなので.このハーフサイズ
カメラが目的だったわけではない.そして手にしてはじめてその異様
なボディの大きさに、私はあきれてしまうことに.恥ずかしくもある.
京セラの「Samurai x3.0」~姉妹機のAPS専用機はすでに持っている
のだが、それほど大きいわけではなかった.この35mフィルムを使う
機種は AFをはじめとして、多くの機能を詰め込んだせいで、こんな
馬鹿げたサイズになってしまったのだろう.…ハーフサイズ一眼レフ
カメラ初のオートフォーカス.ズーム、連射、ストロボの内蔵、自動
巻き上げ巻き戻し機構、デート機能にスローシンクロ…現在のオート
カメラに備わっている機能が完備.などと当時のCM.…秋になって、
ようやく使ってみる気分に.残り物のフィルム半分の枚数分を使って.
Kyocera Samurai x3.0
●レンズ:Kyocera Zoom Lens 25mm-75mm 1:3.5-4.3
25mm/F3.5~75mm/F4.3(35mm判換算35~105mm)
●シャッター:1/500~2秒
●合焦方式:位相差検出方式オートフォーカス 1m~∞
●露出制御:2分割SPD素子によるプログラムAE
●連動範囲:TELE時=EV10~18、WIDE時:EV9~18
夜景モード=EV3~18
●ストロボ:内蔵固定式 自動発光、夜景(発光禁止)
スローシンクロ、連動範囲=1.3m~3m
●当時価格:59,800円発売:1987年
●サイズ:67×117×126mm 560g(電池別)
*その他:1988年度カメラグランプリ受賞
*主要な操作はカメラを持った時の右手に集中.非常にホールディング
しやすく「片手で撮影可能」なカメラに.ズームレンズ固定式のフル
オート一眼レフカメラというスタイルは「Olympus L-1」にはじまる
Lシリーズに代表される,ズームレンズ一体型フルオート一眼レフの
先駆的存在であったとも言える.「サムライ」に搭載されたレンズは,
ライカ判換算で35mm~105mmに相当するズーム.開放F値はF3.5
~F4.3となっており、普及型一眼レフカメラ用ズームレンズの仕様に
匹敵する.描写も細かくボケも素直で想像以上にしっかりした写り.
(ネット上にあった仕様などを転載してリライト)