ネット上にあった修理の記事を参考に、つい最近、カメラの底部まで分解
してみたが、どうしてもファインダー内の二重像が動作せず、結局、清掃
のみで我慢をすることに.通常の操作では、ピント合わせが困難な個体に.
他の機能には問題がない.入手後の最初の撮影では目測でピントを合わせ
を行い、それなりに撮影は楽しめた.そしていい写りだった.ピント調節
用のリングは適度な抵抗があり、確実に動作をしている.面倒な操作だが、
以後も目測でピントを測って、撮影をすることになる.残念だが仕方ない.
マミヤのレンジファインダーカメラ「35 Autodelux」~搭載されたレンズ
は 48mm/F1.7という大口径.ほとんど傷もなく魅力的な美しさだ.内蔵
のセレン電池の露出計も、たぶん正確に機能しているようすだが、ライト
バリューという古い仕組みゆえ操作はしづらい.これからはマニュアルで
使うかもしれない.いい描写をしてくれるはずなので手放せないカメラだ.
最初にアップした写真は「Mamiya 35 Autodelux」のシリーズ機2台.
Mamiya 35 Autodelux
●型式:35mm判 レンズシャッター式カメラ
●画面サイズ:24×36mm
●レンズ:Secor FC48mm/F1.7(5群7枚構成)
●ファインダー:一眼三つ窓式距離計連動逆ガリレオ式ファインダー
パララックス自動修正
●焦点調節:二重像合致式距離計、直進ヘリコイド
ブライトフレーム付 倍率0.6 基線長43.5mm 最短連動距離90cm
●シャッター:レンズシャッター コパルSLV セルフタイマー付
●シャッタースピード:機械制御 B.1~1/500秒
ライトバリュー付
●巻き上げ:一操作レバー式(操作角177度)
自動巻き止め フィルム枚数計自動復元式
(余裕角15度)巻き上げ表示装置付 二重撮影防止
シャッターはフィルム巻き上げで自動セット
●シンクロ:M・X接点(フルシンクロ) B型ターミナル付
●露出計:露出計連動機構内蔵、追針式(ニードルマッチ式)
高低切替不用全感度範囲連動
●サイズ・重量:84×137×73mm 790g
●価格:27500円 ●発売:1950(昭和35年)