blueな日々

( Art で逢いましょう)

あるらしい?~Fujica 35 Auto-M

2011年04月02日 | カメラたち
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修理後の,初回の撮影結果があまり気に入らなかったので,いろいろと考えを
めぐらせて,この「35Auto-M」でふたたび撮影。取扱説明書ではフィルター
のサイズは35.5mmになっているが,オークションでも出品数が少なく安くて
も千円以上もする。私はアクセサリィにそんな高いお金は支払いたくない。

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特殊な形状をしているレンズ前面の円状の枠に合うフィルターを、私はもしか
したら持っているかもしれない。試しに46mmを装填してみた。なんとジャス
トフィットしたではないか。ゆるくもなくきつすぎもしない。使っているうち
に落ちることもない。ちょうどいいサイズだ。レンズの保護にもなる、常用が
可能なスカイライトフィルターだ。レンズキャップも46mm用を使えばいい。

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感度100のカラーネガフィルムをまた使ってみることに。前回の撮影での印象
をふまえて、露出は多くのカットでオーバー気味に。適正な露出だと思われる、
シャッター速度の数値を遅くするか、絞りを開けて。心療内科の通院にあわせ、
DPEショップに現像を依頼した。自宅に戻ってパソコンに写真のデータを転送。

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見違えるほどのいい写りをしているではないか。うれしい驚きだ。フィルター
のおかげでもあるだろうし,露出をわずかだが変えてみたことも結果的に正解
だったようだ。前回の撮影で,このカメラはいい写りはあまり期待できないの
ではないか。などと落胆しかけていただけに,感動ものでもある。古いカメラ
とレンズなので,逆光にはやはり弱いが,これだけのいい写りなら不満はない。

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1962年の発売。レンズは開放でf2.8/47mm。オート露出はセレン電池で機能を
する仕組みだが,この個体のは今はもう生きていない。完全なマニュアル撮影。
それも楽しみだし。シャッターの切れる位置がかなり深いが,慣れの問題だし,
感触は悪くない。他社のレンジファインダーカメラに多い、チューンといった
情けない音でもない。きちんと撮影ができましたよ、と安心ができそうなほど
の歯切れのいいシャッター音と感触だ。カメラの底部にあるフィルム巻き上げ
のトリガーもいい。撮影後のフィルムの巻き戻しクランクはカメラの左側面に
あってなかなかいいデザインなのだ。修理に費用がかかってしまったがやはり
入手できてよかったと思えるカメラだ。私にはカメラを見る目があるらしい?




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