ひさしぶりのフェイクライカ。Zolki-1。また撮影をしたが、
途中で何カットか、巻き取りの操作が、うまくいかなかった。
そんな感触が。たぶん二重の露光をしてしまっているだろう。
これまでも何度かあった不具合だ。かなり古いカメラなので、
さらにいえば、ロシアで、半世紀も前に作られたものなので、
どこかしら、おかしな箇所があるのだ。それでも私の個体は、
いいほうである。致命的な不具合がないのだから…。
露出が決まれば、すごくいい写真が撮影できるのだ。レンズ
もいいらしい。完全なマニュアルのカメラだ。自分ですべて
の操作をしなければならない。露出にはいつも迷うのだが…。
今回は、感度100の24枚撮りの期限切れのフィルムを使って
撮影をしたのだが、微妙な色あい以外は、やはりいい写りを
している。不具合が起きはじめた、およそ10カットめあたり
からフィルムにしわが寄りはじめていた。巻き取りの機構に
よくないことが起きているのだろうか。撮影をつづけるのが
怖くなって、途中でフィルムを巻き戻すことにした。
気をつけながら、これからも使うつもり。いいカメラだから。
現像をしてみたら、何故か最初の２カットだけが二重露出に。
とにかく、巻き取りと（巻き戻しも）不具合が気になるので、
これからは、12枚撮りのフィルムを使ったほうが、カメラの、
その部分に、負担をかけないのではないだろうか。限られた
少ないカットを、だいじに撮影する。それも愉しみだし…。