Fotobox．120規格のフィルムを使用する、かなりコンパクトなサイズの
古い外国製のカメラ．フォーマットは 6×6cmの正方形．12枚までの撮影
が可能．レンズは 75mm/F7.7と、私の感覚ではかなり暗い．シャッター
速度はB.1/25.1/50.1/100秒の3速．絞りはF7.7,11,16の3段階、ピント
は目測式で２m～．その表示もメートル．1959年ころから数年間？ハンガ
リーの首都ブタペストで作られていた．Momという会社のボックスカメラ．
今回も変則的な35mmフィルムで撮影を行ってみた．前回の遮光の問題を
自分なりに改善したつもりで．裏蓋のいわゆる赤窓，フィルムカウント用の
窓が完全に閉まりきらないので，黒いテープで遮光していても，わずかに光
が侵入していたらしい．ゆえに今回は何重にも遮光のつもりで黒いテープを
貼ってみた．…しかし今回もまた残念なことに、写真の一部が感光していた．
ただ全体の半分ほど．前回は2/3近くのカットが感光していたので，いくら
かの改善ではある．写り自体は悪くないので惜しい．本来このカメラで使用
する裏紙のある120ロールフィルムでは、こんな遮光の問題など起きないと
は思うのだが．実際120フィルムでの何度かの撮影では感光していなかった．
少し不安に．このカメラでは35mmフィルムは使わないほうが無難かもしれ
ないとも感じている．本来のそれほど広くないフィルムを装填するスペース
に規格外のサイズのフィルム=35mmを入れて撮影するので，裏蓋全体にも
負荷がかかっているはずなのだ．感光原因はそこにあるのかもしれないし．
