
かろうじて今も撮影ができる、キャノンのキャノネット。
昭和30年代のベストセラーのカメラだ。この個体は初代
キャノネットのマイナーチェンジ型らしい。フィルムの
感度設定が400までできるタイプ? 二重合致のピント
合わせにも、絞りのオートもマニュアル操作にも,問題
はないようだ。専用フードとレンズのキャップもついて、
オークションで百円で落札。故障を避けるため,出品者
の勧めにしたがって、送料が割高ではあるが、神奈川県
から宅配便~ゆうパックで発送してもらった。
レンズにやや不安があるという。バルサム切れのためか,
同心円の光沢?~ニュートンリング?のような光がその
内部に見えるらしい。写りに影響しなければいいのだが。
45mm/F1.9なので、室内のかなりの暗がりでの撮影でも
充分に,いい写りを期待できるはず。楽しみだ。
昨年末?に買って,使ってみた,キャノネットのQL17と
いう、そのシリーズの中期の機種が,とてもいい写りを
していた。この初代のキャノネットを使うということは、
レンジファインダーのカメラが好きな、集めて?いる私
にとっては、非常に意味のあることなのだ。などと…。
大きくて重たい。だが操作性はそれほど悪くない。いい
写真も出来あがる。素晴らしいカメラだ。私はそう感じ
ている。使う前からわかるのだ。カメラ好きの予感で。

これがニュートンリングらしい。実際に見てもよくわか
らない現象だ。レンズを接着させているバルサムという
ものの、経年による消失が、その現象の原因でなければ,
あるホームページの情報では,カメラのレンズの使用に
あたっては,そう気にすることもないそうだ…。私には、
レンズ内部のことも、よく理解できないことだが。