blueな日々

( Art で逢いましょう)

現実にあったこと

2010年08月13日 | NEWS

おもに第二次世界大戦を題材にしたドキュメンタリィ番組も,
昔はこの季節になると各局で放送していたものだが。視聴率
を稼げないので,制作者側は誰もが敬遠しているのだろうか。

先週の土曜日の午後には,TBSが平日の夜のニュース番組の
スペシャルとして「原子爆弾の二重被爆」についての番組が。
熱心に取材がすすめられていた。残念なことに途中から見た
のだが。多くのひとびとの苦難は、現実にあったことなのだ。

私が知っている、父親のことはわずかである。たぶん中国の
北部に出兵して,終戦時にロシア軍の捕虜になり,シベリア
抑留を経験した。父が日本に帰還できたのは,終戦から2年
ほどがたったころ。きわめて絵がうまかったので,なんらか
の便宜を与えられて,生き残ることができたのかもしれない。
シベリア抑留の話は,たんなる過去のこととして,部分的な
事実だけを,母親から聞いた記憶がある。私と父親の交流は、
ほとんどなかったから。両親は、はやく離婚をしていたので。

日曜日の夜。NHKの総合で,そのシベリア抑留の証言記録の
ドキュメンタリィ番組が。見ようか見まいか私は考えていた。

風のたよりで,父親が死んだと聞いたのは,もう十年以上前
になるだろうか。かなしみもさみしさもなかった。ただ父親
をおなじくする、異母兄弟の,私の弟のことが頭に浮かんだ
だけである。彼は関東に暮らしている。ずいぶん苦労をした。

…………
シベリア抑留のドキュメンタリィは火曜日の深夜の、つまり
水曜日の午前一時ころに、NHK総合で再放送が。横になって
番組の音声だけを聞いていたが,飲んでいたねむり薬が効き
はじめていたので,ながくは起きていられなかった。結局は,
番組の内容は、ほとんどわからずじまいに。




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