散歩の途中の花屋で,この春?に買った,山椒の幼木が3本。
背の高さは,おおげさにいえば,1メートルにもなろうかと。
毎日世話をするたびに,その姿に違和感をおぼえ,私は十分
の一ほどの高さに切ろうと考えた。そう考えればじっとして
いられずに,剪定ばさみで、いっきに、あっさりと。
ひと月ほどもたったころだろうか,ひとつの木の先端部分に、
新しい葉が姿を見せていた。季節外れに、むやみにも大胆な
剪定をしてしまったので,じつは私は,この山椒の木の生死
や成長が不安だった。おおげさではあるが、殺してしまった
のではないか?などと悩まされていた。うれしい眺めである。
他の2本も,たぶん、生きているのだろう。よかったね。
成長すれば,また小さな,香りのいい葉を,つぎつぎに開い
てくれるはずなのだ。料理にも使ってみてもいいのではない
だろうか。などと、この春にも、私は考えていたような…。
秋が深まりゆくころの,ある晴れた昼さがり。私はいくらか
落ちついていたのかもしれない。いや、落ちつきたいと思い,
植物の姿を見ていたのだった。そうだった。思い出した。
多肉植物の子株をひとつ,ネットのオークションで落札した。
リトープスという属名の,アフリカ原産種。詳細は今の時点
では不明だ。この多肉植物の正式名などを忘れずに、取引の
途中で、出品者に問い合わせてみるつもり。150円だった。
欲しい盆栽もいくつかあった。オークションで比較的,安価
に買えそうだった。しかし、どの品も、送料が割高なものに
思えて,今回はあきらめることに。また盆栽の苗などを買い
集めるのは,来年になって,早春のことにしよう。